2018年12月17日月曜日

タイ高校生との交流会@山梨


経営学部の関口和代です。今回は、ゼミ生とともに実施したタイの高校生との交流イベントについてご紹介したいと思います。
2018225日のミャンマーの大学生との交流に続き、1124日(土)にタイの高校生との交流イベントを山梨で実施しました。ミャンマーの大学生との交流の様子については、下記(516日)ブログでご紹介していますので、是非そちらもあわせてご覧ください。
ミャンマーの大学生との交流会@横浜

上記交流イベントは、「科学技術振興機構(JST)・さくらサイエンスプラン」で来日した大学生及び高校生と行いました。さくらサイエンスプランは、「優秀なアジアの青少年が日本を短期に訪問し、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深めること」を目的としたもので、引き受け団体である日本ユースリーダー協会様に今回もお声掛けいただき、ゼミ生とともに貴重な経験をすることができました。


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回の交流イベントの企画・運営担当者は2年生の3名す。実施にあたって、どのような取り組みをしたのか等をまとめてもらいましたので、それらをベースに紹介したいと思います。 



★事前準備★
交流イベントの行き先候補として、横浜・日光・山梨(富士山周辺)の三か所を挙げ、それぞれの場所での交流プランを考えました。所用時間や予算等を含め総合的に検討した結果、今回は山梨に行くことにしました。
さくらサイエンスプランの趣旨に沿った訪問先について日本ユースリーダー協会の方とも検討し、最終的に、山梨県立リニア見学センターと桔梗屋信玄餅工場の見学の他、クラフト体験(サンドブラスト)をすることを決定しました。
昼食は山中湖畔で蟹鍋を、夕食は山梨名物のほうとうを試してもらうことにしました。参加人数が50名近くということもあり、お店探しはとても大変でした。
担当者三人で、全ての施設と食事会場の予約、当日のタイムスケジュールの決定、交流会しおりの作成、タイの高校生へ渡すお土産やお菓子の購入など行いました。

★交流イベント当日★
新宿から山梨へは貸し切りバスで移動しました。渋滞等も考慮に入れたスケジュールを作成しましたが、到着予定時間等について、こまめにドライバーさんと確認した上で、施設や食事会場の方とも緊密に連絡を取るようにしました。
また、タイの高校生、ゼミ生とも積極的にコミュニケーションを取ったことや、全員が交流会のしおりを確認しつつ行動してくれたこともあり、当日はプラン通りの進行ができました。
★苦労したこと★
タイの方に喜んでいただけるようなスケジュールをと考えていました。もっと多くの体験をしていただきたかったのですが、引き受けてもらえる施設や食事会場を探すことが難しかったですし、各施設での滞在時間が短くなってしまったことも残念な点です。
また、タイの高校生達は、日本語・英語とも少し話せる程度だったので、私たちの意図や意思がきちんと伝わらないこともありました。



★楽しかったこと★
事前に決めておいたタイの高校生と私たちの混在グループ単位で行動することにしていましたが、タイの方と話すことは初めてだったので、最初は少し緊張しました。
山梨に向かうバスでも、タイの高校生と私たちのペアで座り、交流を深めることにしました。初めは携帯の翻訳機能を使いながらのコミュニケーションでしたが、日本語を教えたりタイ語を教わったりしながら徐々に会話が弾んでいき、山梨に着く頃にはすっかり仲良くなることができました。
タイの高校生も明るい子ばかりで、移動中も日本やタイのことを教え合い、大変有意義な時間を過ごすことができました。また、クラフト体験(サンドブラスト)もみな真剣に取り組んでくれたので、良い思い出になりました。




★今後の課題★
今後の私たちの課題は、語学力の向上とコミュニケーションを円滑にするための事前準備だと思います。
当日、タイの高校生とたくさん話をしたりゲームをしたり、バスの中でも楽しくコミュニケーションをとることができましたが、自分たちがタイ語を事前に少しでも勉強していれば、あるいは英語で話すことができていたら、もっと簡単にコミュニケーションが取れたと思います。そう思った理由の一つとして、タイの高校生たちが日本語で積極的にコミュニケーションをとろうとしてくれたことがあります。「ありがとう」であるとか「よろしくお願いします」といったことを、頑張って話している姿を見て、自分達ももっとタイ語を勉強しておけばよかったと後悔しました。
今後、海外に行く機会や海外の方と交流する機会があったら、自分の力でもっとコミュニケーションがとれるように努力したいと思います。





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2月に続いての交流イベントは、大変楽しく有意義なものとなりました。
企画・運営の3名は大変なことも多かったと思いますが、イベント当日も含め、とても頑張ってくれました。また、参加者もそれぞれ当事者意識をもって積極的に行動していました。ゼミ生の皆さんが成長したことを実感できるとても良い機会となりました。
このような機会を与えていただいた日本ユースリーダー協会様と、さまざまなサポートをしていただいた国際交流課に感謝いたします。最後になりますが、日本ユースリーダー協会様の概要と、協会主催の海外体験プログラムをご紹介したいと思います(以下、敬称略)。

日本ユースリーダー協会
日本ユースリーダー協会は、「明日の国際社会を牽引する若き人材=ユースリーダーを育成支援し、若者が夢と誇りをもって挑戦できる社会づくりに取り組」むことをミッションとする次世代リーダーを育成支援する公益法人です(HPより)。
 評議員会会長:三村明夫氏(新日鐵住金株式会社 名誉会長)
 理事長:井上義郎氏(川崎重工業株式会社 元代表取締役副社長)

日本ユースリーダー協会では、その事業の一環として下記のようなプログラムも実施しています。
GETGlobal Education Tour
高校生・大学生を対象とするアジア研修プログラムであるGETでは、現地でのホームステイや小学校での授業体験などを行います。以前、見学させていただいたミャンマーでのプログラムでは、高校生が大活躍。関東近県の参加者が多いのですが、九州の高校生も参加していました。
このブログをご覧になった高校生の方にも、ぜひ経験していただきたいプログラムです。
2012年から始まったGET来春20回目のプログラムがタイで実施されます。
・日  程 2019323日(土)~330日(土)8日間
・参加費用 169,800 ⇒ GETの概要


東経大では、2018年度からGET参加学生に対して4万円の助成を行うことになりました。
助成条件やプログラム詳細に関するお問い合わせは国際交流課までお願いします。

海外プログラム等に参加することで気づくことがたくさんあります。是非ご検討ください。

(文責:関口和代)