2019年1月21日月曜日

【学問のミカタ】山本聡ゼミ、最優秀賞への道!!:なぜ、山本聡ゼミは学外コンテストに参加し続けたのか?

山本聡です(中小企業経営論 担当)。私がこのブログを書くのも後2回。2013年10月7日に1回目を書いて、これまで合計30回くらい書いてきました。山本聡ゼミは東京経済大学の活動を終わりにして、やり方を変えることになります。

その最後の年度に、ついに山本聡ゼミが成し遂げました!! 西武信金主催の知財活用スチューデントアワードにて、 東京、埼玉、茨城、静岡、長野の5地域19校40チームと競い、最優秀賞を獲得したのです!! ばんざーーい!!

2018年度 知財活用スチューデントアワード最優秀賞のトロフィー!


思い起こせば、2013年11月に初めて、学外コンテストに参加して以来、苦節6年の道のりでした。今回は「学問のミカタ」ということで、これまでの道のりを振り返りつつ、学外コンテストに参加し、他大と競い、受賞することの意義を書いてみようと思います。

1.学外コンテスト参加は本当に辛いのです

 正直、教員にとって、学外コンテストの参加はとてもとても辛いです。指導にかける時間は数倍になります。ゼミ生のモチベーションを鼓舞したり、コンテストを勝ち抜くための戦略を考えたり、ゼミ生のフィールドワークにつきあったり、、、とやることが目白押しになります。ゼミ生も大変だけど、その何倍も教員に負担がかかるというのが正直なところでしょう。

→ この記事を読んでいる高校生の皆さん、将来、ゼミで学外コンテストに参加することがあれば、是非、先生を労わりましょう。皆さんが思っている10倍、先生は疲れていると考えた方がよいです。
→ ゼミ生、この言葉は私からのメッセージですよ(笑)

 それでもコンテストを勝ち上がれば、良い思い出になるのですが、敗退すると、ゼミ生だけでなく、教員も心が折れそうになります。ある方からのお誘いで、山本聡ゼミは学外コンテスト参加を始めたのですが、最初の二年は予選敗退ばかりで、

「もうこんなことやめよう」

とずっと考えていました。学外コンテストの敗退は、

「ゼミ生の研究がよくない」、「教員の指導が悪い」

と審査員から突きつけられるようなものだからです。経験しないとわからないのですが、これは本当に辛い、辛すぎる。「なんで、あんなに時間をかけたのに」と考え、夜寝れないこともありました。ゼミの空気が悪くなったこともあります。

予選敗退すると、こんなふうになります

2.なぜ、学外コンテストに参加し続けたのか?

 では、なぜ、山本聡ゼミは学外コンテストに参加し続けたのでしょうか。私は

ゼミ研究をいかに真剣に評価されるようにするか
ゼミ生がその評価をいかに真剣に受け止めるようにするか

この二つを常に考えていました。私の指導力が不十分だったこともあり、山本聡ゼミの中だけで研究指導すると、どうしても馴れ合いになってしまいます。いかにゼミ研究に教員とゼミ生が真剣になるか、その解答の一つが学外コンテストの参加だったのです。学外コンテスト参加により、教員とゼミ生のモチベーションが上がることを期待したわけです。

 加えて、経営学は実学です。経営学の研究は最終的には企業や社会に貢献できるものでなければいけない。学外コンテストの審査員は往々にして、実務家であるため、そうした部分の質の向上も期待できました。

3.3年目から突如、受賞するようになる

 上に書いたように、最初の二年はまるでダメでした。ところが、三年目から突然、学外コンテストや懸賞論文の受賞が続くようになります。私が研究指導のコツを掴み、それにゼミ生が少しずつ呼応してくれるようになったからだと思います。それでは、山本聡ゼミの歴代の受賞の写真を紹介します。

2017年度 知財スチューデントアワード 優秀賞(2位)

           2017年度 多摩の街コンペ 優秀賞&奨励賞

                                      2016年度 多摩の街コンペ 優秀賞

       2016年度 知財活用アイディア全国大会 ファイナリスト賞

                                      2015年度 多摩の街コンペ 優秀賞

           2015年度 商工総研 中小企業懸賞論文 準賞



4.優秀賞が続き、、、ついに最優秀賞!!

 しかし、毎回あと一歩及ばず、最優秀賞には届いていませんでした。忸怩たる思いをしていたのですが、2018年12月に知財活用スチューデントアワードで、ついに山本聡ゼミ生が最優秀賞を獲得したのです!! これには私も感無量でした。一つのことを成し遂げた気がしています。

知財活用スチューデントアワードでのプレゼン


山本聡ゼミの活動は場所とやり方を少し変えることになりますが、これからも続きます。

文責:山本聡(中小企業経営論)
【学問のミカタ】
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