2018年5月16日水曜日

【学問のミカタ】ミャンマーの大学生との交流会@横浜

経営学部の関口和代です。
これまでも当ブログで何度か取り上げてきましたが、
ゼミ活動の一環として、毎年夏に海外ゼミ研修を実施しています。

日本で生活していると気づかないことに気づいてほしい、
新たな体験を重ねることで経験値をあげ、柔軟性や対応力、
コミュニケーション力、ある種の楽観的な態度を身につけて
もらえればと思っています。

昨年(2017)は、ミャンマーで10日間の研修を実施しました。
企業・工場の訪問、ヤンゴン外国語大学での交流の他、
現地の小学校での運動会運営や植林活動等を行いました。
その時の様子は下記で紹介しています。

ミャンマーでの研修経験があること等からご縁をいただき、
「科学技術振興機構(JST)・さくらサイエンスプラン」で来日した
ミャンマーの大学生16名との交流会@横浜を企画・実施しました。

225日は東京マラソン開催日だったため、混雑等を勘案して横浜で行うことにしました。
宿舎である代々木オリンピックセンターで顔合わせをした後、
ゼミ生・院生14名とミャンマー人学生とを組み合わせたグループで
昼食と夕食以外は自由に交流することにしました。



顔合わせの際は若干緊張気味でしたが、同世代ということもあり、
打ち解けるのも早かったように思います。
「さくらサイエンスプラン」の7日間にわたる研修の最初と最後に実施された
Welcome PartyFarewell Partyに参加した学生もいました。
今後も交流が続くことを願っています。




このような機会を与えてくださった
日本ユースリーダー協会並びに本学国際交流課の
皆様に心より御礼申し上げます。

カップヌードルミュージアム

 













以下、参加学生の感想です。

〇言葉が通じないながらも何とかコミュニケーションが取れ、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
横浜中華街や赤レンガ倉庫などを観光したのですが、
ミャンマーの学生の方たちは見るものすべてが新鮮だったのか景色や建物などを
写真や動画に収めていました。そのような姿を見るのも普段行き慣れている
自分達からしたら楽しかったです。

〇ミャンマーの学生たちはとてもフレンドリーで、
私の拙い英語を懸命に聞き取り、コミュニケーションを取ろうとしてくれました。
横浜を楽しんでくれて嬉しかったです。
また、farewellパーティではご飯を食べながら写真を撮ったり、
楽しい時間を過ごしました。最後には手紙を貰い、
日本語で「ありがとう、また会いましょう」と笑顔でお別れしました。
貰った手紙は私の宝物です。交流会に参加して良かったと心から思います。

〇ミャンマー学生と交流して、伝えたい事を伝える努力をする大切さを感じました。
交流したミャンマー学生とは英語でのコミュニケーションとなりました。
英語は勉強していますが、発音などによってはうまく伝わらないこともありました。
身振り手振りを使って伝える努力をしましたが、ミャンマー学生も読み取ろうと
努力してくれました。そのおかげで楽しく会話することが出来ました。
英語を使えることによって、異文化の知識はさらに深めることが出来ると感じました。

〇ミャンマー大学生との交流を通して、多くのことを感じることができました。
特に、自分たちにとって良いものでもミャンマーの人にとっては必ずしも良いものでは
無いということです。たとえば、昼食の中華料理を僕たち日本人はおいしく食べたの
ですが、ミャンマーの大学生のほとんどは残していたことなどです。
今後このような機会があれば、今回の経験を活かしていきたいです。

〇私にとってミャンマーの学生たちとの交流はとても貴重な体験となった。
歓迎会に参加した際、ミャンマーの学生たちの流暢な英会話に圧倒されたことを
今でも鮮明に覚えています。横浜での観光や歓迎会、送別会と計3日を共に過ごし、
少しずつ仲を深め、英語での会話にも慣れていくことができました。
彼らの勤勉に勉学に励む姿に刺激を受けました。
また、彼らのように自発的に学ぶ学習は受け身の学習より多くのものを吸収することが
できると感じました。この3日間で得たものを今年度のゼミにも活かしていきたいです。

〇私は今回の経験で外国人との交流の楽しさを感じました。
班別行動では、4年生の提案で、代々木公園、神宮外苑、原宿を巡ってから横浜へ
行きました。今回交流をしたミャンマーの学生は英語しか話せなかったため
コミュニケーションをとることはとても難しく感じましたが、送別会に参加した時は、
学生の方から声を掛けてくれて、簡単な英語やジェスチャーで楽しくコミュニケーション
をとることができました。今回の経験で外国人と交流しコミュニケーションを取ることは
難しいことではあるが、とても楽しい事であるということを感じることができました。
今後も外国人の学生などと交流する機会があると思うので、今回の経験を生かし積極的に
ミュニケーションを取って行きたいと思います。

〇今回の交流会では、言葉がわからなくても気持ちは伝わるということを学びました。
自分は英語もミャンマー語も話せないのですが、身振り手振りでなんとか会話を試みま
した。ミャンマーの学生は心が広く、必死に自分の気持ちを読み取ろうとしてくれまし
た。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。様々な国の人と話すことで、今までは見えて
いなかったことや、知らなかったことを学ぶことができました。またこういう機会が
あれば参加したいと思います。

〇先生のお陰でミャンマーの学生たちと出会いました。言葉の壁もあり、あまり話せ
ませんでした。英語が大事だと強く認識しました。
今回の交流会を通じて、学部ゼミ生たちとの交流も多くなりました。普段はあまり
話すチャンスがなかったのですが、今回の交流会をきっかけに話せるようになりました。
ちょっと嬉しく思いました。先生をはじめ参加された方々に感謝いたします。


(文責:関口和代)

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