2014年6月29日日曜日

企業とのコラボ企画2014(小木ゼミ通信 vol.4 ~お菓子メーカーとのコラボ&Table For Twoプログラム 他~)

 経営学部の小木です。
 大学の講義も含め、6月中旬から1日も休みのないまま全国を飛び回っており、ヘロヘロ状態です(7月中旬まで続きます)。自宅に6月は半分も帰れずという感じでした。。。。。

 でも、地方出張の折にはおいしいものを食べたり、出張先でゼミのOBOGに会ったり、出張先で新しい仕事のお話をいただいたり、移動の際にはゆっくりと好きな本やエッセイを読んだりと、悪いことばかりではないような気がします。今日なんて、新大阪の駅でドクターイエロー新幹線と鉢合わせして、鉄チャンでもない私でもテンションが上がりました!

 
ドクターイエローを触ったのは初めて
 

 さて、小木ゼミ通信も4回目となります。
 本日は、小木ゼミの進める企業とのコラボ企画の一部をご紹介します。

 小木ゼミでは、個人研究以外に、次の3つの領域で企業・NPOとのコラボ企画を進めています。

①.商品開発プロジェクト
*「琉球豆豚」のマーケティングプログラムの提案

  ㈱レビオ×小木ゼミ コラボ

*「こんなお菓子あったらいいな」プロジェクト

  イーグル製菓・鈴木栄光堂×小木ゼミ コラボ
 

②.地域活性化プロジェクト
*Webサイト「国分寺物語」の企画・運営・取材・制作
  JAZYブランディング&Nipponia Nippon×小木ゼミ コラボ

 
③.国際貢献プロジェクト
*健康ランチ販売プロジェクト(貧困国支援活動・年2回)
  TFT(Table For Two)×東経大生協×小木ゼミ コラボ

 今回はその中でも、

1.「健康ランチ販売プロジェクト
   TFT×東経大生協×小木ゼミ コラボ

2.「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト
   イーグル製菓・鈴木栄光堂×小木ゼミ コラボ

をご紹介いたします。

 

1.健康ランチ販売プロジェクト

  TFT×東経大生協×小木ゼミ コラボ

本年度の「TFT×東経大生協×小木ゼミコラボ:健康ランチ販売プロジェクト」ですが、ようやく日程など詳細が決まりました。東経大・小木ゼミが進める本プロジェクトは、今回で第3弾になりますが、東京都内の大学でもまだ数校しか行っていない取り組みです。本プロジェクトは、皆さんが購入してくれた健康ランチの売上の一部をアフリカの子どもたちの給食に寄付させていただくものです。

 今回のメニューは、いわゆる、野菜がたっぷり入ったブルコギ丼です。小木ゼミ生と生協の方々との話し合いが6月から行われ、ネーミングやプロモーションなど練りに練って、いよいよ発売が決定したたわけです。ぜひぜひご賞味のほどお願いいたします。

健康ランチ名:「ベジシャキ☆たっぷるこぎ丼」(410円)

販売期間:7月7日(月)~7月17日(木)

場   所:東経大生協食堂

 「ベジシャキ☆たっぷるこぎ丼」を買ってもらうと、410円のうち「20円」分が食事に困まるアフリカの子どもたちの給食にTFT(Table For Two)を通じて寄付されることになっています。これもひとつのソーシャルビジネスの形ですね。

 小木ゼミ生からのメッセージ:

 「今回もおいしいさ満点です!ベジシャキ☆たっぷるこぎ丼ぜひご賞味下さい!昨年同様、小木先生はノルマ10杯、森岡先生と北村先生はノルマ20杯でお願いします!テヘ(笑)」

6月某日、東経大生協食堂店長と小木ゼミ生との試食会
基本的に、TFTプロジェクトは女性中心で行っています。

真剣にネーミングを検討
プロモーション案を相談

さあ、この中から正式決定だ!

じゃあーん!7月7日~14日販売!
ベジシャキ☆たっぷるこぎ丼!
これに決定!

2.こんなお菓子あったらいいなプロジェクト

  イーグル製菓・鈴木栄光堂×小木ゼミ コラボ


 
 これまで学生や高校生の声を拾ってみると、「お菓子」の商品開発及びプロモーションをしてみたいというのが圧倒的に多かったように思います。そこで、小木ゼミでは、今年度から、鈴木栄光堂・イーグル製菓のご協力のもと、「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」を進めることになりました。つまり、お菓子の新商品開発とその広告・プロモーションを鈴木栄光堂・イーグル製菓に提案し、その新製品を発売するというコラボ・プロジェクトです。

 6月25日(水)には、ゼミの時間に鈴木栄光堂・イーグル製菓の社長・鈴木伝氏をゲストに迎え、お菓子の歴史や今後のコラボ企画の進め方について、ゼミ生らと白熱したディスカッションをいたしました。

いよいよ、お菓子の新商品開発にむけてキックオフなのだ!


鈴木社長の話に真剣に聞き入るゼミ生ら

講演後、まだまだ聞き足りないのか、鈴木社長との
ディスカッション延長戦です。この後、昼食でも議論は続きました。

たくさんのイーグル製菓のお菓子の差し入れをいただきました!


 鈴木社長には、いろいろとお菓子の差し入れをいただいたのですが、すっかりゼミ生らに食べられてしまいました。仕方がないので、国分寺駅のMIURAYAに行き、市場調査がてら、イーグル製菓のミックスキャンディを購入しました。MIURAYAには、イーグル製菓の商品は4商品ぐらいは置いてあったと思います。イーグル製菓の商品は、MIURAYAをはじめ、成城石井、紀伊国屋など、少しアッパーな小売店で販売されています。

 提案書をしっかりと仕上げ、プレゼンを経て、来年早々に小木ゼミプロデュースの新商品のお菓子が店頭に並ぶことを夢みて、ゼミ生は頑張っていく模様です。

 

☆東経大を志望校の1つに考えていて、お菓子をプロデュースをしてみたい高校生のあなた!

 

☆一緒にお菓子プロジェクトをやってみたい、東経大1年生のあなた!


 そんな人は、ぜひ小木ゼミのドアをノックしに来てください。
 お待ちしております。


 文責:小木紀親

2014年6月24日火曜日

フィールドワーク―事件は現場で起きている―

こんにちは。経営学部、流通マーケティング学科教員の北村です。
今回は私のゼミで行っている「フィールドワーク」という調査課題についてご紹介します。調査には、本や論文を読み込んだり、統計資料やデータを集めたりするような調査もあります。しかしフィールドワークは、日本語で「現場調査」というように、実際に現場に足を運んだ上で行う調査です。

我がゼミでは、新ゼミ生を迎えた4月に、ゼミ生全員にこの課題を与えています。具体的には以下の3つのパートからなります。
1.フィールドワーク課題
2.フィールドノーツ課題
3.コメント課題

1.フィールドワーク課題

現場に出向き、五感をフルに使って、どんな人がそこにいて、何をしており、そこで売られている商品や売り方はどのようなものか、その場の様子や雰囲気を見たり聞いたり感じ取ったりする(加えて、必要ならば店員に質問したりする)課題です。

行き先の現場は、ゼミ生の話し合いで決まります。下記の条件を満たせばどこでもよいです。

a.このような機会がなければなかなか行きそうにないところ(近場、他の機会でも・自分でも行けそうな場、一部のゼミ生だけがなじみのあるような場はNG)

b.ゼミ生全員が同時に調査できるところ(小規模店舗等全員が押し寄せると明らかに迷惑をかけるところはNG)

今年度は、「小江戸」とも呼ばれる埼玉県川越市の風情ある街並みの中にある、駄菓子屋製造・販売店の集まったエリア「菓子屋横丁」に決まりました。ちなみに、これまでに調査したフィールドには、東京都府中市にあるJRAの「東京競馬場」、羽田空港国際線ターミナル「江戸小路」、JR秋葉原駅高架下にあるクリエイターの商品づくりの作業場と店舗が一体となった商業施設「2k540」などがあります。

こうして決まったフィールドに、ゼミ生全員で、同じ日時に出かけます。現場に着いたら調査エリアを決めて解散します。あとは個人での調査となります。

2.フィールドノーツ課題

フィールドワークの結果をまとめた報告書を作成する課題です。

多くの学生はその場で五感をフルに働かせ、見聞きしたこと、感じたことを記憶しています。加えて、簡単なメモや写真、現地でもらったフロアガイドやパンフレットなどの資料を取っている場合もあります。以上のような様々な情報を整理し、問題意識や調査テーマに基づいて構成を考え、文章や図表や写真を活用しながら調査テーマに関するひととおりの結論や考察をまとめた報告書が、このフィールドノーツです。

力作揃いのフィールドノーツです。

ゼミ生、特に新ゼミ生はここで初めて、茫然とします。同じ日時、同じ場所にいたはずなのに、出来上がったフィールドノーツの質・量には個人間で大差があるからです。後述する観察力や表現力の差が如実にノーツに表れているのです。

3.コメント課題

こうして完成したフィールドノーツを、今度はゼミ生で批評し合う課題です。

具体的には、各ゼミ生の問題意識、調査手法、考察内容、およびフィールドノーツの書き方などについて、匿名で評価します。
今年度は26名のゼミ生のうち、各自上位4名と下位4名と思うゼミ生に投票してもらいました。1位票の入ったゼミ生には4点を与え、2位票以下は3点、2点、1点を与えます。逆に、下位に選ばれたゼミ生は、ワースト1位から順に-4点、-3点、-2点、-1点となります。これを個人ごとに集計すると、ゼミ生ごとに評価点が出ます。厳しいようですが、優劣がはっきりします。今年度は、下記のようになりました(氏名はA~Zに伏せてあります)。


左の軸が得票数、右の軸が得点です。

なお、上位、下位に投票したゼミ生は、これも匿名で、優れていると思った点とその理由、改善すべき点とどう改善すべきかに関する提案などをコメントしてもらいます。これを全員分まとめると、今年度のコメント集はなんと39ページになりました。



コメント集。非難ではなく批評です。



以上が課題の概要です。この課題には、以下のようなメリットがあります。

まず、自分の感度(アンテナ)が上がります。普段、皆さんがどこかに出かけて何かを買ったとしても、それは「なんとなく欲しかったから買った」としか思わないでしょう。しかし、店や街には、皆さんに立ち止まらせ、目を引くための工夫があったはずなのです。その工夫は買った商品自体にあるとは限りません。商品の置き方や照明の当て方、隣に置かれた商品、陳列棚の高さ、店員の掛け声、その場に居合わせた他の客の様子など、実は様々な影響を受けて、皆さんはその商品を買ったはずなのです。逆に言えば、店や街をつくる側はこのような要因をどう散りばめるかを考えなければならず、フィールドワークを行うと、こうした店や街側のねらいに気づけるようになります。物を見る際の感度が上がったということですね。

次に、それを報告書にすることで、表現力や考察力が磨かれます。現場で見聞きしたことや記憶したことは、頭の中には入っていても、他人に伝えるのは難しいです。この難しい作業にあえて挑戦することで、言葉の選び方や使い方、図や写真の効果的な用い方を磨くことができます。さらに、こうした調査結果のまとめを読み直すことで、「その場にいた人の過半数は女性だったのに、陳列棚は平均的な身長の男性の目の高さだったので良くない」「商品Aと商品Bは別のカテゴリーの商品のため売り場が別だったが、一緒に買っていた客が多かったので、この2つの商品は隣に並べるべきだ」などの考えに至ります。

ノーツやコメントは作成しなくとも、現場調査だけなら誰でもすぐにできるのがこの調査の特長です。まさに百聞は一見に如かず。良ければ挑戦してみて下さい。

なお、この課題は私が大学院生時代にお世話になった先生が与えてくれた課題とほぼ同じです。興味を持った人は、佐藤郁哉先生が書かれた「フィールドワーク」(新曜社)という本を読んでみて下さい。

文責:北村真琴(流通マーケティング学科 准教授)



2014年6月16日月曜日

コミュニケーション

こんにちは。
経営学部の関口和代です。
今回は、ゼミ内でのコミュニケーションについて
ご紹介したいと思います。

他の先生もご指摘されていましたが、
今回は、ゼミ活動を通して生涯の友人に
出会える可能性が高い、ということに関連して、
コミュニケーションについて記したいと思います。

「腹心の友(朝ドラ「花子とアン」でもキーワードとして
何度も紹介されていますが..)まではいかなくとも、
気の置けない友人の存在は、
特に、社会に出た後に、
しみじみと有り難いなぁと思えます(実感です!)。

ゼミ活動で、辛く苦しい、あるいは、
楽しく充実した経験を共有した仲間は、
腹心の友、気の置けない友になる可能性の
一番高い人たちだといえます。
10年経とうが20年経とうが、
集まれば瞬時に学生時代に戻ることができる
得難い友人になることが多いです。

ゼミ内のコミュニケーションがうまく取れていることは、
ゼミ活動の成否を決定づけるといっても過言ではありませんし、
ゼミに対する満足度を高めることにもつながります。
したがって、できるだけ早くお互いを知り、
お互いの個性を踏まえた上で、一緒にゼミ活動ができるよう、
さまざまな活動が行われます。

今回は、その一端をご紹介します。
ただ、私の知らない(というと語弊がありますが)
コミュニケーションを深める活動も(多々?)あるようですので、
以下、4年生の吉岡さんと堤さんにまとめてもらいました。
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関口ゼミは【人的資源管理】をテーマに活動を行うゼミですが、
ゼミ内の交流を目的にさまざまなレクを企画し、
皆でワイワイ活動しています。
今日はその様子をお届けします!

①新歓コンパ

新ゼミ生歓迎会です!
初めてのゼミ活動を終えた2年生との交流の場!
(注:もちろん未成年者は飲酒厳禁です)


②春合宿
年ではありませんが、
1泊2日で合宿をします。
今年は河口湖に行きました。

 
BBQ
夏前にBBQを敢行します!
普段のゼミとは違い、
先輩、後輩関係なく騒ぐことで
ゼミ活動自体が活発になります。
とにかく楽しいですw

 
④コンパ
やっぱり、飲みにケーションですよね!
仲良くなる秘訣かもしれません。
こういう交流を重ねることが、
普段のゼミ活動の活力に!?

 
企業訪問後や工場見学後のコンパも楽しみです。
企業の方が参加してくださることもあり、
いろいろなお話を伺うことができます。

 

 
 
⑤海外ゼミ研修で
自由行動で各自食事を取るときもありますが、
基本は参加者全員での食事。
ゼミ研修旅行で寝食をともにする経験を経て、
さらに仲良くなれます。
 
 
これまで、韓国・中国・ベトナム・タイに行きました。
現地の大学生との交流も楽しみ一つです。
今後、いろいろなバックグラウンドを持つ方とともに
働く機会が増えると思いますが、
このような現地の方と話をしたり、
食事をする機会があると、不安も減少し、
なんとかなるかなと思えてきます。
 
 
下記は、ディスカッションのあとに、
各大学の方と食事した時の写真です。




(上海:復旦大学の学生とキャンパス内のレストランで)




(バンコク:泰日工業大学の学生と懇親会会場で)





⑥追いコン
ゼミの集大成ですかね。
今までのゼミでの写真をスライドショーにしたり、
後輩から先輩に御礼の品を贈呈したりします。
この時は、お店を貸し切って盛大なパーティーとなりました








⑦ノリでボーリング!!
「ボーリング行きたくね?」の一言から
ゼミ終わりにノリで行っちゃいました!
写真は1枚ですが4、5回くらい行った気がします。
府中本町ラウワンプライベートレーンは
関口ゼミのホームです!
 
⑧普段のゼミ風景
普段のゼミの様子です。
基本的にゼミ生がやりたいことをやれるので、
楽しく、しかしメリハリをつけて活動しています。
学年を問わず「これやりたい!」という声が挙がれば
実現出来る、いい意味で「何でも出来る」ゼミです。
 
院生の方もゼミに参加してくださるので、
特に、グループ・ディスカッションなどは
とてもタメになります。

 
 
ゼミがスタートする4月は、
皆、緊張しています。
でも、以上のようなレクリエーション活動を通して、
いつの間にか皆と仲良くなることができます!
今回紹介したのは、ほんの一例ですが、
やっぱり、何事も楽しもうという姿勢は、
関口ゼミの長所です!
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上記以外にも、
ゼミナール連合会主催のフットサル大会が
例年6月に行われています。
また、今年はトライアルで
ゼミ対抗のソフトボール大会が開催される予定です。
森岡ゼミの皆さんが幹事をしてくださっています。
感謝、感謝です。

通常の学生生活でも、
もちろん友人はたくさん作ることができますが、
ゼミでは、さらに濃密な関係を構築することが可能です。
一人でも多くの方が、
大学生活のメインともいえるゼミに参加し、
より一層充実した日々を過ごしてもらえたらと思っています。

最後に一言。
けっしてコンパだけやっているわけではありません..
念のため申し添えます。



(文責:関口和代)