最近の東経大キャンパスは夏季休暇で学生の姿もなく静まり返っています。教員はこのときとばかり、論文・原稿執筆、研究報告・講演、調査出張、学外の委員会といった諸々の仕事を詰め込むので、夏季休暇とは名ばかりの相当な繁忙期です。山本は中小企業研究が専門なこともあり、8月は国内出張、9月は海外出張を軸にスケジュールを組みます。今年の9月は二つの国際学会で報告するため、イギリスとインドネシアに行きます。今から楽しみにしています。
また、夏季休暇中は授業期間以上に、ゼミ生指導に力を入れます。山本ゼミでは3つの研究グループがそれぞれ外部の論文コンテストやプレゼンコンテストに参加しています。これらの応募〆切や予選開催日は9~11月なので、夏季休暇中にいかに研究を進展させるかが重要になります。
ということで、自宅で論文を書きつつ、もしくは出張先のホテルで次の日の予定を練りつつ、SNSを駆使して、ゼミ生の研究指導に勤しんでいます。そんなせわしない、しかし、充実した東経大の夏の学生生活を紹介します。
1.五大学中小企業研究インターゼミナール
インゼミとは異なる大学の、研究領域の近いゼミが集まって、研究報告会をすることです。このブログでも何回か紹介した年二回のインゼミ。今年は8月6日に東経大、日本大、帝京大、文教大、玉川大の五大学での開催となりました。年々、規模が拡大しています。報告内容もインタビュー調査やアンケート調査によるアカデミックな研究から地域連携活動の報告まで、バラエティに富んでいます。山本ゼミのゼミ生も気合を入れて報告し、他大の先生や学生から、貴重なコメントをたくさん頂くことができました。
五大学 集合写真
2.夏合宿
インゼミの2日後、8月8日~9日に山梨県河口湖畔で夏合宿開催。バスをチャーターし、西国分寺から出発しました。就活を終えた四年生も多数、参加してくれました。また、山本ゼミがお世話になっている多摩信用金庫の方と富士ゼロックスの方にもゲスト講師として、合宿にご参加頂きました。それぞれのご講演に加え、ゼミ生の研究のご指導も頂きました。ありがとうございました。
ホテル近くのシャトー風レストランで、ゼミ生と一緒にランチ
山本ゼミは「現場から学ぶ」ことをポリシーとしています。そのため、山本ゼミ生は夏季休暇中、企業の方々へのインタビューを積極的に実施しています。企業の方々にインタビューをお願いできるのは学生の特権であり、それをフル活用しているわけです。山本も可能な限り、ゼミ生の企業調査に同行しています。いろいろ試行錯誤した結果、教員が実例を見せることが、インタビュー調査の手法を教える最も良い方法だという当然の結論に至りました。ゼミ生の質問の仕方やメモ取りの仕方が格段に上達しているのを見ると嬉しくなります。
まだ、詳細は話せませんが、山本ゼミの今年度の産学連携プロジェクトが佳境を迎えています。様々な方々のご支援を頂きつつ、ゼミ生も相当に頑張っています。そのうち、このブログで報告したいと思っています。
加えて、8月2日に富士通の知財活用アイデア大会 ブラッシュアップ会がありました。詳細は東経大のwebsiteで紹介されていますが、山本ゼミの二年生が参加していて、なかなか面白いアイディアを考え出して、頑張ってくれています。
知財活用アイディア大会 ブラッシュアップ会でのゼミ生の様子
文責:山本聡
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