前期の遠隔授業(特にオンライン授業)を振り返って
遠隔授業になって、学生も教員もある意味で大変でした。ストレスもかなり溜まっていますね。でも、明けない夜はない!皆さん頑張っていきましょう。他大学も含め、前期にZoomでのオンライン講義をやってみて顕著に感じたことがあります(オンライン授業 他大学2コマ、本学3コマ / A・Bタイプ授業 1コマ)。
それは、学生が非常に授業をしっかり聞いているということです(お隣の友達としゃべることができないからかもしれませんが)。コメントペーパーなどみていると、それが如実によくわかりますし(書いてくる質・量ともに良い)、私が恥ずかしくなるくらいに授業に対してベタ褒めなのも、これまでにない状況です。しかも、Zoom講義の方が、これまで(対面式授業)に比して授業評価が明らかに高い!裏を返せば、これまでの通常授業がそれほどよくないのかなあと思ってしまいました。
オンラインと通常授業においては、それぞれメリットとデメリットがありますが、私の場合、オンラインの際は、テキスト、講義資料、画像・動画を全て使います。対面式の場合、テキストベースに、トークや学生を巻き込みながらの授業になります。私は、後者が良いと思っていたのですが、もしかしたら前者の方が時代に合っているのかもしれないとまじめに考え始めています。あとは、授業に対してかけた時間量は10倍ほど違って(オンライン授業の準備時間と毎週のコメントペーパー評価・フィードバック時間は半端なく多かったです)、時間をかけた分、授業評価も高かったのかもしれません。
今後は、オンライン時は今回同様に進め、対面式授業に戻った際は少し授業形態を見直していった方が良いかなと思っています。
ただし、やはりゼミだけは、対面式の方が良いかもしれません。ゼミ生もかなりフラストレーションが溜まっていそうです。早く、授業や合宿で思いっきりディスカッションしたいと思う今日この頃です。
ゼミ活動報告
前期のゼミ活動は、Zoomで個人研究(30本弱)を粛々とやっておりました。資料などを集めるのも大変だったのでしょうが、ゼミ生はしっかりとやっていました。安心したとともに、ゼミ生を誇らしくさえ思いました。良いようにとらえれば、いまのゼミ生は就活でのオンライン面接も十分耐えられるレベルになったと思います。企業コラボは止まっているのですが、それに代わって3年生中心に、幾つかのコンテストに積極的に参加することになりそうです。私自身、ゼミ生にこれ以上時間を取らせたくなかったのですが、3年生らはやる気満々で、それをダメだともいえず、許可した次第です。やるからには、しっかりとやって下さい。
また、日経学生対抗円ダービーの中間結果(第1回目)が出ました。小木ゼミは、全国12位、22位にランクインしました。その他にも、良い位置についているチームがありますので、最終結果(6月末・7月末の合計)が楽しみです。少々驚いたのは、1位の愛知学院大学のチームの指導教員が、私のゼミ生であったこと。彼も私のゼミ生の時に円ダービーに参加していたことを考えれば、円ダービーの歴史を感じます。双方の大学が1・2位をとることを願っております。
日経学生対抗円ダービーの中間結果(日経新聞 2020.7.25) |