2014年2月16日日曜日

大学の「顔」




こんにちは。経営学部でリスクマネジメント論および保険論を担当しております柳瀬です。度目の担当です。今日は、大学の「顔」ともいえる図書館について、お話をしたいと思います。本日、皆さんと一緒に考えたいのは、「大学の“顔“を創るのは誰か?」ということです。

 実は、本学の図書館はこの4月に新図書館として生まれ変わります。現在、急ピッチで館内の整備が進められ、新学期からの本格稼働を目指しております。先日、図書館員の案内で、開館前の館内を見学させてもらいました。本学の図書館の蔵書は、経済・経営関係を中心に相当な規模です。かなりマニアックな本もたくさん所蔵されています。ワクワクします。私たち大学教員にとって、ここは、まさに「興奮する場」なのです。


<急ピッチで進む蔵書整理>

 前置きはさておき、図書館といえば膨大な種類と量の「書籍」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。もちろん、その通りです。ただ、最近の図書館は「書籍」だけではなく、専門的な「データベース」も完備しているという点、これも見逃すことはできません。

 そもそも、「データベース」とは、特定のテーマに関連した様々なデータを集約・管理することで、ユーザーが容易にそれを検索し利用できるように整備されたものをいいます。たとえば、「全国のコンビニエンスストア等で先月か月間に販売された乳製品の銘柄」という特定のテーマに関するデータを集約・管理している「データベース」があるとします。皆さんは、この「データベース」を活用することで、最近の売れ筋の乳製品を分析することができます。これにより、直感的な言い回しだけではなく、「数字」に裏づけられた丁寧な議論が可能となります。

 実は、本学図書館では、国内外の様々な「データベース」を整備しています。特に、東京“経済”大学だけあって、企業の売上高や利益、株価といった「会社の数字」に関する「データベース」は大変充実しています。たとえば、Quick という会社が提供する企業財務に関する日本有数の「データベース」があります。この ”Astra Manager” と呼ばれる「データベース」を使えば、全国の上場企業の「会社の数字」を過去数十年間にわたって入手することができます。 ”Astra Manager” は、運用会社のファンドマネージャーや証券会社の調査部門など、いわゆるプロ中のプロが仕事で使う「データベース」でもあり、かなり専門的で詳細なデータの分析が可能です。

 と、ここまでの話を聞いて、皆さんの中には、次のような疑問を持つ方がいるかもしれません。「企業分析のプロが使うような専門的な“データベース”を、まさか、大学生が使いこなせるはずがないだろう」と。いえいえ、舐めてもらっては困ります。ゼミナールでの研究、懸賞論文や卒業論文の執筆など、本気で取り組んでいる学生の中には、時期によっては一日中、「データベース」にのめり込む者も少なからずいます。彼らは、熱中することで、次第にそれを使いこなせるようになっていきます。要するに、「手を動かしながら繰り返す」ことで、誰でもある程度の分析はできるようになるのです。

 もちろん、図書館では、随時、「データベース」の活用方法に関して、講習会を開きます。たとえば、「会社の数字」と格闘したい本気の学生には、またとないチャンスです。講習会では、「データベース」提供会社からその道のプロを講師として招へいし、講義を行ってもらいます。そこでは、本学教員も一緒に講習会に参加し、学生と一緒に学びます。さらに、2014年度からは、経営学部1年次の講義「基礎セミナーⅡ-企業財務分析入門」を開講します。ここでも、「データベース」を活用した企業分析の基礎を学ぶことができます。


<「データベース」講習会の様子>

 こうして、「会社の数字」などの実際のデータを、繰り返し「触る」ことを通じて、学生の中にはその楽しさを実感する者も出てきます。こうなったら、もう大丈夫。放っておいても、一日中、「データベース」にのめり込みようになります。

 あとは、熱中する学生の「たまり場」が必要です。嬉しいことに、新図書館には「データベース室」という部屋が、新たに設置されます。ほぼ間違いなく、ここは、彼らの最初の「基地」になることでしょう。



<新図書館に設置されるデータベース室>

 さて、ここまで読んでいただいた方には、冒頭の私からの質問、「大学の“顔“を創るのは誰か?」という問題の答えが見えてきたのではないでしょうか。そうです。学生、教員、職員...の興奮。つまり、利用者の「ワクワク」が大学の「顔」を創るのです。もちろん、利用者の大半を占めるのは学生ですから、彼らが、図書館で本気で熱中できる「何か」と出会うことができるかどうか、これこそが何よりも大切なことです。たまたま、今日は、「データベース」のお話をしました。言うまでもなく、他にもたくさんの出会いが、図書館にはあるはずです。

 「仏作って魂入れず」なんてことにならないよう、ぜひ、新図書館で「ワクワク」を見つけていきたいと思います。皆さんもぜひ、ご一緒に。



【参考URL: 図書館データベース一覧】

http://www.tku.ac.jp/library/db/dblist/


(文責)柳瀬 典由 (経営学部教授)
  


2014年2月9日日曜日

小木ゼミの1年(小木ゼミ通信 vol.2 ~小説は実に面白い&沖縄にて 他~)

 こんにちは、マーケティング論、ソーシャルマーケティング論など担当の小木紀親です。

 今回は、小木ゼミ通信vol.2として、
①小説は実に面白い
②沖縄にて~小木ゼミコラボ「琉球豆豚」及び沖縄出張の模様~
③小木ゼミの1年
④ゼミ面接(2014年3月20日)について
⑤ゼミ選びのポイントについて
をご紹介いたします。

 ちなみに、私は、ゼミ選びのポイントとして、「教員のパーソナリティ及びそのゼミの雰囲気と、自分自身が合うか合わないかで決めた方がよい」と思っています(もちろん、それだけでは決まりませんが)。つまり、教員のパーソナリティとそのゼミの雰囲気をしっかりとみることが、まずは大事なことになるのかなと思っています。

 ☆小説は実に面白い

最近の小木の動きはいろいろとありましたが、とにかく年始までの著書の執筆から解放され、いまは好きなことをやって楽しんでいます!講義以外でも各先生方は様々な活動をされますが、私もいろいろと行います。

 たとえば、年末からここまで、専門書以外で、小説を10冊読みました!専門書も読みますが、ゆっくりと小説を読むのも楽しみのひとつです。なかでも、ダン・ブラウン著『インフェルノ 上・下巻』(あのラングドン教授シリーズの第4弾)は、前作の『ロストシンボル』が「はあ?」という感じだっただけに、まずまずだったと思います。すでに、2016年に映画の公開も噂されています。個人的には、『天使と悪魔』や『ダビンチコード』には及ばないと思うのですが。。。
 また、『ビブリア古書堂の事件手帖5』や『秦の始皇帝』は、出張や旅行に連れて行きながら、ちびりちびり読みました。ビブリアは、あと2巻で終わるようです。最新刊の5巻を読み終えたばかりなのに、早くも次が待ち遠しいです!勝手な予想ですが、ビブリアだけに、最後は「聖書」にまつわる話だったりして。。。『秦の始皇帝』は、マンガ『キングダム』に触発されて、いま一度読んでみました。中国を統一した秦王政はどのような人物かなど、いろいろと勉強させてもらいました。


 基礎ゼミや流マ入門で1年生から紹介された本も片っ端から読んでいますが、大好きな小説ですので、これからも楽しんでゆっくりと読んでいきたいと思います。

 また、映画も試写会を含め2か月くらいで8本ほどみています。思った以上に良かったのは『永遠の0』です。原作が良過ぎたこともあり、なかなか映画には難しいのではないかと思ったのですが良い出来栄えでした。

 総じて小説を読んだり、映画を見たりしている時は、実は忙しい時の方が多いですね。たぶんストレス発散の捌け口に使っているような気がします。ちなみに、きっちり仕事はしていますのであしからず。

 

 ☆小木ゼミ×㈱レビオとのコラボ企画「琉球豆豚」発進!

  さて、この間、いろいろと各地を周ったのですが、今回は沖縄出張の模様をお知らせします。

 先の本を引き連れ、1月31日~2月3日にかけて沖縄に飛びました。「国分寺物語」や「TFTプログラム」のコラボ企画に遅れをとっていた小木ゼミコラボ企画「琉球豆豚」の打ち合わせ、沖縄の地域活性化の動向の調査、さらには中日ドラゴンズのキャンプ地訪問のためです。

 1月31日は、セントレアから那覇に向かいましたが、同機には、ドラゴンズOB、TV局スタッフ、チアドラのお姉さん方もいて、すでに私は勝手にヒートアップ状態!

 とはいえ、こちらはまずは仕事からです。

 沖縄に着き、地域の取り組みを幾つか見て回りましたが、私の好きな今帰仁城が最高でした!なんと桜が満開!まるで春の陽気です。ここ今帰仁は、桜が日本一早く咲くところで有名ですが、ここの桜はソメイヨシノではなく、緋寒桜です。桜祭りのイベントで大いににぎわっていましたが、春節ということもあり、アジア系の外国人が特に多かったです(沖縄全体でも多かったあ)。

 まだ教えられないのですが、今回の地域見学では、ビジネスの種を幾つか仕込んでおきましたので、今後が楽しみです。講義にもフィードバックできたらいいなと思います。


 小木ゼミ×レビオによる「琉球豆豚」の打ち合わせでは、小木ゼミ生が作成したプロモーション報告書を提出し、それを基にディスカッションを役員の方々としてきました(ゼミ生の皆さんお疲れ様、かなり褒められましたよ)。これもなかなか面白い展開になりそうです。本当は、ゼミ生を何人か連れて行って、プレゼンしてもらい、そこに沖縄のマスコミを入れるという予定でいたのですが、ゼミ生全員にフラれてしまいました。まあ、金銭面のこともそうですが、就活とテスト時期だったので仕方がないですね。次回のお楽しみにしたいと思います。

 仕事の間隙をぬって(とはいえこちらもビジネスを仕込もうとしていますが)、毎年行っている中日ドラゴンズのキャンプ地を訪れました。前任校で教えていた、日本代表の守護神候補の浅尾投手が中日ドラゴンズに入団して以来、沖縄キャンプ地を訪問するようになりました。ここ最近では、巨人や阪神まで沖縄キャンプとなったため、沖縄はこの時期、えらいことになります。

 私が中日ドラゴンズの大ファンであることは、先生方やゼミ生の中では有名ですが(たぶんハンパではありません)、今年の予想は、ずばり「優勝」です!絶対的なエースがいませんが(吉見が戻るまでガマンです)、投手陣は粒がそろっていますし、なんといっても今年は打線が良さそうです。特に、周平、ルナ、ゴメス(阪神のゴメスより良い)は良かったです。昨年、低調だった和田、荒木、大島も好調そうですし、森野、平田、小笠原も元気でした。あとは、谷繁監督の采配次第です。


 ちなみに、中日ドラゴンズの滞在ホテルにも泊りましたが、同じ階に落合GM、谷繁監督がいて、何度か遭遇しました。さすがに落合GMには話しかけられませんでした。位負けです。

 ☆小木ゼミの1年

そろそろ入ゼミ試験の時期になりましたので、簡単に小木ゼミの1年をご紹介いたします。

 小木ゼミは、目標とする就職に向けてあらゆる仕掛けづくりを行います。そのための1年となります。主な活動は、演習シラバスに詳しいので、ポータルに配信されている全ゼミの演習シラバスをご覧下さい。

≪小木ゼミスケジュール≫
・4月 個人研究発表3年生、企業とのコラボ企画、新歓行事
・5月 個人研究発表3年生、企業とのコラボ企画、教員との個人面談
・6月 個人研究発表2年生、企業とのコラボ企画、教員との個人面談
・7月 個人研究発表2年生、企業とのコラボ企画、前期打ち上げ
・9月 夏合宿3泊4日、企業とのコラボ企画
・10月 個人研究発表3年生、企業とのコラボ企画、教員との個人面談
・11月 個人研究発表2年生、企業とのコラボ企画、教員との個人面談、小木ゼミOBOG会、小木ゼミ就職ガイドブック発刊(4年生制作)
・12月 個人研究発表2年生、企業とのコラボ企画、クリスマスパーティー&幹部交代式、経営学部ゼミ発表会
・1月 ケース、その他諸々、後期打ち上げ(就職出陣式)
・3月 卒業イベント、ゼミ面接
*ゲストスピーカーは、たいてい前後期1回ずつ行います。
*小木ゼミのメイン活動は個人研究であって、3年生までに卒業論文をおよそ終わらせることです。
*その他、非公式の行事は多くあるようです(女子会や学年会など)。
 

 とりわけ、夏合宿(9月中旬・3泊4日)は、小木ゼミにあって重要な行事のひとつとなっています。イベントが多くあり、1日目は研究発表を6時間くらい行い、その後は行事の連続です。真夜中のSPI試験、ゼミ就職相談会、食わず嫌い学年対抗戦、花火大会、BBQ大会、スポーツ大会、出し物大会~愛の劇場~、サプライズイベント、愛のエプロン大会(グループ対抗で各自のランチを作り、それを小木に食べてもらう行事)、企業見学と、もうまさにてんこ盛りなのです。
 ここでは全員が全力投球して、燃え尽きます。そして、私はことあるごとにゼミがなんたるかをゼミ生に昏々と説き聞かせます。その結果、小木ゼミの結束がここに生まれることになります。ちなみに、私は合宿後3日間寝込みます(笑)。それだけ大変なのです。。。

 
 



                      
 小木ゼミの印象をゼミ生以外の学生に聞いてみたところ、個人研究がメイン、企業コラボしている、女子学生が多い、就職に強い、ガチゼミである、などといった意見が多かったです。この中では、ガチゼミというのだけは間違っていますね。拘束時間は他のゼミと比べてみてもそれほど多いとも言えませんし、自身の時間を限りなく尊重します(本当のガチゼミに失礼です)。ただし、決められたことはきっちりとやるという責任だけは重くのしかかります。そのため入念な下準備が必要とされ、ここが厳しいと呼ばれる所以になるのかもしれません。
 ちなみに、私は研究・勉強面で1度も怒ったことはありません。怒るときは、取り組む際の

             「姿勢(しせい)

に対してがほとんどです。この姿勢さえしっかりしていれば、就職はばっちりだと思っています。でもこれが難しいんですね。学生の皆さんは、そのあたりのところしっかりと考えてみて下さい。

 それと、大きな特徴のひとつに、4年生は演習(ゼミ)ではなく卒業論文(卒論ゼミ)を全員履修することがあげられます。これを履修して(今年度は11名が卒論を書き上げました。学部内最多です。)、卒論を書かないと小木ゼミOBOGにはなれません。したがって、就職が強いというひとつの要因として、他のゼミと違って全4年生とのつながりが最後まで続くことにあるのではないかと思っています。夏合宿あたりから、4年生によって断続的に3年生への就職相談会が小木ゼミ内で行われます。毎年の4年生制作誌の「小木ゼミ就職ガイド」は門外不出ですが、これがスゴイ!の一言です。お見せできないのが残念です!欲しい方は、小木ゼミに入って来て下さい。
 そういえば、一昨年、夏合宿の際、くやし涙を流していたH君は大手金融機関の内定を勝ち取り、いまや堂々たる指導を3年生にしてくれています。その他の4年生も同様で、実に頼もしいかぎりです。

 会社が求める人材とは、必ずしも成績が優秀な学生だけではなくて、礼儀さと明るさを持ち、決して裏切らない、理不尽さにも耐えうる学生であると感じています。その意味で、そうした重要性を肌で感じられる小木ゼミの1年は、ゼミ生にとってかけがえのないものになると思っています。

 毎年のことですが、就活に臨んだほとんどの学生が「ゼミ活動での厳しさに比べたら就活は楽でした」、「本当に、小木ゼミに入ってよかったです」などと言ってくれます。今年の年賀状でも、ほぼ全員が熱いメッセージを書いてくれて、実は不覚にも涙してしまいました。こうした一言のために、ゼミをやっているようなもので、「学生って成長するものだなあ、良いゼミになってきた。」と、毎年しみじみそう思うのです。

 教員とは不思議な生きもので、こうしたことだけで頑張れるのです。そういう意味では、とても単純で純粋です。

 ☆小木ゼミ新入ゼミ面接について


 さて、卒業するゼミ生がいれば、新しく入ってくるゼミ生もいます。

 そこで、2014年度の新入ゼミ生を迎えるにあたって、小木ゼミは入ゼミ面接を3月20日(木)12時~行います。教室は現在のところ未定で、3月中旬に発表されるはずです。以下、簡単な注意事項を示しておきます。

・TKUポータルで応募方法が示されるのできっちりとみておいて下さい。
・小木ゼミ希望者は、応募期間中に、TKUポータルにて小木ゼミへのエントリーを必ずして下さい。
・当日に、エントリーシート(A4・裏表1枚・手書き)と成績表のコピーを持参して、面接に臨んでもらいます。エントリーシートをお題に合わせてしっかり書いてきてください(TKUポータルで発表されます)。
・集合時間に遅れそうになっても、あきらめずに来て下さい。
・服装は自由です。
・面接は、私と主に新3年生で行います。順番で行うので、時間に余裕をもってきてください。
・小木ゼミの夏合宿では、全員が出し物にたずさわります(最終日の夜に4時間近くの出し物大会があり、小木も参加します)。出し物に参加できることを頭の隅においておいて下さい。

 ☆ゼミ選びのポイント

私論ではありますが、私は、ゼミ選びにおいて、「教員のパーソナリティ及びそのゼミの雰囲気と、自分自身が合うか合わないかで決めた方が良い」と思っています。つまり、やりたいことが〇〇であったとしても、そのやりたいことができそうなゼミの教員のパーソナリティとそのゼミの雰囲気をしっかりと見極めて、ゼミを選択することが大事だと思っています(もちろん、それだけでは決まりませんが)。ゼミの雰囲気などについては、できれば自分自身で見聞きして判断するのが良いかと思いますが、もし先輩などから聞くのであれば話半分にとどめておくのが良いでしょう。また、グループ一緒でしかゼミに入りたくないという人たちがいますが、これはあきらめた方が良いでしょう。ゼミはお友達とやる場所ではありませんし、ゼミへの熱い気持ちがあれば全員通ります。大事なのは、そのゼミにどうして入りたいのかをしっかりと言えることです。言い換えれば、そのゼミに入って自分がどうなりたいかが大事なのです。

 もうそろそろゼミを決める時期がやってきましたが、上記のワンポイントアドバイスを参考にして、悔いの残らないゼミ選択をして下さい。

・質問があれば、小木までメール連絡下さい(ogi@tku.ac.jp)。

 以上、Good Luck!






2014年2月3日月曜日

産学コラボプロジェクト報告―香りは学習時の集中力を変えるのか?―

2回目の執筆となりました北村です。今回は、私のゼミの2年生が2学期に取り組んできた産学コラボプロジェクトの報告をします。

今回コラボ先となったのは、ハーブ(薬草)やアロマテラピー(芳香療法)関連の国内トップ企業である「株式会社生活の木」さんです。三代目である重永忠社長が、初代・二代目の事業内容を変更し、まだ日本で「ハーブ」や「アロマ」という言葉が知られていなかった1970年代後半より、一代で築いた会社です。

今回のコラボは、重永社長に本学経営学部の講義「産業特論I」にて講演して頂いた後、「教育現場に香りは導入できませんか?」という私の一言がきっかけでした。その後、調べていくと、医療現場(例えば出産時の痛み緩和)や小売店・レジャー施設(例えばカジノでの賭け金増加)では香りの導入やその効果に関する研究がなされている一方、教育現場は導入・研究実績が相対的に少ないことが判明しました。これはぜひチャレンジしたい課題だ!ということで、2年生によるチームを結成し、プロジェクトがスタートしたわけです。

さて、先週129日に、このプロジェクトのひとまずの成果報告のため、同社の本社オフィスにてプレゼンテーションを行ってきました!

中央は重永社長。本学のOBでもあります。

今回検証した仮説は、
仮説1:「香りを導入すると、香りを導入しない場合よりも、学習時の集中力が高い」
仮説2:「香りのうち、集中力を高める効果が高い順は、覚醒系と鎮静系をブレンドした香り、覚醒系の香り、鎮静系の香り、となる」
2つでした。

・・・こう書いてしまうと簡単そうに見えますが、ここに至るにはもちろん沢山の準備が必要でした。

まずは、「先行研究のレビュー」。上述したように、香りの導入による効果を検証した文献を探し、どのような現場・領域での研究なのか、検証方法はどのようなものか、結果と課題は何だったのか、などを確認します。

次は、「研究課題の設定」。先に「学習時の集中力」と書きましたが、学習と言っても色々あります。国語、算数、英語といった科目はもちろん、国語の中でも、例えば漢字を書くには記憶力が、論説の読解では理解力や論理力が、小説への共感では想像力が問われるように、学習する内容やその時に必要となる能力は様々なのです。今回は、数値化しやすいという事情もあり、算数のうち一桁の足し算を繰り返す「クレペリン」というテストを用いて、集中力を測ることにしました。

さらに、「仮説の設定」も必要です。今回は、先行研究のレビューや、生活の木さんとの打ち合わせにより、覚醒系の香りと鎮静系の香りの両方の効果と、それらをブレンドした香りの効果を調べることにしました。上述した仮説2における香りの効果の順は、先行研究をふまえて予想しました。また、具体的な香りは、覚醒系はローズマリー、鎮静系はラベンダーとし、この精油1に対して無水エタノール10で希釈した液を、アロマディヒューザーという器材で芳香させることにしました。香りの選定や精油および器材の使用法については、生活の木さんからアドバイスやレクチャーを頂きました。

今回用いた器材。実際の調査では器材を隠し、調査目的や芳香させていることは被験者には内緒。

これで終わりではありません。いきなり本調査だと、期待していた結果が出なかった時にやり直しがききません。また、2年生のメンバーが調査手順に慣れる必要もあります。そこで、仮説内容や検証方法に問題がないかどうかを事前に確認する「プレ調査」を行いました。

こうした準備をふまえて、126日にいよいよ「本調査」を実施しました。といっても被験者が必要です。サークルやアルバイトで忙しい学生は多く、協力者を集めるのも一苦労でした。(なお、被験者募集時には、経営学部を中心に、多くのゼミ生およびその先生方にお世話になりました。有り難うございました!)
終了後、調査に使用した道具とともに。当日は3・4年生のゼミ生もスタッフとして協力。

本調査実施後は、「仮説の検証」です。このために、統計解析ソフトを用いて、分散分析という手法を用いて、香り(3種類)を漂わせた各部屋および香りのなかった部屋でテストを受けた学生の結果に、差があるかどうかを検証しました。もちろんこのためには、統計学および統計解析ソフト使い方の勉強が必要でした。

こうして先日の本社プレゼンとなったのです。なお、仮説検証結果は、仮説12ともに、「一部支持」となりました。1については、香り3種類のうち鎮静系の香りと、香りなしの部屋において、複数の指標で有意差が出ました(一つの指標については、鎮静系の香りと覚醒系の香りでも有意差あり)。2については、鎮静系の香り、ブレンドした香り、覚醒系の香り、香りなしという順になりました。本社プレゼンでは、こうした結果になった理由について考察を加えるとともに、この結果をふまえた商品や芳香サービスの提案をしてきました。

いかがでしょうか。調査・研究とは以上のように、勉強や話し合いを含めた準備に準備を重ねて進めるものであり、決して一発芸ではないのです。時間もかかりますし頭も使いますので大変ですが、それをやり遂げたメンバーは写真の通り、とてもいい顔をしていますよね! といっても今回はまだ始まり。この検証結果をふまえて、このプロジェクトが更に発展した際には、改めて報告したいと思います。


文責:北村真琴(流通マーケティング学科 准教授)

2014年1月29日水曜日

香港の学生と国際交流しよう!! ~山本ゼミのお・も・て・な・し~


 皆さん、こんにちは!! 経営学部の山本聡(担当:中小企業経営論)です。数週間前に投稿したばかりですが、再びのblog投稿です。

 これまで、TKU Business blogでは、東経大生が海外に赴く「海外ゼミ研修」が何度か紹介されてきました。今回は、今までとは逆に、海外の大学生が東経大を訪問し、東経大生と国際交流したケースを紹介しましょう。大学の教員は国際学会や国際会議に参加したり、海外調査をする機会が多く、世界各国の教員・研究者と人脈があります。今回、知り合いからの連絡で、山本は香港にある香港専業教育学院の教員・学生50名の東京ツアーを受け入れることになりました。良い機会なので、山本ゼミのゼミ生にも東京オリンピックで一躍、有名になった

おもてなしの精神

で、国際交流を経験してもらうことにしました(ちなみに、滝川クリステル女史は、私の中学校の一年上の先輩でした。知りませんでした)。日本にいながらにしても、国際性は磨けるのです!!
また、先方が大人数ということで、同じ現代経営コースの柴田先生&ゼミ生にも参加をお願いしました。

 2014年1月10日13:00、香港専業教育学院の教員・学生を乗せたツアーバスが東経大に到着。三グループに分かれてもらい、山本ゼミではそのうちの一グループを国分寺駅前の殿ヶ谷戸庭園散策に招待しました。他の二グループは国際交流課の職員の方々の案内で、東経大キャンパス・ツアーを体験してもらいました。


ゼミ生が殿ヶ谷戸庭園を紹介します

殿ヶ谷戸庭園前で、記念撮影



三グループが東経大内外の散策を終えたら、今度は会議室で国際交流です。日本・香港の教員間で各大学の紹介をした後、学生の代表に「英語」でプレゼンしてもらいました。


東経大・教員からの国際交流・主旨説明


香港の先生からのご挨拶

香港専業教育学院から「記念の盾」を頂きました。

山本ゼミの代表が英語で挨拶・スピーチをします。かなり緊張しているようでした。
リラックス!!

香港の学生はなんと!!、日本語でスピーチしてくれました。


さて、お互いのスピーチが終わったら、次はウェルカムパーティーです。最初はお互いに英語をしゃべることに物怖じしていた学生も、徐々に緊張がとけ、カタコトでも交流を始めました。英語は最後は度胸と慣れということがわかってくれたのでしょうか。

教員の記念写真


だんだんと盛り上がってきました


記念撮影①

記念写真②


1時間半ほど談笑しましたが、パーティーの終わり頃にはお互いにすっかり仲良くなっていました。ただし、自分の英語力不足を後悔する学生もチラホラ。この経験を機会に、英語学習や留学なんかを志向してくれれば教員冥利につきます。

 最後は富士山の見えるロビーで記念撮影。今度は東経大が香港にいきましょう!!

                  全員集合、80名くらい参加したのかな?



香港専業教育学院からの記念の盾。僭越ながら、山本の研究室に飾らせてもらってます。



文責・経営学部 山本聡







 



2014年1月21日火曜日

会社が見える・会社が分かる映画と経営学のお話し

 皆さん、年初から既に3週間も経ちましたが、あけましておめでとうございます。
経営学部教員の柴田です。このブログも2巡目に入りました。
今回は、経営学の主要研究対象である「会社とはなにか?」について考えてみましょう。
(今回、字ばかりの地味ーーな書き込みになってしまいました。本当は、映画やDVDの
画像などを盛り込んで、派手な作りにしたいのですが、著作権や肖像権・意匠権などの
複雑な問題を避けるため、やむを得ずこのようなblogになっています。あしからず。)

 経営学というものは、私たちが暮らす世の中で「会社」という存在がどのようなもので
あるのか?何をしているのか?を考えるものです。もちろん「会社」ではない、役所や
組合、NPO法人などの組織も大事な研究対象ではあるのですが、やはりもっとも大きな
部分を占めているのは「会社」、とりわけ株式会社という組織であると思います。実際に、
1年生を主対象に開講している経営学の入門科目「基礎経営学a・b」も株式会社が
どのようなものかを中心に講義しています。つまり、経営学の授業とは、会社が見える、
会社が分かるようになることを目指しているわけです。

 ところが、大学に入学して来る学生のほとんどにとって、「会社」というものは、なかなか
ピンと来ない存在のようです。たしかに、自分が会社で働いた経験があるわけではないし、
ご両親のどちらかが会社勤めをしていたとしても、実際に働いている様子を見たことが
あるわけではなければ、無理もないことだとは思います。もちろん、コンビニや外食産業
などでアルバイト経験のある学生は多いでしょう。コンビニや外食産業も今日では、
株式会社組織になっているところが多いのですが、やはりアルバイトというものは、
特定の職場で、指示された内容の仕事のみを一時的に担当するだけですから、組織
全体としての意思決定に参加しているとは言いにくく、「会社の片隅」を体験している
段階にとどまっていると言わざるをえません。

 振り返って見ると、中学や高校でも「会社」というものを学んでいるはずなのです。たとえば、
中学3年生の社会科(公民)の中で、4種類の「会社」、つまり、合名会社、合資会社、合同
会社、株式会社の違いについて、必ず習っているはずです。しかし、合名会社や合資会社
には無限責任社員が必ず存在するけれども、合同会社や株式会社は有限責任社員のみで
構成されると、文字の上の知識として覚え込んでいたとしても、会社という生きた組織が
誰によってどのように動かされているかという点については、なかなか想像がつかない
でしょう。このあたりに、経営学を教える側にとっても非常に大きな悩みがあるわけです。

 私は、たまたま本学に奉職する前の20年間、電機メーカーの会社員として勤務してきました。
そのため、職能(機能)別組織と事業部制組織の違いや社内ベンチャー、あるいはプロダクト
ライフサイクルの進行にともなう競争戦略の変化など、基礎経営学の教科書に登場する
さまざまな事柄を、自分の仕事として直接体験してきました。基礎経営学を担当している教員の
中では、私の他にも加藤みどり先生や関口和代先生は民間企業に何年も勤務された経験が
あるため、やはり同様の経験をお持ちだと思います。しかし、直接知っていることであっても、
「会社勤め」というものを全く経験したことのない大学生に、臨場感を持てるように教えるという
のは、とてとても難しいと言わざるを得ません。

 それを補う方法としては、会社を舞台とした映画のビデオを見て、会社という組織がどのように
動いているのかを、理解できるのではないか、と思っています。(テレビドラマでも良いのですが、
連続ドラマとなると全てを視聴すると長時間になるため、効率が悪くなります。)
2013年度から基礎経営学の授業で、まず最初にビデオを見てもらっている理由がこれです。
今回のblogでは、会社が見える・会社が分かるビデオ教材としての映画と、その見どころに
ついてご紹介してみましょう。なお、一応、現在でもDVDなどで購入したりレンタル店で借り
られるものから選びました。

『サラリーマンNEO劇場版(笑)』

主演:小池徹平 監督:吉田照幸 製作:NHKエンタープライズ (2011年11月)
DVDはこちら

 2004年からNHK総合テレビで放送されてきた、サラリーマンの生態を題材としたバラエティー
番組「サラリーマンNEO」からスピンアウトした映画です。テレビ番組自体が、会社勤めの
経験者から見ると「ある、ある」と苦笑させられる事の多いものでした。それが劇場版に
なってパワーアップしています。あらすじは、次のようです。

 新城(小池徹平)は、第一志望ではない業界5位のNEOビールに入社する。課長・中西
(生瀬勝久)を筆頭に、何かと不条理な目に遭う川上(沢村一樹)など、一筋縄にはいかない
メンバーが揃う営業一課に配属された新城は、量販店まわりや接待など、絵に描いたような
サラリーマン生活を始める。その頃、全国酒類協会ゴルフコンペで、業界1位の大黒ビールの
布袋社長(大杉漣)に惨敗したNEOビールの根尾社長(伊東四朗)が、大黒ビールを抜いて
シェア1位を目指すと宣言し、新商品のアイデアを出すよう全社員に厳命する。さっそく
営業一課でも企画会議が開かれ、新城がその場しのぎで口にしたある企画にGOサインが
出てしまい、事態は思わぬ方向に転がり出す。

 たしかに、新入社員が新製品開発プロジェクトのリーダーに突然抜擢されるはずはないだろう、
などと突っ込みどころも満載なのですが、営業や宣伝広告、総務、製造などの部門化と分業の
しくみ、新製品の企画が承認される意思決定プロセスなどがよく分かります。また、それと
同時に、このような映画やバラエティー番組が人気を博す背景として、実際の会社でも、
教科書通りの合理的かつ最善の意思決定が行われているわけではなく、不合理と不条理が
堂々とまかり通っているのだということも知ることができます。

『ハゲタカ』

主演:大森南朋 監督:大友啓史 配給:東宝 (2009年6月)
DVDはこちら

 NHK総合テレビで2007年に放送されたドラマ「ハゲタカ」がたいへん好評で、その続編の
形で映画化された作品です。あらすじは、次のようです。

 鷲津(大森南朋)は、ファンドマネージャーとして日本企業を買収し「ハゲタカ」という異名を
持つようになった。鷲津は芝野(柴田恭兵)とともにあけぼの光学を立ち上げた後も、着々と
企業買収を繰り返していた。芝野は、日本を代表する自動車企業アカマ自動車に役員として
迎えられ、企業再生の道を模索していた。一方、中国政府系ファンドの意向を受けた劉
(玉山鉄二)はアカマ自動車のTOBに乗り出すことを宣言する。そこには中国政府が自国へと
技術を取り込みたい思惑があったのだが、劉はそれを知る由もない。一方、鷲津は劉の
記者会見を知り、MGS銀行頭取・飯島(中尾彬)とアカマ自動車社長・古谷(遠藤憲一)の
要請にてホワイトナイトとしてアカマ買収に立ち向かうことを決意する。

 企業買収など、難しい概念や用語がいくつも出てきますが、会社は誰のものなのか、
というコーポレート・ガバナンスの問題がよく分かります。

『県庁の星』

主演:織田裕二 監督:西谷弘 配給:東宝 (2006年2月)
DVDはこちら

 織田裕二主演の映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)
も、ピラミッド型の官僚制組織の警察とネットワーク組織のゲリラ集団の対決という、経営
組織論の題材としてたいへん興味深いものですが、「会社」を舞台としているわけではないので、
こちらを選びました。あらすじは、次のようです。

 K県庁のキャリア公務員としてプライドの高い野村聡(織田裕二)は民間企業との人事交流
研修で、営業差し止め寸前のスーパー「満天堂」にやってくる。この店には客も少なく、店員の
モチベーションも低く、役人の常識は全く通用しなかった。野村は邪魔者扱いされ、惣菜部門に
まわされる。そこでの不衛生で法外な行為を指摘すると、野村率いる適正素材を使い高級
弁当を作るAチームと、現状維持のBチームとして分かれて競争することになるが、Aチームの
弁当はほとんど売れなかった。ず、チーム内からも反発される。野村の教育係となったパート
店員の二宮(柴咲コウ)に連れられて、デパート地下の食料品売場などを調査するうちに、
データでは分からなかった顧客の性質に気づかされ、野村は自分の視野が狭かったことに
気づき、満天堂の経営を改善し、研修を終える。県庁に戻った野村は自らの希望で生活
福祉課に異動し、自身の出世より県民の生活を重視した提案をするようになる。

 スーパーマーケットの店舗では、店長・副店長などの責任者の元に、いくつもの売場や
厨房などの部門に組織が分かれ、それぞれの職場の業務に適した服装や作業手順が
決められて、分業が進んでいます。この『県庁の星』と、宮本信子主演の映画『スーパーの女』
(1996年)はどちらもスーパーマーケットの運営の裏側までよく分かります。

『陽はまた昇る』

主演:西田敏行 監督:佐々部清 配給:東映 (2002年6月)
DVDは発売元のJVCエンタテイメントのリンクが消滅していますが、
Amazonなどから購入可能です。

 また、配給元の東映からiTunesでダウンロードできるようになりました。

 1970年代半ばに日本の家電業界を真っ二つに分けた激烈なホームビデオ戦争に勝利した
日本ビクターのVHS開発物語の映画化です。2000年4月にNHK総合テレビで、事業部長の
高野鎮男さんを紹介した番組「プロジェクトX 挑戦者たち 窓際族が世界規格を作った」が
放送されたいへん好評で、何度も再放送されたことから映画化されました。元の「プロジェクト
X」の方もDVD化されていますので見る価値があります。映画のあらすじは、次のようです。

 家電AVメーカーとして業界8位の日本ビクターでは、加賀谷静男(西田敏行)に赤字続きの
非採算部門、横浜工場ビデオ事業部長への異動命令が下りる。加賀谷に課せられた指令は
大規模なリストラだった。しかし、加賀谷は従業員たちに向かって夢だった家庭用VTRを極秘に
開発しようと打ち明ける。しかも一人の馘も行わないというのである。この時、家電メーカーの
雄・ソニーが商品化にあと一歩の所まで漕ぎ着けていたのであった。密かに試作品を作った
加賀谷たちは、親会社であり、日本最大の家電メーカー松下電器産業の創業者・松下幸之助
(仲代達矢)に直接見せ、逆転を図る。

 私の元の勤務先はこの映画の敵役の方なのですが、それでも見ていて泣けます。製造業に
おける製品別事業部制組織が、自律運営、独立採算を目指すのだということがよく分かります。
家電メーカーの製品開発と新規事業化については、2013年のNHK総合テレビのドラマ『メイド・
イン・ジャパン』でも非常によく描かれていました。ドラマですからどうしても長時間になるのが
欠点ですが。
DVDはこちら

『ガン・ホー』

主演:マイケル・キートン 監督:ロン・ハワード 配給:パラマウント映画(1986年3月)
DVDはこちら

 最後はちょっと古い海外の映画ですが、日本企業がアメリカに生産工場を設立する際に
生じる、日米間のカルチャーギャップを、これでもかというくらい大げさに戯画化したもので、
「日本企業」が舞台になっている映画というわけです。あらすじは、次の通りです。

 アメリカの田舎町で閉鎖された工場を、日本のアッサン(圧惨自動車)が買収し、再建に
かかる。ハント(マイケル・キートン)は現地の労働者と日本人の間の調整役に任命されるが、
両者の間にいろいろな摩擦が生じてくる。お互いの溝は深く、簡単に分かり合うことが
できないままであった。しかし彼は本社と工場にはさまれ、同じように悩む日本人責任者の
高原(ゲティ・ワタナベ)と協力し、本社役員の坂本(山村聰)を納得させるべく努力して
いくのだった。

 この映画が製作された1986年はG5プラザ合意の翌年であり、円高ドル安のために日本
企業が海外生産を本格化させていった、まさにその時期にあたります。また1984年12月
には、トヨタとゼネラル・モーターズ(GM)が合弁事業でカリフォルニア州に設立した組立
工場のNUMMIが生産を開始し、トヨタ式生産システムを導入して、GMの他の組立工場
よりはるかに高い生産性を実現して、「NUMMIの奇跡」などと呼ばれていました。このような
時代背景をもとに製作された映画だと思って見ると、当時のアメリカ人が日本人をいかに
不思議な存在と認識していたのかが、よく分かります。


 まだまだ他にも見どころのある映画はありますので、また機会があればご紹介致しましょう。
これらの映画を通じて、皆さんが「会社」という存在をより身近なものに感じて頂ければ
まことに幸いです。

文責:経営学部 柴田 高














2014年1月14日火曜日

《餃子のお店》の経験を発表!

こんにちは^^ 流通マーケティング学科教員の田中です。
今回は私のゼミの活動について紹介します。

田中ゼミでは、11月1日(金)~11月3日(日)まで開催された葵祭(学祭)に
《餃子のお店》を出店しました。
↓↓↓ 詳しくは↓↓↓
http://tkubiz.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

葵祭2日目の段階で、人気投票1位になっていた「ゴウティエワロスwww」(餃子店の名)ですが、
最終結果は≪2位≫でした。

少し、残念でもありますが、田中ゼミとして初めて出したお店としては、
まずまずの結果で、素晴らしいと思います(*´▽`*)

頂いた表彰状です!


大学からは、立派な表彰状と商品券をいただきました!
(商品券はゼミの飲み会に使われたようです。)
売上金額はゼミ生で山分けです(^v^)

この葵祭での経験を12月8日(土)に開催された≪経営学部 ゼミ研究報告会≫で発表しました。
この報告会は東経大経営学部のゼミに入っている学生なら、誰でも発表資格がある、
年末恒例の一大イベントです。

ただ、ゼミ生全員が発表できるわけではなく、各ゼミの代表者が発表しており、
その選考基準はゼミによって様々です。
私のゼミでは「発表したいで~す!」と手を挙げた人が発表しました。
そのため、発表に向けてのモチベーションはすごく高かったです。
ゼミの授業内でも2回リハーサルを行い、当日に向けて万全の準備を整えました。

リハーサルや準備の過程で、マーケティングや経営学を用いた分析
(4P分析やSWOT分析など)を再度行い、自分たちが営業したお店について考察しました。
そうすると、気が付かなかった「良かった点」や「改善点」がたくさん見つかりました。
学問ってこのように使うと便利な道具ですよね!

発表当日~(^o^)

発表前です。ちょっと、あたふたしてますが、大丈夫かな?


始まってみると、立派なプレゼンです☆
力作のパワポも分かりやすいです。

交代しながら4人で発表しました。

発表しないゼミ生も真剣に聞いています。

フロアから出た質問にも丁寧に答えられました!
準備を入念に行った成果ですね^^

発表終了後には、ゼミ生全員で記念写真です(^^♪

発表が終わり、健闘をたたえあっています。

前列4人が発表したゼミ生。オレンジのTシャツはお店のユニフォームです^^

全ゼミの発表が終わった後には、大学が準備してくれた懇親会です(無料)。
なんと、軽食と飲み物を用意してくれます(東経大ありがと~)。

早く食べないと、なくなってしまいます(^_^;)
会場は東経大生お馴染みの学生食堂です。

就活中の3年生も発表会にきました。
お酒を飲んでいるようですが、ジュースです!

発表したゼミ生、本当にお疲れ様~
素晴らしい発表でしたよ☆


ということで、今年度の田中ゼミの大きなプロジェクトである、
《餃子のお店》を出店しよう!は、こうして大成功のうちに終わりました(*´▽`*)

この他に私のゼミでは、卒論に向けた個人研究にも取り組んでいます。
この様子は、3月のブログで!
それでは、またお会いしましょうね(^_-)-☆

文責: 田中智晃(経営学部専任講師)