2014年6月8日日曜日

工場見学に行ってきました

こんにちは、経営学部教員の柴田です。

私たちが教えている経営学は、世の中の会社がどのように運営され、
そこで働く人々がどのような想いを持っているのかを学生の皆さんに
理解してもらうことを目指しています。柴田ゼミでは、毎年必ず
工場見学を行っていますが、会社の理解を深めるためには、実際の
会社を見学するのが良い方法の1つであると思うからです。

5月30日(金)のゼミではサントリーの武蔵野ビール工場を見学しました。
この工場はJRの府中本町駅から徒歩15分ほどで、国分寺キャンパス
からでも1時間以内の近さです。見学の受付時間も16時までと、
工場見学としては比較的遅くまで公開されているため、3時限目の
授業終了後に大学を出ても見学ができる、ほとんど唯一の工場という
ことができます。詳しくは以下のリンクを参照してください。
http://www.suntory.co.jp/factory/musashino/index.html

見学は、まずビデオで会社や製品の概要を紹介するところから
始まります。次に、原料である水、麦芽、ホップについての
紹介があり、麦芽を実際に一口食べてみると、香ばしさと甘さの
あることが分かります。さらに実際の製造工程に沿って、仕込
発酵・貯酒・濾過・缶瓶への詰込の様子を見学通路から見る
ことができます。そして、最後に一番人気のコーナーである
試飲会場で、出来立ての生ビール、プレミアムモルツや工場限定の
新製品を飲むことができます。ちなみに、未成年や(自転車を
含めた)運転者にはソフトドリンクの提供となります。
やはり、工場を歩き回った後に、できたてで、良く冷えて、
上手に注がれたビールを飲むと、そのおいしさは格別ですね。
下は工場でのゼミ生の集合写真です。



参加した学生に感想を聞いてみると、ビールがおいしいという事の
ほかに「衛生管理や安全管理に思っていた以上に気を使っている
ことが分かった」「味を追求するのに、原材料に非常にこだわって
いることが分かった」という業務プロセスの重要性を挙げている
だけでなく、中には「ガイド役の女性社員の方が、自分たちより
それほど年上には見えないのに、全ての内容をしっかり覚えていて、
スラスラと説明できるのが凄い」という、働き方の部分に感動した
という意見もありました。なにごとも興味を持って現場を眺めると、
今までと違う、新鮮な発見のあることがわかります。

この経営学部のブログメンバーの中でも、加藤先生、関口先生、
山本先生などもゼミや授業で工場見学や会社訪問を積極的に行って
います。やはり、「現場を見てみる」ことは非常に大事だと認識
されているのでしょう。柴田ゼミでも、本年度はまた工場見学の
機会を作っていきたいと思っています。