2016年5月24日火曜日

学会シーズン到来!

こんにちは!
経営学部の吉田靖(経営財務論担当)です。
4月から、学部の教務主任という役職も担当しております。
5月18日には、経営学部2年生以上の成績優秀者の表彰式を行いました。
4月9日のブログにもありますが、頑張っているみなさんの励みになるように東京経済大学にはいろいろな表彰制度があります。
表彰された学生さんには、是非継続してチャレンジを続けて欲しいと思います。

さて、教育の一環としてこのような制度を作ったりするのも教員の仕事ですが、大学の教員は他にもいろいろな仕事があります。
例えば、前回の私のブログ(3月23日)でも書きましたが研究というのも、大学の教員の重要な仕事です。
大学の教員は、それぞれの分野の専門家ですが、専門家として認められるためには、その専門家の集団である学会で研究を発表しなければなりません。

丁度5月、6月の土日にはこの学会があちこちの大学などで開催されます。
私はというと、5月に2回、6月に1回発表があります。

5月22日(日)には、日本ファイナンス学会の大会で次のようなセッションで発表してきました。
また、時には発表するだけでなく、こういう大会そのものを企画することもあります。その企画の責任者をプログラム委員長といいます。
3月には日本ディスクロージャー研究学会の第1回JARDISワークショップというイベントを担当しました。

自分の研究をするだけではなく、こういうイベントの準備には半年以上かかったりしますが、学会の研究の水準を高めて、社会に役立てるためには必要不可欠です。

受験生のみなさんが大学を選ぶときは、自分が勉強したい分野で、活発な研究を研究している教員が多い大学を選ぶとよいでしょう。

最後に、研究で使用しているデータをほんの少しですが、ご紹介しましょう。下のグラフは東京商品取引所のガソリン先物の売り注文と買い注文が2013年12月2日の9時丁度からの3分間でどうなっていたかを示したものです。横軸が時刻、縦軸が50キロリットルあたりの価格(円)です。垂直の線の上端が売り注文の価格、下端が買い注文の価格です。このわずか3分間でなんと1千件の注文が届いています!・・・ということは1年間ではどのくらいになると思いますか?
こういう取引はコンピューターから発注されたりすることもあります。前回のブログで紹介したガソリンスタンドのガソリン価格もこういう取引が影響して、最終的には我々の購入するガソリンの代金が決まったり、企業の収益が決まったりすることになりますね。さらには国の貿易額や地球環境にも影響するかもしれません。(データの出所:東京商品取引所)


 
吉田 靖(よしだ やすし)




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