経営学部の小木紀親です。5回目の投稿となりました。
各先生のブログ投稿の話も面白いですね。
とりわけ、先回の北村先生のプロ野球のマネジメントの話は面白かったです。ちなみに、北村先生からの挑発的な課題はすべて答えることができ、中日ドラゴンズをこよなく愛する私としては面目を保つことができました。数年前からビジターチームが勝ってもヒーローインタビューが行われるようになり(ナゴヤドームで巨人が勝っても巨人選手のヒーローインタビューがあるなど)、これも先の話と照らし合わせると、納得がいく話となりますね。
さて、この間夏休みだったこともあり、小木ゼミは「学ぶときはとことん学び、遊ぶときは王様のように遊ぶ」のモットーに則り、夏休みは各々の充電期間であり、個人研究にいそしむ時間であり、合宿時の出し物を練習する時期?でもありました(ゼミ生は課題提出を忘れないようにね)。
したがって、ゼミ合宿(9月14日~17日)もまだですし、まとまったゼミ活動はしておりませんので、今回は、「小木の徒然なるままに、夏休みの出来事パートⅠ・Ⅱ」と「今後の小木ゼミスケジュール」をお送りしたいと思います。
夏休みの出来事 パートⅠ(シンデレラ&クリスマスエクスプレスのCM)
8月と年末年始は仕事は入れないという私的なモットーはどこへやら、とにかく仕事で忙殺された夏となりました。セミナー講師、講演、集中講義、論文執筆、原稿校正、審議会、出張調査などなど、あっという間に夏休みが過ぎていってしまいました。。。。
そんな中、仕事で駅前(自宅前)の百貨店を見て回りしているときに、「わたせせいぞう展」をやっているのを見つけました。しかも、初日とくればテンションも上がります。
わたせせいぞうさんは、我々世代からすると「ハートカクテル」(『モーニング』掲載)などで有名で、最近ではNHK連続小説「花子とアン」の原案者・村岡恵理さんの絵本「アンを抱きしめて」の挿絵や、「続・最後から2番目の恋」劇中歌「T字路」のジャケットのイラストを描いていることでも知られています。
とにもかくにも、そこで目にした1枚の版画に一目惚れしてしまい、即買いしてしまいました。東海道新幹線開業50周年作品で50枚限定、名古屋駅が舞台のイラストです。なんとその時期のT百貨店の紙袋にその絵がプリントされて、よくみると多くの人がその紙袋を嬉しそうに持っていました。あとから聞いたところ、プレミアムの紙袋になったとか!
当版画は即日完売だったらしいので、紙袋ではなく現物を購入できて、本当にラッキーだったかもしれません。
↓ その版画がこれ! ↓
東海道新幹線開業50周年記念 夢のシンデレラエクスプレス 50枚限定 |
版画タイトルの「夢のシンデレラエクスプレス」といえば、やはりJR東海のCMを思い出させます。
山下達郎の「クリスマスイブ」をテーマ曲にしたクリスマスエクスプレスのCM(88年深津絵里、89年牧瀬里穂、90年高橋里奈、91年溝渕美穂、92年吉本多香美、00年星野真里)と、ユーミンの「シンデレラエクスプレス」をテーマにしたシンデレラエクスプレスのCM(87年河合美佐、92年横山めぐみ)は、広告・プロモーション好きの私からすると、もしかしたらマーケティングを学ぼうと思い立ったきっかけになったともいえる作品群です。
一般的に深津さんと牧瀬さんのCMが評価が高いですが高橋里奈さんのCMは個人的に好きです。YouTubeでもたくさん流れているので、一度ご覧ください。きっと素敵な想いを描くことができるでしょう。
ところで、このような衝動買いは、私にしては本当に珍しい行動です。かなり吟味してしか商品を購入しない私ですが、「限定」「名古屋駅」「懐かしさ」「自宅近」などのキーワードが折重なって、思わず買ってしまったのかもしれません。消費者問題の講義では、衝動買いを戒めることが多いのですが、実は私もやってしまうということが証明されたわけです。。。。そこには、消費者心理や消費者行動を巧みに突いたマーケティング戦略も見え隠れするのですが、これを分析すると自分自身の購買行動にちゃちゃを入れることになりそうなので、今回はやめておきたいと思います。
先の版画の現物は、9月10日前後に届くことになっています。いまから、どこに飾ろうか迷うところです。
夏休みの出来事 パートⅡ
次に、この間、調査出張に3つ行ってきたお話を簡単にしておきます。
①佐賀県武雄市の取り組み
佐賀県武雄市のまちづくりは特筆すべきものがありますが、なかでも市立図書館は、ツタヤとスタバが入店していることでも全国的に有名になっています。地域活性化を研究テーマとしている私としては、本当に興味深い訪問となりました。詳しくはソーシャルマーケティングの講義でお話しします。
なんともまあモダン、武雄市図書館 館内にはTSUTAYAとスターバックスが入店 販売用の本と貸し出し用の本はスタバでコーヒーを飲みながら読むことができます。 |
②世界遺産登録後の富士山周辺の地域活性化事情
世界遺産登録後の富士山周辺の地域ビジネスは非常に活発化していることが分かりました。様々な観光資源に恵まれ、人のにぎわいが戻ってきたようで、どこに行っても周辺は交通渋滞でした。世界遺産には三保の松原も含まれているのですが、観光客アップで松枯れが起こっていて、バスでの近くへの乗り付けが制限されるようになったとか。。。集客にともなうマイナス面も見逃してはなりません。
富士五湖を筆頭に、水上バス、新東名のサービスエリア、白糸の滝などをめぐり、B1グランプリ第1回・第2回連続グランプリの「富士宮焼きそば」の総本山・お宮横丁で締めました。充実した視察となりました。これも詳しくはソーシャルマーケティングでお話しします。
白糸の滝 この日は本当に水量もあり、爽やかでもありました。 |
③彦根市及び近江八幡周辺
やはり彦根城はすばらしいです。おとなりの三成の居城だった佐和山城址の方が個人的にはとても気になりましたが、、、。彦根城の下の博物館では、ゆるきゃらでおなじみの「ひこにゃん」が時間割で登場。でも、こちらも個人的には「くまもん」の方が圧倒的に好きです。そして、この近辺で大きく幅を利かせているのは、あのクラブハリエで有名な「たねやグループ」です。どこに行っても「たねや」さんのお店はお客で一杯です。たしかに、クラブハリエのバームクーヘンはうまい!が、その他は、特にベーカリーなどは私の口にはあいませんでした。でも、商品開発力というか、地域活性化力というか、とにかく発想力と発信力はピカイチです。今後の全国展開が楽しみです。
ひこにゃん登場。こいつ観客慣れしとるで。 半径3メートル内には近づけないほどの厳重なガードです。 |
クラブハリエの工場兼カフェ 焼きたてのバームクーヘンを食べられるのはここだけ。 |
以上、とりとめもなく、夏休みの出来事を書きてきましたが、大学教員は夏休みには本当にそれぞれが様々なことをやって過ごしています。こうして充電したものを、次の教育や研究に活かしているのです。
今後の小木ゼミのスケジュール
最後に、小木ゼミの今後のスケジュールを紹介して終わります。
9月14日~17日 ゼミ合宿
9月中旬 進一層トライアル(旧ゼミGP)結果発表
9月24日~ ゼミ開始(個人研究発表、コラボ企画、就職相談会)
11月22日 小木ゼミOBOG会
12月13日 経営学部ゼミ発表会
12月毎週~ 小木ゼミオープンゼミ(12月以降のゼミを1年生に聴講開放)
12月中旬 TFT・健康ランチ販売及び「国分寺物語」シンポジウム
1月中旬 こんなお菓子あったらいいなプロジェクト発表会
次回(11月中旬)は、小木ゼミの成果活動をたっぷり報告していきたいと思います。乞うご期待。
小木紀親 (経営学部 教授)