2014年8月8日金曜日

外国料理を食べる会 ―食から外国文化を理解するゼミ恒例イベント―


流通マーケティング学科丸谷です。2回目の執筆です。今回はゼミ恒例イベントである「外国料理を食べる会」について紹介したいと思います。

このイベントは前任校愛知大学時代(1999~2008年)から現在の東京経済大学時代(2007年~)まで15年間続いている行事です。ゼミでは月1回程度イベントがあるのですが、ゼミ生の皆さんとの対話から生まれた大部分のイベントとは違って、私が大学院生時代に所属するゼミで始めたイベントを引き継いでいます(ちなみに、その他のイベントとしてはカフェでのランチタイムミーティング、新歓、工場見学、講演会、合宿、外部専門講師を招いての模擬面接、ディベートなどです、機会があればまたブログに書きたいと思います)。

私の院生時代の所属ゼミは外国人が多く、日本人2人に対して、外国人7-8人(韓国、タイ、マレーシアなど)といった感じでした。最初は「せっかくいろいろな国の人がいるわけだし、出身国の料理を毎月順番に食べに行こうよ」という思い付きから始まりました。とはいえ、それぞれの出身国を1巡してみると、本場出身の方に話をうかがいながら食事をすることは海外文化を理解する上で非常に役立つことがわかりました。
最初に食べた本場の味にきわめて近いタイの代表的激辛スープ、トムヤムクンの辛さから受けた衝撃は今でも忘れられません(多くのお店のトムヤンクンは日本風です)。その後は私が生まれたメキシコやその周辺国ペルー、さらにゼミ生のアルバイト先の知り合いのベトナム人のお店など、その対象範囲は徐々に広がり、院生生活を終わる頃には10か国以上のいろいろなお店に行くことができ、いろいろな国の文化を理解するだけではなく友人も増えました。
最初のきっかけは私の院生時代の経験でしたが、イベントの実際の運営は全て学生に委ねられています。現在ではゼミのイベント担当者が候補先をいくつかあげ、ゼミ生の投票で決まっています。そして、候補先選定に当たっては1つのルールがあります。このルールは学生の皆さんと最初にゼミの運営について話し合った際に決めたルールなのですが、多様な文化を知るため、既に食事会を行った国は対象としないというルールです。そのため、名古屋近郊にあった愛知大学(現在は中心部へ移転)では、東京ほど外国料理店の種類はないので、最近当時の担当者のOBと会った際に聞いた話では、後半店探しが若干大変だったようです。
東京経済大学に移って以降、国の条件は1度リセットされ1からとなりましたが、ゼミ生さんの希望で現在では春と秋年2回開催となったため、少し最近厳しくなっているようです。とはいえ、東京には各国の大使館も集まっているのでまだまだいろいろなお店がありそうです。
食後の満足した表情
 
ちなみに、今年度の第1回外国料理を食べる会は例年より少し遅れて、730日に代々木駅近くの老舗カンボジア料理店「アンコールワット」にて開催されました。個性的な店主の方が非常に人懐っこく、味も非常に食べやすかったです。
 

 


カンボジア料理
ちなみに、ここ数回では、吉祥寺のセネガル料理店「アフリカ大陸」が最も印象深かったです。料理もさることながら、店長さんのキャラクターのインパクトが非常に強く(写真奥)、アフリカならではの内装と独特のレイアウトの地下にあるお店は、異空間でした。
セネガル料理店 アフリカ大陸
(文責:丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授))
 
 
 
 
 
 
 
 

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