2015年9月14日月曜日

命を守る防災体験学習

はじめまして、吉田靖です。
以前から防災をテーマに今回のこのブログを書く予定でいたのですが、
今月は、茨城県常総市などで豪雨による大きな被害が出てしまいました。
みなさんはご無事でしょうか?
被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。

テレビなどで見ていると、多くの人が「こんなのは初めて」とインタビューに答えていました。
本当に大変だったと思います。

このような被害が発生すると、防災の大切さを改めて認識しますが、全ての面で
安全・安心な場所はないと考えて、事前にできるだけの備えを、各個人も、
各組織も、当然企業もする必要があります。

吉田ゼミでは、企業のいろいろなリスクを扱っていますが、
その一環として7月に東京臨海部の有明にある
防災体験学習施設「そなエリア東京」に行って体験してきたところでした。
その施設の公式サイトはこちらです。
http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/index.htm

今回、団体としてガイド付きツアーでしたが、個人でも見学は可能ですので、
是非お出でになることをみなさんにお勧めします。
下の写真は震災直後の被災した街にいる想定で、どのようなことが大事かを体験学習しているところです。


その他に震度7の強い揺れの体験をしてもらった学生もいます。
ゼミ生は次のような感想を話していました。


外出先で震災が起こった時の、72時間生き残る方法を学べて良かったです。
備えておくべき物が分かったので用意しようと思いました。
震災の恐ろしさと非常食等の備品を準備することの大切さを改めて知ることができました。
震災発生時に生き残るためには様々な「そなえ」が必要なのだと思いました。
自宅に非常食を置くところから実践していきます。

そなエリアは、小さい子供を連れてきている家族だけではなく、
二十歳ぐらいの男子グループもいて幅広い年代の人が訪れていて驚いた。
震度7を体験して、地震の時は立ち上がれないということがよくわかった。
揺られている時は、頭が凄い振り回されて首が痛くなるかと思った。

今回そなエリア東京でもし震災が起こったらどう対応すべきなのかを学んで、
地震はやはりとても怖いものだと感じました。
もし、大きな地震が起きてしまったときは今回学んだことを実践できればいいなと思います。

東海地震や首都直下型地震の危険性が議論されている最近に
こうした体験ができたのは非常に有意義であり、
普段なかなか実感しづらい防災について学べたのは危機管理の観点で良かったと思います。
私自身災害について漠然とした知識しか無かったので
今回の体験を通してこれほど多くの物資や知識、避難行動が必要だと知り驚きました。
この経験を万が一に備え活用したいと思います。

模擬震災の部屋で、大きな音や赤色灯により想像よりも疲れた。
実際に地震が来た時のために心構えが必要だと感じた。

首都直下地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。
今回そなエリアで教えていただいたことを忘れずに、
いざという時に冷静に正しい行動ができるよう、これからも備えていきたいと思います。

見学終了後は、私が以前勤めていた街の築地まで行き、築地市場を少しだけ見て、
皆でランチを食べて解散しました。

下の写真は、築地から隅田川に架かっている勝どき橋前での吉田ゼミの集合写真です。




さて、このブログは9月14日にアップしていますが、
吉田ゼミでは丁度9月14日からゼミ合宿で東北地方に参ります。
途中、三陸鉄道北リアス線特別列車にも乗車予定です!
私が次に書くときはそのご報告をする予定ですので、どうぞ期待下さい。 

吉田 靖 (よしだ やすし、経営財務論、基礎経営学など担当)