2014年5月20日火曜日

最先端──未知なる道を創れると考えるか、崖っぷちと考えるか?

みなさん、こんにちは(orおはようございますorこんばんは)。
流通マーケティング学科の森岡です。

今回は、巷で話題の「3Dプリンタ」に焦点を合わせた話をしてみようと思います。

最近よく耳にする3Dプリンタですが、関連するニュースが日々報道されていることに鑑みると、世の中の注目度の高さがうかがえます。残念なニュースもあれば、医療にかかわる希望あふれるニュースも耳にします。

3Dプリンタは、その造形技術だけを見ればさほど新しいものではないものです。しかし、コンピュータ上でモノを設計するためのソフト(3D-CAD:キャドって読むみたいです)の普及、インターネット上でのデータのやりとりが一般的になってきていること、さらに、技術に関する特許の期限が切れ始めていることなど背景に、いつでも、誰でも、好きなときに、どのような形状のモノでも作ることができると期待されて注目を集めています。

さて、こんな魔法みたいな利器を手にしたとき、皆さんならどのように行動しますか?どのような未来が見えますか?

インターネットの開発・普及がそうであったのと同じように、もしくはそれ以上に、3Dプリンタは「産業革命」の中心技術になると主張する人もいます。そう主張する人は、きっと、ガラリと変わる可能性のある世の中の一端を3Dプリンタをとおして見ているのでしょう。

実は、昨年度、経営学部の小島喜一郎ゼミ・柳瀬典由ゼミが主導して学内ゼミGPを獲得し、「来るべきモノづくり新時代」における、特許・著作権問題、リスク問題、マーケティング問題を理系の研究室(工学院大学見崎研究室)と一緒になって考えてきました。具体的な内容はさて置いておいても、このプログラムで重要なものを得られたと思います。
何を得たかって?

プロジェクトで購入した3Dプリンタ
(愛称:Qちゃん) 

Qちゃんの挙動に興味津々のプロジェクト参加学生

Qちゃんで家紋入りオリジナル
iPhoneケースを印刷中!

端的に言えば、関連するニュースを見聞きして「ふーん、そうだろうね」と思える感覚を参加した学生は得ています。例えば、肺移植に関するニュースを聞いて「やはり、個人によってカスタマイズが必要な医療分野での活用は予想通り盛んになってきたな」と思ったり、銃作成のニュースを見て「あ、起きたら困るって予測していたけど、ついに現れたのね…でも本当に怖いのはここからなんだよなぁ」とコメントしてみたり。

世の中が新しいと思っているものを、そのときには既に当たり前に感じること。真の意味で最先端に身を置くと、それだけでアドバンテージを獲得できたりします。しかし、これは2つの意味で相当に難しいことです。

1つは、そのような世の中の激動期に、時間と勢いが十分にある学生時代に巡り会える可能性を考慮したときの難しさ。こればかりは、奇跡的チャンスと呼べるものかもしれません。

もう1つは、皆に先んじるために、自分の前には道があるとは限らない中で進まなければならない難しさです。最先端のポイントは、ともすればその先が崖になっているのか、道が続くのか不確かでしょう。

最後に、5月17日に74歳の誕生日を迎えられたアラン・ケイ博士の言葉を記しておきます。

The best way to predict the future is to invent it.
(将来を予測する最良の方法は、それを創り出すことである。)

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