2018年8月28日火曜日

インターンシップの夏


8月も残すところ後わずか。皆様いかがお過ごしでしょうか。
夏バテ気味の石黒です。
今月は論文の投稿だったり、書籍出版の準備だったりと非常に忙しい日々を過ごしていました。
おかげで今年は帰省もできず、釣りにも行けず、東京に引きこもっています。
(おかげで少し太りました・・・)


当然、ブログのネタも無い。。。。ということで。。。
今回は、私が担当している講義「企業研修プログラム」について紹介しようと思います。
お盆明けのこの時期は、大学3年生を中心に企業での職場体験(インターンシップ)が盛んに行われています。

インターンシップの目的は、主に次の3つ。
「仕事のやりがい、大変さを知ることで自分のイメージと企業とのギャップを埋める」「社会人としてして働くためのスキルを学ぶ」
「自分の適正を知る」


「働くためのスキル」とは何でしょうか?
そのヒントが、「社会人基礎力」にあります。
下の図は経済産業省が提示しているものです。
行動力、思考力、周囲への影響力が求められていることがわかります。
これらの力を主体的に発揮していくことが重要であり、インターンシップでの大きな課題となります。

「企業研修プログラム」は簡単に言ってしまえば、インターンシップと事前事後学習をパッケージ化したキャリア科目です。
インターンシップに行く前に様々な事前学習をします。
例えば、「企業分析」
業界が抱える課題、企業の強み・弱みなど分析します。
他にもマナー講座、履歴書の書き方なども学びます。
これらを事前に行うことで、具体的な仕事へのイメージを作り、そのイメージと職場とのギャップを理解することができます。
事後学習では、他の企業に研修に行った学生との意見交換、インターンシップ先企業の方へのプレゼンを行い、自分たちの現在の能力を再確認しつつ、就職活動までにどのような能力を向上させるのか、考えます。
これらを丁寧に行うことで、より実りのあるインターンシップ、より理想に近い就職活動ができるようになるわけです。

就職活動の落とし穴はズバリ、、、「自分探し」です。
自分の能力、適性ばかりを追求するだけでは、就職活動はうまくいきません。
最も重要なのは、「相手を理解すること」
相手の企業を良く理解した上で、その職場で必要な能力、経験を自分の中から探さなければなりません。
恋愛と同じです。
いくら自分自身の理解を深めたところで相手は振り向きません。
相手のことを良く知って、その上でアピールしないとだめですよね。

                    以上、恋愛下手教員が語る就活論でした。