東京ビッグサイトでは自動車マニア待望の「第44回東京モーターショー2015」がまもなく開催されます。
このように、業界内の多くの企業が集まり、新製品や新技術などの企業活動を広く世の中に紹介するものを国際見本市とか展示会、トレードショーなどと呼んでいます。そのため、自分の興味ある業界・産業の見本市・展示会を見学すると、その業界・産業の最新の動向をくわしく知ることができます。卒業後はこの業界で働きたい、という希望を持っている学生ならば、就職活動の前にはその業界の見本市・展示会をぜひ見学しておくべきでしょう。
柴田ゼミでは、10年ほど前から観光ビジネス、旅行関連産業を研究テーマに加えています。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを迎えて、観光ビジネスは日本経済の中でますます重要度を高めています。国を越えて人が動き、文化や歴史の面から重要な場所を訪問し、さまざまな体験を重ねていくことは、互いに相手の国や人のことを知りあう機会となります。国と国との対立は、互いの無理解や誤解から生まれがちです。互いに相手の国や人のことを理解し合うようになれば、国と国の対立のかなりの部分が解消されるはずです。観光ビジネスは、内需を拡大するというだけでなく、大げさに言えば、世界平和にも貢献するビジネスなのです。
観光ビジネス、旅行関連産業の見本市・展示会として日本最大のものは、毎年9月末に行われる「ツーリズムEXPOジャパン」です。今年も9月26日(土)、27日(日)の2日間、東京ビッグサイトで開催されました。柴田ゼミでは、ゼミ生の皆さんにこの見本市・展示会を見学してもらっています。
同じ業界・産業に興味を持つ学生同士で見本市・展示会を見学すると、知識の幅が広がり、より多くの刺激を得ることができると思います。下の写真は会場を訪れた、柴田ゼミの学生たちです。
「ツーリズムEXPOジャパン」には、日本国内の企業や団体ばかりでなく、海外からも多くの出展者を集めています。マレーシアから本学に来ている学生は「マレーシアへ帰りたい気持ちがいっぱいでした。」という感想を送ってきています。
経営学は、生きた企業活動の姿を学ぶ学問です。皆さんも、教室の中での勉強だけではなく、ご自分の興味ある業界・産業の見本市や展示会を見学して、生きた姿に触れてみてください。
(文責:経営学部 柴田 高)