2014年10月19日日曜日

16年分の思い

みなさま。
ご無沙汰しております。流通マーケティング学科の森岡です。

秋も深まり、食欲も増していることかと思います。
他方で、勉学の季節でもある秋。各ゼミともそれぞれの分野で研究を進めているようです。その成果は、2014年12月13日(土)にオープン・キャンパスと同日開催される経営学部合同ゼミ報告会にて発表予定ですので、どうぞご期待ください。

さて、研究に関連して、大学学部の最終学年である4年生のそれに焦点を合わせてみましょう。ゼミで学ぶのは、何も2・3年生だけではありません。多くのゼミで、4年生も授業に参加し、後輩の指導などにあたっています。そして、その多くが自らの研究にも一生懸命になっています。

そう。卒業論文。いわゆる卒論です。
経営学部では「研究論文」という名称で開講されています。しかし、シラバスをよく見てみると・・・ん?講義の日時が指定されていない!ということは、「いくらでも楽ができる!?」

そのように考えてしまう人はおそらく「研究論文」履修者にはいないでしょう。むしろ、逆で、「日々の積み重ねで執筆していかねば!」と考える学生がほとんどです。そして、経営学部では学部設置50周年を迎える今年度を期に、そのような学生の研究成果を讃えるべく、「卒論表彰制度(正式名称未定)」を設けることを決定しました。

考えてみると、卒論執筆は、小学校に入学以来、義務教育・高等教育の16年間の成果をまとめる機会になっています。これまでに習得してきた技術・ノウハウを総動員して、自ら問いを立てて、それに解答する。このプロセスで得られるものは、きっと社会に出たときに自らに自信を与えてくれるものになるでしょう。

16年分の思いのこもったその卒論は、寒い真冬に提出されることになりますが、それを執筆し終えた人の胸中はきっと・・・

あったかいんだからぁ〜♪(©クマムシ)

追記:先日聞いたのですが、現在ブレイク中の「クマムシ」というお笑いコンビの佐藤大樹さんは、経営学部の柳瀬典由ゼミ(リスク・マネジメント論)のOBということです。

文責:森岡耕作(経営学部准教授:マーケティング論他担当)