2018年10月15日月曜日

タイ・バンコクで海外ゼミ研修を行いました

皆さんこんにちは。経営学部教員の柴田です。今回は8月下旬に行った、タイ・バンコクでの海外ゼミ研修についてご紹介したいと思います。バンコクでのさまざまな研修については、このBlogで何回か紹介してきました。
http://tkubiz.blogspot.com/2017/09/blog-post.html
http://tkubiz.blogspot.com/2016/09/blog-post_4.html
http://tkubiz.blogspot.com/2015/08/blog-post_24.html
これまでは泰日工業大学との相互交流が中心だったのですが、2018年度は泰日工業大学の都合が合わず、パニャピワット大学 (PIM) との交流となりました。今回の海外ゼミ研修のテーマは「日本企業の海外での事業展開と異文化コミュニケーションを学ぶ」というところにあり、見学先などもそれに合わせてアレンジしています。また、経営学部の山本晋先生のゼミとの合同研修となり、以下の写真の通り、30人の学生・院生の参加する大規模な団体旅行となりました。


8月23日(木)朝、羽田空港に全員集合し、空路バンコクに移動して、この日からバンコク市内のシーロム地区のホテルに宿泊しました。
8月24日(金)には、午前中アユタヤのハイテク工業団地内にあるキヤノンのプリンタ工場を見学し、日本人駐在員の皆さんからタイでのビジネスや生活について体験談をうかがうことができました。以下の写真は工場の建物の前での集合写真です。

キヤノンの工場では、社員食堂で社員の皆さんと同じような(多少「お客様用」にバージョンアップしていましたが、基本的には同じだと思います。)昼食をお出しいただき、実際にタイで働く場合と同様の体験をさせて頂きました。これは貴重な経験になったことと思います。
アユタヤのハイテク工業団地には、東レをはじめとしていくつもの日系企業が進出していますが、2011年には洪水があり、各社とも大きな被害が出ました。写真の背景となっている建物でも、床から1メートル以上の高さまで水が上がってきた、ということです。キヤノンの工場の復旧の経緯は、以下の「東洋経済ON LINE」の記事で読むことができます。
24日の午後には世界遺産にも登録されているアユタヤの歴史公園の遺跡を見学して、象にも乗ってみました。

8月25日(土)の午前中は、バンコク市内の見学を行い、エメラルド寺院、王宮、ワット・アルン(暁の寺)、ワット・ポー(涅槃寺)などを回りました。この記事のトップの写真はワット・アルン(暁の寺)で女子学生の皆さんにタイの民族衣装を着てもらって撮影したものです。(男性用の貸衣装はあまり需要がないのか、ほんの数人分しか用意がなく、このような集合写真になってしまいました。)また、以下の写真はエメラルド寺院の入り口での集合写真です。

さらに25日の夕方からは、滞在先のホテルにバンコク周辺に在住の本学卒業生の皆さんにお集まりいただき、海外で働くこと、海外で生活することの体験談をお聞かせいただきました。今回集まって頂いた卒業生の皆さんは、たまたま全員が経営学部卒の方たちで、話しが弾み、学生の皆さんも、バンコクでの生活をより深く実感できたことと思います。


8月26日(日)はグループ行動日として、何人かずつの小グループに分かれ、自分たちの見てみたいもの、行ってみたいところを回る日にしています。夕方からナイト・マーケットに出かけたグループが多いのですが、引率教員としては、とにかく全員無事に戻ってきたのでホッとしているところです。

8月27日(月)と28日(火)の2日間は、バンコクの北西部にあるパニャピワット大学 (PIM) を訪問して、27日は、日本語学科の2年生、28日は3年生と交流しました。このパニャピワット大学は、タイ国内でコンビニエンスストア・チェーンの7-イレブンを経営するCP ALLという財閥系企業が設立した大学で、学内にも7-イレブンが2店舗も出店し、学生のインターンシップなどにも使われています。さらに「働きながら学ぶ」ことが重視され、通常の経営学部や外国語学部などに加えて、カフェの運営方法を学ぶコースや、航空会社の客室乗務員や地上係員を養成するコースなど、職業に直結した学科もあります。27日の午前中には、学内見学に加えて、カフェの厨房設備を備えた実習室で、タイ式の紅茶の入れ方などの実習も行いました。

27日の午後は、5つのグループに分かれて、日本語を勉強中の2年生と一緒に学内の7-イレブンを見学して、日本のセブンイレブンとの相違点を議論して、なぜそのような違いが生じるのかをグループごとに発表してもらいました。

さらにこの日の夜は、シーロムにある「和食処みずこし」というお店を訪問しました。このお店は今回参加した学生のお父上が経営しているお店です。
日本企業の海外進出というと、大企業の現地法人を連想しがちですが、実際には、さまざまなかたちでの進出があり、私たちの身近なところでも国際化が進んでいるのです。

28日には、本学学生にもパニャピワット大学の3年生の前で英語でのプレゼンテーションにチャレンジしてもらい、さらに5つのグループに分かれて、電気自動車の普及についてどのように考えるかをディスカッションしてもらって、その結果を日本人学生・タイ人学生の両方から発表してもらいました。



8月29日(水)には、午前中にチャオプラヤー川の川岸にあるコンテナバージ(艀)用ターミナルを見学しました。ここは、日本郵船、商船三井、川崎汽船という日本の海運大手3社がコンテナ船事業を統合して設立した「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」の現地法人であるONEタイランドの運営する港湾施設で、バンコク周辺の日系企業の工場で生産された製品の多くもここから出荷されます。

さらに29日の午後には、今回の旅行の手配をお願いした日新航空サービスの親会社である、倉庫・物流大手の日新の持つ物流倉庫を見学しました。写真は、最初にレクチャーを受けている様子ですが、窓の向こう側は、顧客企業の製品や材料を積み上げた倉庫設備になっています。

以上のような訪問・見学日程を終えて、8月30日(木)夕方には全員無事に羽田空港に戻ってきました。このように、通常の観光客向けパッケージツアーでは体験できないような「日本企業の海外進出と異文化コミュニケーション」の実情を見聞・体験できたことと思います。タイで働く日本人ビジネスマンの皆さんが口をそろえて「これからASEAN圏との交流はますます盛んになり、ASEAN圏での事業に興味を持つ若手社員が必要」とお話しされます。これからもそのような人材育成に力を入れていきたいと思っています。

(文責:経営学部・柴田高)





2018年10月1日月曜日

アマゾンの2種類の実験店舗があるシアトルを訪れて


流通マーケティング学科の丸谷です。26回目の執筆です。私はグローバル・マーケティング論(簡単にいうと海外でどのようにマーケティングを行っていくのか)を専門分野にしているので、海外に出張に行くことが多く、このブログでもインド、チリ、中国、ペルーの出張の模様をこれまで取り上げてきました。 

今回は2017年度より科学研究費を頂いて行っている「ネット小売普及以降の小売国際化現地化戦略モデル構築のための研究」というテーマで、ネット小売が今後小売業の国際展開の在り方にどのように影響を及ぼすのかという研究のために、世界のネット小売を牽引するアマゾンの最新店舗を取材したので報告いたします。 

世界のネット小売を牽引してきたアマゾン・ドットコムは1994年米国ワシントン州シアトルにて創業し、現在も本部をシアトルにおいています。同社は米国だけではなく、イタリア、インド、オーストラリア、オランダ、日本、カナダ、スペイン、ドイツ、ブラジル、フランス、メキシコ、英国、中国、現在14カ国向けにネット小売を展開しており、昨年はアマゾンが通信規制の緩和に伴うスマホの急激な普及にあわせて積極的な展開をはかるメキシコにおいて取材を行いました。 

取材を行う中でやはり国際展開の方向性にも影響を与える先端的な取り組みの確認が必要だと考えるようになりました。先端的な取り組みの多くは一般的に状況のよくわかった本拠の近隣の店舗で行うことが多く、アマゾンも本部のあるシアトルで先端的な取り組みの多くを行ってきました。 

ちなみに、私は長年日本では西友を経営するウォルマートいう世界最大の売上を誇る小売業者にグローバル・マーケティング戦略について研究してきたのですが、ウォルマートも創業の地米国アーカンソー州に現在も本社を置き、実験的な取り組みの多くも本社近くで行うことが多いのです。



『ウォルマートのグローバル・マーケティング戦略(増補版)』創成社、2018年。


今回取材したネット小売を主に展開するアマゾンが実験的に展開を開始したアマゾンゴーとアマゾンブックスという2種類の店舗もシアトルから展開が始まっています。 

アマゾンゴーは無人コンビニです。無人店舗自体はこれまでも多く展開されており、日本でもミニストップなどの大手小売が自販機を使った形態の無人店舗を展開してきたり、最近では中国で最先端のスマホやアプリの技術を用いた無人コンビニがたびたびとりあげられています。 

アマゾンゴーの取り組みも一見すると、従来の取り組みとそれほど変わらないのかと考えがちですが、従来の取り組みの多くが有店舗を主に展開する企業が実店舗の補完的な存在として展開してきたのに対して、アマゾンゴーは発想が根本から異なります。アマゾンはあくまでもネット小売から始めており、ネット小売の補完的な存在としてのリアル店舗という発想です。 

視点の方向性の違いについては、アマゾンゴーを実際に訪れてみて強く実感しましたし、改善が進んだ2号店を訪れてさらに強まりました。 


無人店舗というと人員削減が目的と考える人も多いと思いますが、今回はアマゾンゴー1号店近くにホテルがとれたため、朝昼夕と時間をかえてある程度長い時間店舗をかけて観察してみると、人が担当した方が現状効率的な部分のみを人が行うという発想が垣間見れました。 

まず現状では顧客もなれていないため顧客自体が無人店舗になれていないため、顧客を誘導したり、問題が起こらないようにお酒売り場のIDをチェックしたり、次々売れていくファストフードなどの商品補充を迅速に行ったりしていました。
IDをチェックする店員さん
商品を補充する店員さん

アマゾンゴー1号店出入口
顧客がこの方法になれ、商品補充のやりやすさも追及できれば現在のような多くの人員は必要なくなるとは考えられますが、アマゾンはネット小売側の視点からリアル店舗の意味を突き詰めていることがわかりました。 

2号店はちょうど訪れた直前に開店したようなのですが、早速商品補充の改善などのためと考えられる多くの改善がみられました。特に大きな変更は1号店で分かりづらかった出入口の並びをしっかりとわけたことと、売れ筋商品を補充しやすいようにレイアウトを工夫したところのようです。2号店に関しては、1号店よりも詳細な観察は時間の制約でできなかったのですが、数時間の滞在でも立地の違いにあわせた品揃えの絞り込みなどの工夫も確認できました。

 
アマゾンゴー2号店出入口(入口と出口が別になっている)

視点の方向性の違いは、シアトルのワシントン州立大学に隣接するモールの入り口にあるアマゾンブックスでも実感しました。

モール入口にあるアマゾンブックス

店内には多様な工夫がみられました。ネット上で示されたレビューの結果を表示したり、子供が実際に本と触れ合えるスペースを用意するなどしたり、この本を読んだ人へのおすすめ本を確認できるなど、実際の店舗だからこそできる展示方法を模索したりしていました。


ネット上のレビューを店内表示

子供が本と触れ合えるスペース
この本を読んだ人へのおすすめ本

その他にもネットで得られた大量の情報を踏まえたセレクションがなされていたり、なるほどと思う発想が垣間見られました。



シアトルはアマゾンだけではなく、スターバックスの本部もあり、スターバックス1号店やイタリアのパン屋さんとコラボした焙煎の設備を備えた店舗なども見学できました。新たなビジネスチャンスの種を生み出す都市シアトル機会があれば訪れてみていかがでしょうか?
(文責:丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)










2018年9月24日月曜日

【学問のミカタ】甘酒ブームの加速を阻むもの・・・

2018.09.24

 東京経済大学の本藤です。
 世の中の大学は、そろそろ後期授業の開幕を控えて、帰省していた学生は帰京し始めたり、後期に備えてゼミ合宿があったり、はたまた夏休みのバイトの追い込みをしている人もいるかもしれません。
 高校3年生は受験直前期に突入しますね。高校2年生は、志望校によっては、そろそろギヤチェンジするシーズンです。

さて・・・
最近、スーパーマーケットやドラッグストアの店頭で「甘酒」を目にすることが多くなってきました。僕の甘酒のイメージは、赤い小さな缶。森永製菓の通称「赤缶」と呼ばれている甘酒を最初に思い浮かべるんですよね。


でも、この甘酒ですが、健康番組でしばしば取り上げられるようになっています。
『林修の今でしょ!講座』では、甘酒の"効能"として、睡眠不足解消、目の下のクマ対策、血圧上昇抑制、肌荒れ対策などが紹介されています(2016年3月15日放映内容から)。
『世界一受けたい授業』でも、花粉症対策としてレンコン甘酒が紹介されました(2017年1月28日放映内容から)。

それ以外にも、この夏は、熱中症対策として「冷やし甘酒」が様々なメディアで紹介されて、森永製菓からも歴史のある赤缶のほかに、青い缶の甘酒がスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストアの店頭で見かけるようになりました。


そんな健康食品としての甘酒ですが、これらの効能は店頭で謳ってはいけないんですよね。
店頭で「〇〇に効く」と表現していいのは、医薬品かトクホ商品か機能性表示食品に限られています。これらは十分な医学的根拠(Medical Evidence)を提出して認められる必要があるのです。
つまり、どんなに優れた効能があっても、政府から認められないと、単なる「食品」なのです。よく咳が出るときにハチミツ大根が家で作られるかもしれませんが、スーパーマーケットで「咳に効く」などと野菜売場で紹介してはいけないのです。
これは「薬機法」という法律で規制されています。
薬機法、正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」ですが、この第68条に「承認(又は認証)前の医薬品又は医療機器について、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告の禁止」という規定が定められています。(※引用:薬機法とは「薬事法ドットコム』http://www.yakujihou.com/content/yakkihou.html)


そうなると、甘酒などの「健康食品」は店頭での売り方が難しくなってきます。
知っている人は知っているし、知らない人は知らないとなると、研究成果の発表という形でテレビ番組や雑誌記事などを、どこまで拡散できるかも重要なプロモーションになってきます。


因みに、この「甘酒」ですが、この秋の本藤ゼミのマーケティング企画テーマになっています。コラボ先企業は森永製菓。森永製菓の甘酒は、1969年に誕生して、いま流通している"赤缶"は1974年に発売されました。驚くほど当時と外観が変わりません。そして、いまだにトップシェアを守っているのですが、健康ブームに乗って後発ブランドが急激に追い上げてきている状況にあります。

そんな制約がある健康食品「甘酒」ですが、みなさんであればどんな売り方を考えるでしょうか?
「売り方が難しいけど、どうしよう?」とか「売れてるけど、誰に売れてるの?」とか「もっと違う人に売れない?」というような問題意識や目的意識をもって過ごすことが、マーケティングのセンス育成につながります。

文責:本藤貴康(担当科目:流通論、流通マーケティング演習)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/


【学問のミカタ】
東京経済大学では、各学部で高校生向けに分かり易く専門分野の教員がブログを公開しています。是非、お立ちよりください。

経済学部ブログ「η > δ:習慣は目先にまさる
コミュニケーション学部ブログ「https://comtku.blogspot.com/
現代法学部「「なので」のなやみ
センター日記「教員の「夏休み」
キャリアデザインプログラム「就職活動ではなく「入社活動」を!








2018年9月18日火曜日

「先生、参考文献がありません!」:本当に必要な情報を手に入れるための文献検索法

 経営組織論担当の山口です。夏休みも残り少なくなりました。東経大では、9月20日から2期の授業が始まります。
 東経大では、1年間のゼミの研究成果を報告する「合同ゼミ報告会」が毎年12月に開催されるため(今年は12月8日(土)開催予定)、2期になるとゼミでの研究活動がかなり活発になります。
 さて、ゼミで研究活動を進めるにあたり、多くのゼミ生がつまずくのが、「文献検索」の問題です。「え?ググればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は、今の技術では、ググるだけで「目当ての」文献が発見できる確率は非常に低いのです。(だからこそ、みんな「先生、参考文献がありません!」とかけこんできたり、「一応文献は見つかったけど、この本で本当にいいのかな?」と不安になったり、苦労するわけです)

 そこで今回は、「本当に必要な情報(文献)を手に入れる方法」について、解説していきましょう。
 今回伝えたいメッセージを先にまとめておくと、以下の2つになります。

1.高度情報社会である現代を生き抜くためには、自分にとって本当に必要な情報だけを取り出す「検索スキル」が必要不可欠。それを身につけるには砂金採り式文献検索法」が有効である。

2.「砂金採り式文献検索法」を身につけるには「研究」が最適。大学に入ったら、是非ゼミに入って「研究」に取り組もう。
 
 以下、より詳しく見ていくことにしましょう。

1.「砂金採り式文献検索法」とは?

 まず最初に、以下の問題について考えてみて下さい。

 あなたは、川で砂金を採ろうとしています。できるだけ多くの砂金を短時間で効率よくとりたいのですが、あなたは以下のAとBのうちどちらの方法を採用しますか?

 A:川底の砂をザルでざっとすくい、不要な砂を振るい落としていく方法
 B:砂金だけを採りたいので、川底をよく見て、砂金っぽい粒を狙って1粒拾い、違った
  ら捨てて、次の1粒を狙って拾う・・・という方法

 おそらく、Bのほうが早く多くの砂金が取れそうだ、という人はあまりいないのではないでしょうか?(実際、砂金採り体験ができる施設の「砂金採りの方法」を見てみると、基本的にAの方法を採っているようです→写真参照)

出所:土肥金山ウェブサイト

 ところが、文献検索では、Bの方法をとってしまう人が多いのです。
 つまり、ネットの検索結果の中から砂金っぽいものを1粒(1冊)だけ選び、それを何日もかかって全部読んでゼミで発表し、先生やゼミ生に「それって『砂』じゃない?(あなたの研究テーマに関係ないんじゃない?)」と言われてしまう、という人です。
 悲しいことに、「本を読むのは得意じゃないから、できるだけ読む本を少なくしたい(できれば1冊だけにしたい!)」という人ほど、このようにしてムダな本ばかり何冊も読む羽目に陥ることが多いです・・・。

 実は、文献検索は砂金採りと同じ砂金(目当ての文献)を手っ取り早く見つけるには、最初から1冊だけ選ぼうとするのではなく、最初は砂も含めてたくさんの文献をすくいあげ、砂をザーっと振るい落として、砂金だけに絞り込む、というプロセスをふんだほうがよいのです。
 このことを、私のこの夏の文献探しのエピソードを紹介することで、示していきましょう。

(1)いかにして必要な情報にたどりついたか?:体験談1

 私は、今年の夏休みに、『マクロ組織論』というテキストの「組織プロセスとコミュニケーション」という章を書くという課題を与えられました。
 「え?先生はこのテーマについてよく知っているのでは?」と思うかもしれませんが、このテーマについて、私は10年以上研究しておらず、最近どんな議論がなされているかよく知りません。また、テキストを書くのは今回が初めてだったので、どのような情報を盛り込むべきか、自分の頭の中にある知識だけでは決められませんでした。そこで、テキストを書くのに必要な情報を入手すべく、以下のような手順で文献探しをしました。

手順1:どんな文献が「目当ての文献」かを明確にする
 まず、「組織プロセスとコミュニケーション」というタイトルや、『マクロ組織論』全体の章構成を見ながら、「編者の先生は、『組織においてコミュニケーションがどのような役割を果たしているか』を書いてほしいんだろうな」とあたりをつけました。そこで、「組織コミュニケーション」について説明している文献を検索することにしました。

手順2:検索する
 東経大図書館のOPACで、「組織コミュニケーション」で検索しました。
 ・・・ところが、ここでヒットしたのはたったの2冊。1冊は関係なさそうで、もう1冊はあまり参考にならないということがわかっている(すでに知っている)本でした。
 そこで、もっとヒットする件数を増やすために、「組織 コミュニケーション」で検索し直しました。その結果、ヒットする件数は50件に増えました。

手順3:検索結果から参考になりそうな文献をピックアップする
 ここで、検索結果をプリントアウトし、関連しそうな文献に丸を付けました。ただし、この段階では本のタイトルしか検索結果に出てこないため、本当に目当ての内容が書いてある本かどうかがわかりません。そこで次に、丸を付けた文献のタイトルをクリックして、目次をチェックし、本当にその本が使えそうかどうかを見ていきました。
 その結果、実物を見る価値がありそうなのは2冊にしぼられました。ただ、この2冊も「砂」である可能性はぬぐえず、検索は行き詰ってしまいました。

手順4:手順1に戻る
 そこで、もう一度検索の方針を立てなおしました。どうも、直接このテーマについて解説した本はなさそうです。そこで、「組織」「コミュニケーション」の2方向で捜索範囲を広げることにしました。第1の方向は、最初から「組織コミュニケーション」についての本を探すのではなく、より広く、組織論の主要なテキストの中に「コミュニケーション」について書かれた章がないかどうかを探すというものです。もう一つは、「コミュニケーション」について書かれたテキストの中に、「組織コミュニケーション」という章がないかどうかを探すというものです。検索したところ、合計で100件以上がヒットし、関連しそうな文献として丸を付けたものの中から、目次に組織コミュニケーションの項目がある本が10冊以上見つかりました。そこで、それらの実物を見てみることにしました。

手順5:関連文献の実物をチェックし、「砂」と「砂金」をふるいわける
 手順3で書いたように、この段階では、本の検索結果は全てプリントアウトし、関連のありそうな文献には全て印をつけてあります。そこで、それを見ながら図書館内をまわって本をピックアップしたり、自動書庫から出してもらったりして、集めた本を全て机の上に積み上げます。私の場合、この段階では30冊くらいは集め、1冊2~3分で内容をチェックし、「砂金」と「砂」をふるい分けていきます。
 1冊2~3分でどうやってふるい分けるかですが、まず、目次を確認して、組織コミュニケーションに最も関連しそうな章や節を特定し、そこだけをざっと読むのです(役に立つ記述が見つかったら、後でその部分がわかるように、付箋をはっておくといいでしょう)。別に全部読む必要はなく、(関連する部分の)最初だけ読んで「知りたかったことが書いてありそうだ」という感触があれば、「砂金」として分類し、「あまり関係なさそうだ」となれば「砂」として分類します。ここで注意すべきは、少しでも「砂金」の可能性のある本を「砂」と分類しないようにすることです。「砂」として分類された本はその後2度と読まないからです。なので、残そうかどうしようか迷ったら、残すほうに入れておきます。
 なお、「砂金」と「砂」を全て分類し終えたら、両方の背表紙を並べて写真を撮っておきます。(後で、「砂」をもう一度手に取らないようにするためです)
 私の場合、何度も図書館に行くのは面倒なので、少なくとも手順2~5までは、3時間くらいかけてまとめて1日で行ってしまいます。

手順6:「砂金=目当ての文献の中の、論文に関連しそうな部分」を熟読する
 今回の場合、この段階で、読むべき本は10冊くらいにしぼられました。といっても、1冊全部読む必要はなく、私が知りたい情報について書いてあるのはその一部なので、10冊全部足しても、本1冊読むより少ないくらいの分量にしかなりません。これをコピーして、重要な部分に線を引きながら熟読していきます。(もちろん、この段階で「これは関係ない」となったら、「砂」に分類してどんどん捨てていきます)

手順7:「いもづる式読書」で効率よく「砂金」を増やす
 なお、熟読していくうちに、「この部分についてもっと詳しく知りたい!」ということが出てくる場合もあるでしょう(結構よくあります)。その時は、その本がその部分で引用している参考文献をチェックし(よく、文章の終わりに(占部, 1974, p.220)などと書いてある、あれです)、それを読んでいけば効率よく「砂金」だけをピックアップできます。

 以上のようにすれば、「自分の研究テーマに関係のない本を何日もかけて読む」というムダなことをせずに、必要な情報だけをじっくり時間をかけて読むことができます。
 それだけではありません。「砂金」と「砂」をふるい分けるプロセスで、同じテーマについて書かれた複数の本を読み比べることにより、その分野の議論に土地勘をもてますし、「よい本」と「よくない本」を見分ける「目」をつくることもできます。
 「本を読むのは得意ではないので、できるだけ読む量は少なくしたい」「参考文献を探してみたけれど、この本で本当にいいのかどうか自信がない」という人は、是非上記の方法を試してみてください。
 

(2)「砂金」が「砂」に変わる!?:体験談2

 さて、私の場合、手順1~6までのプロセスでピックアップした本は、確かに全て「組織コミュニケーション」に関する本ばかりで、「砂金」であったのは間違いないのですが、全部熟読したうえで、「参考文献としては使わない(=砂)」として捨て去ることになりました。これらを読んでいるうちに、「従来の組織コミュニケーションの説明は、動機づけなどのミクロ組織論に寄りすぎているか、一般的なコミュニケーションの話に寄りすぎているかのどちらかで、マクロ組織論的に説明しているものがないじゃないか!」という問題意識を持ってしまい、「マクロ組織論の観点から、これまで書かれてこなかった組織コミュニケーションの話を書きたい!」という新たな目標が出てきてしまったからです。
 結局、この目標に向けて、もう一度文献検索のプロセスをやり直すことになりました。
 このように、論文の執筆プロセスは、テーマ設定→文献検索→文献熟読→執筆→完成という線形の(一方向的な)プロセスにはなりません。勉強が進むにつれて理解が深まり、それがテーマ設定の変更につながることもあるからです。(私の場合は、文献熟読まで来て「振り出し(テーマ設定)」に戻りました・・・)
 ですから、研究は早めに取りかかり、上記のプロセスを行ったり来たりしながらよりよいものを目指したいものです

2.自分は「研究」がしたくて大学に行くんじゃないんだけど?という人へ

 この「砂金採り式文献検索法」は、研究にしか役に立たないように見えましたか?
 そんなことはありません。
 現代は、膨大な情報があふれる高度情報社会。自分にとって不要な情報を振り落とし、必要な情報だけを入手する「検索」能力があるかないかで、何をするにも差が出ます。例えば、海外旅行に行くとき、研究者に「安くていいホテルに泊まれるプラン」を探させると、「どこから探してきたの?」と思うくらいいいプランを見つけてきてくれたりします。研究者は、別に旅行の検索ばかりしているわけではありませんが、普段から研究に必要な文献やデータの検索をしまくっているので、情報の検索及び取捨選択に慣れているのです。
 今や、就職活動も「情報戦」の様相を呈しています。「就活ではこうすべき!」という情報に振り回され、どうしていいかわからなくなって混乱してしまう人もいれば、必要な情報だけを効率よくとりこんで余裕をもって就活に臨む人もいます。
 研究を通じて「情報検索能力」を高めておくことは、現代社会に生きるどんな人にも必要な「教養」なのではないでしょうか?



注)なお、今回は図書館のOPAC(蔵書検索システム)を使った「書籍」の検索方法に焦点を当てて情報の検索方法を解説しましたが、研究では、図書館の蔵書だけでなく、他の書籍・論文・国などが公表しているデータなど、あらゆる種類の文献を参照します(もちろん、上記のテキストの執筆でも、図書館の蔵書以外の多くの文献・論文を参考にしています。)論文の検索方法などについても、基本的な考え方は同じです。上記の方法は私が自分で考えてきたものですが、これを参考に、皆さん一人ひとりに自分なりの検索方法を編み出してもらえれば、と思っています。

参考文献
土肥金山ウェブサイト(https://www.toikinzan.com/play/)2018年9月17日閲覧.


(東京経済大学経営学部准教授 山口みどり)

2018年9月10日月曜日

海外ゼミ研修@中国

毎年、夏休みにゼミ研修旅行で海外に行っています。
今年は、8月22日から31日までの9泊10日で、
上海・広州・深圳・香港を周ってきました。
中国は2011年に続いて2回目の訪問です。

企業7社を訪問させていただいた他、
協定校である曁南大学(きなんだいがく・Jinan University)での交流、
深圳のインキュベーション施設である深圳湾創業基地や
民生ドローン市場でシェア7割を占めるDJI社さんのショールームを
見学させていただきました。












中国市場において、各社がどのような戦略をたて、
どのような事業活動をしているのか、
環境規制を含めたさまざまな規制が事業活動に与えている影響、
拡大するEC(電子商取引)への対応、
ローカル人材のマネジメント等について、
まざまなお話を伺いました。






また、日本でも取り上げられているQRコードを用いたモバイル決済をはじめ、
情報技術をどのように活用しているのかも見ることができました。
観光客や中国国内に口座を持たない人間は利用できない不便なシステムですが、
航空券や鉄道のチケット、レストランや屋台での食事から
道端でフルーツを売っている人に対してスマホを使っての即時決済です。



渡航前は、衛生状態、交通ルールやマナー等に対する不安を感じていた学生も、
日本での(恣意的ともいえる)報道とは異なる状況に驚いたようです。
自分の目で確認することの重要性を認識できたと思いますので、
今回の経験を踏まえて、情報リテラシーを高めるための取り組みも
ゼミ内でしていきたいと思います。



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協定校である曁南大学では、曁南大学に留学中の
オーストラリア・インドネシアからの学生8名と交流をしました。





今回の研修を踏まえ、ゼミ活動はもとより、
さまざまな活動に積極的に取り組んでくれることを願っています。 
今回の研修成果を報告会で発表します
日時・場所が決まりましたら、本投稿に記載しますので、
ご興味のある方は、是非ご参加いただければと思います。

(文責:関口和代)



以下、参加学生の感想の一部を掲載します。

●普段の生活では、体験できないことが、中国での研修旅行で体験できたと思った。A社の方のお話にあった「変化があったら、その変化に柔軟に対応していく」ということが、とても印象に残った。これは、自分の生活において、物事の変化に対して、どういう形で物事を捉えて、どのように解決していくかだと思った。良い考え方や自分にない考えを吸収して、今の自分よりも成長していかないと、社会に出たときに困るのは自分自身だと感じた。また、異なる環境では、当たり前が通用しなくなってしまうということが普通にあるのだと思った。自分の価値観を広げて、さまざまな考えを持てるようになるためにも、人脈を広げたいと考えた。まだ、学生生活の時間はあるので、人とのコミュニケーションを大事にしていきたい。
今回の研修が人生初の海外だった。今までは、日本国内から一生出なくても生活していけるし、わざわざ海外に行く必要はないだろうと考えていた。しかし、実際に行ってみると、匂い、街並み、マナーや慣習など、自分の目で見て経験することの大切さに気付けた。また、海外駐在している方の話を聞くと、いきなり海外に行ってくれと言われて中国に来ている人も多かった。行きたくなくても、海外に行かなくてはならなくなった時に、自分ならどうするのかを考えるきっかけになった。今後は、今まで以上に海外に目を向けていこうと思う。
●今回の研修で私の考えが変わった瞬間は、駐在している方との懇談会の席である。最初は、大手企業のトップの方との夕食で緊張していたが、大変有意義な時間になった。特に、日本人の素晴らしい点に関する話と、これから社会を支えていく私たちのような若い人がもっと外に出て自分自身で体験して様々なことを感じてほしいという話が印象に残っている。話してくださった方は海外で仕事をする事が多く、海外の方と話をする際に日本人と聞いただけで相手の対応が変わる経験をされていた。その理由として、日本人は幼少期からの教育で礼儀は身についているし、基本的な知識が備わっていることがあるそうである。これは、海外にでた人達が基盤を作ってくれたからであるので、私たちもその方達に恥じぬように礼儀正しさを守っていかなければならないと感じた。
 また、海外に出て自分自身で様々なことを感じてほしいという言葉には、新聞やニュースで情報を得ることも大事だが、実際に海外に出てみると、自分で感じることが多くあり、それを大事にしてほしいという希望が込められていた。今回の研修でそれを実感した。中国は日本と近く、ニュースでもさまざまな情報があり知っているつもりになっていたが、行ってみると想像をはるかに上回る発展を遂げていた。今後は少しずつ海外に出て自分の目で現状を知り、日本との違いを感じながら良いところは見習い自分を成長させていきたい。
懇談会などで現地の日本の方と直接お話した時に、ほぼすべての方が言っていたのは、「若い今のうちから海外に触れておくべき」ということである。中国に住んで長い方もいれば、2年目という方もいた。それぞれきっかけは会社の異動などと言っていたが、海外にきて良かったという人が多かった。「中国にきて考えが変わった」「中国は日本よりも進化のスピードが速くて面白い」など、中国に対する良いイメージを持っていた。自分自身、研修前は中国に対するイメージは悪いものばかりで、東京よりも都会なところはないと思っていた。しかし、上海はとても賑わっていて、高層ビル、自動車や人の多さ等は、東京よりも規模が大きく、とても驚いた。中国に対する考えが変わった。これは中国に実際に来てみなければ分からないことで、日本で想像しているだけでは一生知らなかったことである。これを踏まえ、企業の方々が口を揃えておっしゃっていた「若いうちから海外に触れること」はとても重要であると感じた。今回の研修で、海外に行くことに対して対抗心や恐怖心はなくなったと思っている。今後、今回の研修で感じたことを生かして、海外に触れることを増やしていきたいと思った。
今回初めて海外を訪れて、日本では当たり前だと思っていたことが当たり前ではなく、この環境に感謝して生活していかなければならないと感じた。また、たくさんの企業に訪問したことで、商品を海外で売るためにはどのような段階を踏んで発売にいたるのかなどを学ぶことができ、非常に勉強になった。日本から出て学ぶこと、体感することが多くあり、とても有意義な10日間を過ごすことが出来た。今年度の経験を活かし、来年度は事前学習なども含め、もっと濃い内容の研修をしたい。
●懇談会では、中国で働いてみて、日本人との考え方の違い、政府の取り組み、世界へ出ることの大切さなど様々なことを学ぶことができました。その中でも自分が聞きたかったこの研修の重要性の話はとても興味を持って話を聞くことができました。去年ミャンマーを訪問して少しは理解することができていましたが、改めてこの研修の重要性を知ることができました。「自分の目で確かめたことがない情報が飛び交うこの世の中で、数日でも海外を訪問することは今後の人生に大きく影響する」と懇談会でお聞きし、研修を通して本当にその通りだと感じました。
●2回目の海外研修も大変有意義な時間を過ごすことができたと思う。最初は中国に対してマイナスのイメージを抱いており、正直あまり行きたいとは思っていなかった。しかし、ミャンマー同様に実際に現地へ行き自分の目で確認することでそのイメージは覆った。中国は予想以上に環境が悪いわけでもなく、ホテルも綺麗だった。上海には多くの日本人が暮らしており、とても生活しやすかった。尖閣問題以降、日本では中国に対してマイナスイメージを持たせるような報道が多くされおり、それにより多くの日本人が中国に対しての偏見を持っているのだと思う。自分の目で確認したことで悪いイメージを払しょくすることができてよかったと思う。

2018年9月2日日曜日

2018 夏休みの出来事(オープンキャンパス他)&ゼミ活動報告(小木ゼミ通信vol.28 夏休みの出来事、企業コラボ、日経円ダービーなど)

 夏休みの出来事①


 マーケティング論、ソーシャルマーケティング論担当の小木紀親です。

 今年は頑張って、8月は外の仕事は断り続けました。というのも、今年の夏は、どうしても論文2本と、著書執筆や著書改訂をせねばならないからでした(結局、執筆の仕事はしてしまっているのですが、、)。しかしながら、学会の論文査読、某協会のレポート採点、講演・研修、審議会やらで執筆活動以外にもポツポツとやっていたようです。現在も、仕事で山形県に初めて訪れておりますが(あと宮崎県に行ければ日本全国制覇です)、仕事の合間にこのブログを書いております。


 さて、昨年の今頃の自身のブログをみたら、映画「君の膵臓を食べたい」を見に行った話をしていたようでしたが、やはり今年も同じ現象が起きました。執筆仕事から逃避して、映画に行ってしまったのです(家から徒歩で行けるのがよくない!)。

 今年は、「コードブルー劇場版」と「ジュラシックワールド」と2回逃避行いたしましたが、とりわけ、朝一で行った「コードブルー」で面白いことがありました。
 シアターの真ん中の列はプレミアムシート(10席)になっているのですが、最後の1席空いていたので、座席をそこにしました。シアターに行ってみると、なんとその列9席はすべてオヤジで埋まっているではありませんか。若い子たちに混ざるのは嫌だなあと思っていたところ、オヤジばかりでびっくり致しました。そそくさと自分の席に座わると、たまたま左隣が高校時代の同級生ではありませんか!?お互いに「何してんの!?」の状態。ところで、彼は医師なのですが、彼の話によると、この列のほとんどは医者だと思うよとのことでした。どうやらコードブルーはお医者様にウケがよろしいようです!彼曰く「勉強になる」らしいです。確かに左隣の方(たぶん医師)は、劇中の出来事に対して、何やらずっと一人で医療専門用語をつぶやきながら突っ込んでいまして、映画よりもそちらの方が気になってしまいました。
 映画は、10年前の最初から好きなドラマだっただけに大変満足いくものでした。


 夏休みの出来事②

 8月1日のオープンキャンパスのお手伝いをしてきました!

 今年も、オープンキャンパスは初日から大盛況で、昨年を上回る来場者がありました!ここのところ、ずっと来場者数は更新中です!


第1会場は朝からびっしりでした!高校生とその家族の熱さが伝わってきます!

 8月1日、開始前に会場を覗いてみたのですが、すでに会場はかなりヒートアップしていました!10:00~の大学案内やオープンキャンパス内メニュー紹介の時点では、第3会場までびっしりでした。

 今年のオープンキャンパスも、とにかく大盛況!


 私の役どころは、学部の個別相談とゼミ発表会でした。とりわけ、小木ゼミのゼミ発表には多くの来場者が来て下さり、説明するゼミ生もしっかりと役目を果たしてくれていました!

 小木ゼミの活動報告では、個人研究、企業コラボ、就職支援活動の3本柱にした活動の内容をお伝えしました。とりわけ、企業コラボとしては、次の3つを紹介させていただきました。

①地域活性化プロジェクト:Web「国分寺物語」の企画・運営
②国際貢献プロジェクト:TFT(テーブルフォートゥー)×大学生協×小木ゼミによる健康ランチ企画・販売
③こんなお菓子あったらいいなプロジェクト:イーグル製菓とのコラボによるお菓子の新商品開発

小木ゼミのゼミ発表風景です!

 ご来校、ご来場の皆様、ありがとうございました。

 心より感謝申し上げます。




 企業コラボの進捗状況&日経円ダービーの結果

①.こんなお菓子あったらいいなプロジェクト


*現在、ゼミ生それぞれが個々人でプレゼン案を考案中です。
 今年も、乞うご期待!


②.Web「国分寺物語」プロジェクト

*夏のオープンキャンパスで取り組みを紹介させていただきました!

*9月初旬に、国分寺第2中学にてレクチャーを行います!


③.TFTプロジェクト

*7月に2週間行ったTFTランチの販売が大好評のうちに終了いたしました。お買い上げいただいた皆様には感謝申し上げます。食数×20円を、アフリカの子どもたちの給食に寄付させていただきます。また冬にTFTランチを行います。

*夏のオープンキャンパスで取り組みを紹介させていただきました。また、本オープンキャンパスでは、学食体験メニューの1つの「ふわとろオムライス」を生協と一緒に考案させていただきました!

*7月20日㈮に東京経済大学生協の記念イベントでTFTの取り組みを参加の皆様にお話しさせていただきました!


④.日本経済新聞学生対抗円ダービー                                      
 
 7月14日㈯付 日本経済新聞朝刊に、日経円ダービーの第1回目の結果が出まして、なんと、小木ゼミが3チームが全国20位以内にランクインしました!第2回目を合わせた総合順位は、1チームが全国総合9位になりました!よく頑張りました。おめでとうございます。


7月14日付 日本経済新聞 朝刊 日経円ダービー第1回目結果

 また、総合結果が8月25日に日経新聞に掲載されましたが、総合順位では13位に1チームランクインでした。参加の皆さんお疲れさまでした。

以上です。