2017年4月17日月曜日

マスクって花粉対策か風邪予防ですか?

2017.04.17

経営学部の本藤です。
久々に、本藤ゼミのネタからマーケティングの考え方を紹介してみたいと思います。
桜も入学式に合わせて咲き乱れてくれて、いい雰囲気で新年度がスタートしました。

先週からゼミがスタートして、新しいメンバー(新2年生)を迎えての第一回でした。本藤ゼミはガチゼミで認知されていて(汗)、サークルや部活に力を注ぎたい人には敬遠されがちなのですが、新2年生は期待と不安がごちゃ混ぜになった表情で自己紹介をしていました(笑)


そんな気分も先輩がみんな通ってきた道です。きっと最初は危機感と焦燥感と無力感を感じてしまうかもしれませんが、励めば励んだだけ満足感や達成感を感じられる日がやってきます。
おそらくほぼ全てのゼミがそんな感じだと思います。
運命のゼミに入ったら、担当教員を信じて邁進しましょう。


本藤ゼミでは、年に3回のコラボ企画を行っています。
4月から7月の春企画、9月から11月の秋企画、11月から2月の冬企画です。
数年前までは夏休みも冬休みも春休みもなかったのですが、最近はインターンシップと称する就職活動が夏、冬、春の休み中に開催されるので、スケジュール変更しました。

昨年度は、ロート製薬やハウスウエルネスフーズとのコラボでしたが、今年度の最初はユニ・チャームです。通常のキックオフは大学で行われるのですが、今年はユニ・チャームの東京オフィスで行います。
今回のゼミコラボ対象商品は「マスク」。
ユニ・チャームのマスクは「超快適」と「超立体」で、現在トップシェアを誇っています。この後どうやって売り上げを伸ばしたらいいでしょうか?


もはやマスクの最需要期は過ぎ去りましたね。
みなさんにとって、マスクをする時ってどんな時でしょうか?
花粉対策としてマスクをする人も多いかもしれませんね。スギが終わって、そろそろヒノキも終わりそうです。
ほかに、風邪予防にマスクをする人も多いかもしれません。満員電車で、ゴホゴホしている人が近くにいると、うつされないように体の向きを変えて微かな対応策を試みることもあります(笑)。
逆に、風邪をひいた時のエチケットとしてマスクをする人もいますし、風邪を少しでも早く治したい人も、喉の乾燥を防ぐためにマスクをする人がいるでしょう。


昨年度マスクの市場規模は300億円近くに達しているという状況にあります。
それでは、このマスク市場を活性化させるために、何を考えるべきでしょうか?
マスクは価格以外で差別化が難しいコモディティ化が進んでいて、最近は100円ショップで30枚入り(1枚3円)のマスクも人気になっています。そうなると需要数量は増えても、市場規模は縮小する可能性があります。


コモディティから脱却する方策として、近年、伊達マスクとも言われているマスクも大きく市場を伸ばしています。ユニ・チャームからも「小顔にみえマスク」が発売されています。
朝メイクする時間がなくて、マスクで隠して登校してくる女子学生を目にすることが増えてきていますが、そんなファッションの側面を訴求すれば、潜在需要をもっと掘り起こせるかもしれません。
違う機能(価値)を支持してくれる人を増やすことが潜在需要の発掘につながります。


ですから、このように実用的な商品でも、ファッション性を取り込むことで、価格競争ではない機能訴求商品に競争フィールドを転換することもできます。
一般的には、想定されるターゲットの需要数量を増やすことで売り上げを伸ばすことが通常の営業方針になりますが、異なる需要に対応してターゲットを拡大することも売り上げを伸ばす選択肢になるのです。
隠れた需要を探し当てることは、マーケティングの戦略的な取り組みになります。


文責:本藤貴康(流通マーケティング入門、流通論、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/


2017年4月9日日曜日

別れから出会いのシーズンへ(小木ゼミ通信vol.19 お菓子コラボ社長プレゼンなど)

 マーケティング論、ソーシャルマーケティング論担当の小木です。19回目の投稿となります。

 4月3日付の吉田靖先生のブログ「学問のすゝめ」の内容は、とても格調高く、新入生や高校生には、とても意義深いものがあると感銘を受けました。新入生や高校生は、熟読し、何かにつけ読み直しをされることをお勧めいたします。

 個人的には、福澤翁の言葉では、「愈究愈遠(いよいよきわめて、いよいよとおし)」や「自我作古(われよりいにしえをなす)」が好きです。とりわけ、自我作古(じがさっこ)の真意は、自らが開拓者となり、後世に影響を与え続けるものというのではなく、後を継ぐ者が自分を乗り越え、自らが過去になることを受け入れる勇気ある言葉と解釈いたします。すでに、小木ゼミからは、2人の研究者(大学教員)が出て、私を追い抜いた形になっています(まだ負けていませんが)。少なくとも本学の新入生や、本学を目指す高校生には、その心意気で頑張ってほしいと願っております。


 さて、3月の別れのシーズンが過ぎ去り、4月は出会いのシーズンとなりました。

 大学卒業生は晴れて社会人に、高校卒業生は晴れて大学生になられるわけですが、これからもこうした光景が繰り返されるわけですね。そういえば、私どものゼミは、8月2日(水)のオープンキャンパスで、ゼミ紹介の場に登場することが決まっています。もうすでに、来年度の入試募集(新たな出会い)に向けて動き出しているのです。高校生2・3年生の皆さんは、ぜひ見に来て下さい。そこでお話しするゼミ活動の一端を、以下では、紹介していきたいと思います。

 今回のラインナップは、

 1.こんなお菓子あったらいいなプロジェクトで社長プレゼン

 2.進一層課外部門優秀賞(学長賞)受賞

 3.ゼミ選考の結果

 4.卒業式・卒業イベント

です。


  1.「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」で社長プレゼン

2017年3月某日、鈴木栄光堂・イーグル製菓の鈴木伝社長へのお菓子プレゼンが東京経済大学で行われました。ほぼ1年かけての成果発表でした。

 新3年生の4つのグループから提案を行いましたが、社長からは、お褒めの言葉をいただきました(かなりの好感触でした)。

 ひょっとすると提案が、また商品化するかも。発表の新3年ゼミ生は良く頑張っていたと思います。お疲れ様でした。

 社長の総評&ミニ講演では、鈴木栄光堂・イーグル製菓が、シャンポール、東京どりーむに続き、さらにもうひとつお菓子会社を買収するとのサプライズ発言も飛び出し、経営戦略の奥深さを知ることになりました。

鈴木社長と新3年生とのショット

新3年生のプレゼンの一コマ


 2017年度も、新たな2年生を迎えて頑張っていきたいと思いますが、東経大に入って、このプロジェクトに参加したい高校生がいましたら、迷わず小木ゼミのドアをノックして下さい。お待ちしております。



 2.小木ゼミが進一層課外部門優秀賞(学長賞)受賞!


 進一層表彰課外部門で小木ゼミは優秀賞(学長賞)を獲得しました!

 特に、企業とのコラボである、

①地域活性化プロジェクト:Web「国分寺物語」の制作・運営(Nipponia Nippon×小木ゼミ)
②新製品開発プロジェクト:「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」(鈴木栄光堂・イーグル製菓×小木ゼミ)
③国際貢献プロジェクト:TFT健康ランチの提供(TFT×東経大生協×小木ゼミ)

 などの取り組みが評価されました。

 これで7年連続の受賞となります。

 これまで通り、一生懸命ゼミをやってきたことが評価されたと考えます。2017年度も引き続き、頑張っていきたいと思います。



 3.ゼミ選考の結果について

3月21日にゼミ選考が行われました。

 まずは、ガチゼミとの噂される中(われわれはガチゼミでないと思っているのですが)、小木ゼミを希望してくれた、たくさんの方に感謝したいと思います。本当に、ありがとうございました。今年の応募者は44名+1名グロキャリ生で(内継続生18名、新2年生25名+1名)、学内では5番目の応募者数でした。全員のご期待に沿うことはできなかったことだけがとても残念です。

 2017年度は、3年生(継続生)を含む31名+1名(グロキャリ生)の32名で小木ゼミをスタートさせることになりました。卒論ゼミ生(4年生)15名を合わせると、総勢47名の大所帯となります。東経大では一番多くの学生を抱えるゼミ集団と言えましょう。

 さて、選考ですが、3日間延べ10時間を越えるゼミ生との話し合いの末、決めました。毎年、上位合格10名程度まではとんとんといくのですが、そこからが難航しました。入ゼミ許可の皆さん、ぜひそのことを念頭に入れて、ゼミ活動頑張って下さい。

 幹部はじめ、新3年生は特に大変になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 私は、いつも周りにゼミ生がいてくれるだけで、本当に嬉しく思っています。



 4.卒業式・卒業イベント

3月22日卒業式前に卒業イベントを行い、追い出し食事会は23日に行いました。

 23日卒業式前のゼミイベントでは、後輩ゼミ生から各卒業ゼミ生にプレゼントが贈られ、今年も10名の大切なゼミ生(通算18期生)が巣立っていきました。

 私も卒業生からコメント付きミニアルバムと革のブックカバーをいただきました。大事にしたいと思います。

 いつもながら、嬉しいけど、本当に寂しいです。。。。。
 18期の皆、卒業おめでとう!
 皆さんが活躍することを祈念しております。
 悩んだら、GO BACK TO SEMINAR!
 これからも、小木ゼミファミリーとしてよろしく。


大切なゼミ生が卒業していき、また新しくゼミを作り直すと思うと、途方もない作業ですが、ひとつひとつ積み上げて、1年間頑張っていきたいと思います。



                                            小木 紀親

2017年4月3日月曜日

学問のすゝめ

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

経営学部の吉田靖(経営財務論担当)です。

 

本学でも4月1日に入学式が挙行されました。

経営学部だけでも約560名の新入生の皆さんをお迎え致しました。

本学では経営学部が最も多くの入学生をお迎えしております。

 

全学での入学式の後は、各学部別に別会場で学部長挨拶とガイダンスを行いました。

私は教務主任もしておりますので、1時間弱ほど経営学部のカリキュラムの説明を致しました。新入生の皆さん!話の内容は忘れないで下さいね!

さて、このときは、カリキュラムの内容についてのみお話ししましたが、大学や高校で学ぶ皆さんに是非お話ししたいことがあります。

それは、福澤諭吉の『学問のすゝめ』の冒頭の話です。

というと、そんなの知っている、

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。」

でしょ、と思う人が多いと思います。

 

ひょっとしたらどこかの大学や高校などの入学式でもこの一文が紹介されているかもしれません。しかし、実はこの一文だけでは福澤諭吉の言いたいことは全く伝わらないのです。これを理解するためには、このあとに続いている文章とセットで考える必要があります。それではどうなっているかというと、 次のように続きます。


「されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。
 (中略)

人は生れながらにして貴賎貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。」

 

冒頭の一文だけではなく、少なくともここまでの意味を考えましょう!

間違えて覚えている人、あるいは間違えて教えられた人は、何事にも疑問を持ち、自分で物事をきちんと調べるということの大切さも併せて理解していただけると幸いです。

 

それでは、他人に言うだけでなく、自分では学問をやっているのかというと、これが大学の教員の仕事なのですが、先月にはいくつか報告できることがありました。

大学の教員は、学問をした結果として、研究成果を論文として世に問うことになりますが、私の分野では、通常はまずは同じ分野の研究者の集まりである学会で発表することになります。

これに相当するものとして、3月18日から20日まで、日本ディスクロージャー研究学会の第2回ワークショップが開催されましたが、プログラム委員長としてその準備にあたりました。参加者の協力のおかげで、今回も成功裏に終わりました。以下の画像はその時の予稿集です。全部で200頁弱あります。

  

このような場で発表して、いろいろな意見をもらって、次に論文として発表します。次の例は同じ学会ですが、副編集委員長・担当常任理事をしている学術雑誌『現代ディスクロージャー研究』No.16が刊行されました。次の画像です。

 


このような雑誌は査読誌と言って、投稿した人の論文を全てそのまま掲載するのではなくて、内容によって採択するかどうかを決めます。この雑誌は特にレベルが高いことで知られています。

もう一つは、編集委員長をしている日本FP学会の学会誌『ファイナンシャル・プランニング研究』No.16も3月に刊行されました。ファイナンシャル・プランニングのことを詳しく知りたい人は是非学会のウェブサイトを見て下さい。大学生を対象とした賞もあります。


最後にご紹介したいのは、編集委員をしている日本保険・年金リスク学会誌です。こちらも第8巻第1号が3月に刊行されました。


この雑誌は、今月着任した米山高生教授も編集委員で、さらに日本保険・年金リスク学会の会長でもあります。

さあ、皆さんはどんな学問をしたいと思っていますか?

東京経済大学には、そのための教員・職員と設備がそろっています。

 

吉田 靖(よしだ やすし)

2017年3月20日月曜日

【学問のミカタ】スキップされるテレビCM(T_T)

2017.3.20

経営学部の本藤です。
おそらく受験シーズンは終わったので、大学生になった人も受験生になった人も、あるいは進級した人も進級できなかった人も、みんな4月からの新しい生活になると思います。
すべての人に・・・お疲れ様でした(^O^)/


今月の【学問のミカタ】で紹介する共通テーマは「SNS」です。
でも、他学部やセンターのブログで、SNSそのものに焦点をあてたコンテンツがあると思うので、ここではSNSが果たしているマーケティングのなかのプロモーション・ツールとしての役割を考えてみます。

突然ですが、みなさんはテレビCMを見て「これ欲しい!」と思ったことはありますか?
そう感じる時はどんな時ですか?

ちなみに、テレビCMで世界的な有名タレントを起用して、(日テレやTBSなどの)在京キー局でゴールデンタイム(19時~22時)に流すとなると、いくらかかると思いますか?
製作コストが(担当する制作会社、プロデューサー、ディレクターによって大きく変わりますが)ざっと数千万円、有名タレントとの契約料に数千万(ハリウッドスターになると億単位)、更にゴールデンタイムのCM枠を持っているD社やH社などの大手広告代理店の(とっても高額な)手数料が上乗せされて、(挿入する番組の視聴率によっても影響を受けますが)放映するスポット回数に応じて課金されていきます。

まぁ、かいつまんで言うと、テレビCMを流すには巨額の「広告料」が必要になるわけです(笑)


しかし、最近の社会的傾向として、ドラマであってもバラエティであってもリアルタイムで視聴されなくなってきているようです(スポーツ中継はリアルタイム視聴が多そうですが・・・)。
我が家でも、中学生と高校生の子供たちは、見たい番組を録画しておいて、夕食の時間に時間差で見るようになっています。
それが7時からの番組でも、夕食が7時15分からであれば、番組はリアルタイムでやっているにも関わらず、夕食の時間にあわせて最初から見始めます。コマーシャルは早送りでスキップして、45分程度で見終えることになります。


つまり、「巨額のコスト」を投じてテレビCMを制作して、CM枠を確保して、何度も繰り返して流しても、それを視聴する人がいなくなってきているのです。
そんな背景もあって、人気タレントを起用した話題のテレビCMを流したからヒット商品になったなんていう話を聞かなくなりました。


そもそもテレビCMのコストが高額にのぼるのはなぜでしょうか?
それは、他の媒体と比較してテレビを視聴する人数が圧倒的に多いので、商品認知率の向上に役立っていたという面もありますが、なによりも多大なる影響を及ぼしていた歴史的背景もあって、テレビや広告に関わって稼がなくてはならない企業や人が(必要以上に)肥大化している事実は否定できません。


でも、残念ながら、老若男女すべての人をターゲット(顧客)として想定した商品やブランドは急激に少なくなってきています。つまり、不特定多数の人々に対しての広告宣伝コストは、費用対効果として見合わなくなってしまっているのです。


そんな費用対効果の視点から、格別に高額なテレビCMなどのマス・メディアではなく、パワーブロガーと呼ばれるような「個人」的なメディアを広告メディアとして活用するケースが増えつつあります。
このパワーブロガーは、それぞれに独自の強みであるテーマを掲げています。ペット、掃除、料理、健康などなど・・・
様々なテーマを掲げるブログを読む人は、明らかに興味の方向によって選別されているので、メーカーがターゲットとする顧客群を探し当てやすいとも言えます。
何よりも、そのブログに関わっている人がテレビCMと比較して格段に少ないので、圧倒的に安く的確なターゲット顧客に情報伝達できる可能性があります。


とは言うものの、この「ブログ」はネット上の情報発信サイトと言えますが、実はそう簡単に読者が集まるものではありません。単にサイトを開設していても、多くの人が訪問するサイトになりません。そこに大きな推進役を果たしているのが「SNS」です。
具体的には、Line、Twitter、Facebook、Instagramなどですが、これは「人と人とのつながり」を連結させていくコミュニケーションツールです。
友達の友達が友達になって情報拡散するので、発信した情報の受信者の中に破格の数のフォロワーや友達を保有していると、短時間のうちに全国レベルで波及していく可能性があります。しかも、波及範囲は地域や国を問わない世界規模です(とは言うものの、言語の障壁があるので、基本的には同じ言語圏限定ということになりますね)。
つまり、発信力があって影響力のあるブログも、SNSのような“飛び道具”が、その影響力の大きな推進役を果たしているのです。


さらに、テレビは前述のような視聴スタイルなので、テレビCMは見ない人もネット上の広告は見たり、商品の口コミは読んだりするんですよね。つまり、自分たちの意思とは無関係に飛び込んでくる広告宣伝には興味を示さないのに対して、自発的にサーチをかけて広告動画を見ることは増えているんです。
最近では、SnSnapのように、Instagramで共有した写真をプリントアウトできるサービスの提供によって、ハッシュタグを付けたSNS投稿を促すプロモーションも急拡大しています。


いずれにしても、ネット上のサイトやYouTubeで情報提供したり、既に認知されている既存ブランドをリマインドさせるというゴールに向けて、SNSがこのようなプロモーション・チャネル(情報伝達経路)をつなげて、シナプスのように情報伝達を縦横無尽に支援しています。
そういう意味では、現在のプロモーション・チャネルは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のようなマス・メディアだけではなく、SNSの仲介によってマルチ・チャネル・プロモーションの時代と言えそうです。

文責:本藤貴康(流通マーケティング入門、流通論、地域インターンシップ担当)
本藤ゼミナールBLOG http://hondo-seminar.blogspot.jp/


【学問のミカタ】
他学部やセンターからも、同じ「SNS」をテーマとしたブログがアップされています。
高校生の皆さんは、他学部の【学問のミカタ】に是非ともお立ち寄りください。

・経済学部ブログ : 「つながることで増える価値」
・コミュニケーション学部ブログ : 「#春から○○」
・現代法学部ブログ : 「http://genho-tku.blogspot.jp/」
・センターブログ : 「いつでもそうだとはかぎりませんよ」






2017年3月14日火曜日

山本ゼミ、2016年度もTKU進一層賞受賞!! ② 五大学中小企業研究インターゼミナール ③ 東経大・多摩信用金庫共同シンポジウム

山本聡(中小企業経営論担当)です。東経大は入試も終わり、2016年度のイベントは卒業式を待つばかりとなりました。キャンパスはもう少しで桜が開花します。4月に新入生に会えることを楽しみにしつつ、山本ゼミ生の2月~3月の活動を紹介していきます。

山本ゼミ、2016年度もTKU進一層賞受賞!!

 以前のブログでも書きましたが、東経大では学生の活動を積極的に表彰しています。その場となるのが、3月のTKU進一層賞です。山本ゼミも昨年度に続き、

① 多摩の学生まちづくりコンペティション2016 優秀賞
② 学生知財活用アイディア全国大会2016 ファイナリスト賞
③ 学生知財活用アイディア全国大会 予選会 優秀用
④ 多摩信用金庫 フィードバック報告
⑤ 多摩大学AL報告祭 招待報告

といった功績が評価され、課外活動部門で受賞しました。山本は私用があり、当日は参加できなかったのですが、ゼミ生が下の写真を送ってくれました。


山本は不参加のため、他にどのような学生・団体が受賞したのかわからないのですが、そのうち、当日の模様が東経大NEWSや学部blogでの紹介があると思います。

五大学中小企業研究インターゼミナール

 2月11日に日本大学商学部で、恒例の五大学中小企業研究インターゼミナール(東経大、日大、帝京大、文教大、玉川大)を開催しました。山本ゼミも3班全部が研究成果を発表。他大の先生方に次年度につながる指摘を頂くことができました。



東経大・多摩信用金庫 地域活性化シンポジウム

 学生活動とは少しずれるのですが、山本がコーディネータを務めて、2月24日に4回目となる多摩信用金庫との共同シンポジウムを開催しました。相模原市の企業、自治体の方々とさいたま市の企業、公的機関の方々を招聘し、多摩の自治体、公的機関、企業の方々に講演とディスカッションをしてもらいました。もちろん、ゼミ生にも聴講してもらっています。山本ゼミではいろいろな企業、自治体・公的機関と広範囲に連携しています。その際に重要なのは、普段から、様々に協業し、顔を合わせることなのです。



以上、この3月までの山本ゼミ生の活動を紹介しました。それでは次にお会いするのは2017年度が始まってから。今から新年度が始まるのをワクワクして待っています!!

文責:山本聡(中小企業経営論担当)

2017年3月6日月曜日

東京都立多摩図書館移転オープンでさらに環境充実

流通マーケティング学科の丸谷です。16回目の執筆です。今回は大学の近所に素晴らしい図書館が移転してきたのでご報告いたします。移転してきたのは東京都立多摩図書館です。

私は本学の図書館や大学周辺の充実した環境についてはこのブログでも度々取り上げてきました。学業を行う上で環境は非常に重要です。その点本学の図書館は素晴らしいですし、非常に多様な取り組みを行っています。

とはいえ、一大学では限界もあることも事実です。そのため、本学では多摩アカデミックコンソーシアム(詳細はhttp://www.tku.ac.jp/tku/society/tac/を参照)を周辺大学と組織し、各大学の特徴を活かした補完的な関係を築いてきました。実際、私はグローバルマーケティングの担当教員なので、英文資料が豊富な国際基督教大学の図書館などの資料を取り寄せるなど非常に助かっています。

上記のように、本学の学習環境はこれまでも充実していたのですが、この度の東京都立多摩図書館の移転は更なる環境の充実につながると考えます。



東京都立多摩図書館は2017年1月29日に本学の隣の駅西国分寺駅徒歩5分の場所に移転してきました。急いでいる際には電車で行くのをお勧めしますが、私は今回本学から徒歩で行ってみました。

本学の周辺はカフェ激戦区であることは、2015年8月17日のブログ(http://tkubiz.blogspot.jp/2015/08/blog-post_17.html)でも取り上げていますが、今回は、このブログでも取り上げた、国分寺のカフェの名店「ねじまき雲(陽)」によってから行きました。本学からカフェまでは、15分程でそこから20分程で図書館に着くので、
いい感じのお散歩コースになっています。

図書館は都立武蔵国分寺公園の横にあり、私が訪れた日も多くの皆さんが遊んだり、散歩したりしていました。



東京都立多摩図書館の特徴は雑誌の充実です。多摩図書館は移転前の平成21年5月1日に、週刊誌から学術雑誌まで幅広い雑誌を収集・提供する「東京マガジンバンク」を開設し、所蔵タイトル17,000誌という数を活かした公立図書館としては初の雑誌の集中的サービスを実施してきました。移転後もそのサービスを拡充していました。刊行中の雑誌約6,000誌の最新1年分がいつでも見れる他、雑誌を仲立ちとした知的創造と交流の拠点を作り上げることを目指す「東京マガジンバンクカレッジ」も開設されていました(詳細は以下のサイト(http://www.library.metro.tokyo.jp/tabid/437/Default.aspx)を参照)。


私が伺った2017年2月23日も東京都立多摩図書館移転オープン記念展示「雑誌と絵本で世界を知る」がなされていました。

私は依頼されたパナマ経済に関する原稿を執筆するために、資料収集に行ったのですが、パナマ経済を支えるパナマ運河に関して特集した海事総合誌 COMPASSが所蔵されており、すぐにお目当ての記事を見つけることができました。

さらに、本学では期間限定所蔵であった商業関係の雑誌『販売革新』のバッグナンバーもすぐにコピーすることができました。

今回訪れた用事はすぐに済んだのですが、雑誌の充実ぶりに時間を忘れて図書館内をみて回ってしまい、3時間くらいすぐにたってしまいました。私はカフェの原稿も書いているので、全日本洋菓子工業会が刊行している『世界の菓子PGC』や全日本コーヒー協会広報・消費振興委員会監修の雑誌『Coffee Break 』は今後も利用できそうだなと見入ってしまいました。

図書館は平日午前10時~午後9時、土日祝午前10時~午後5時半までやっているようですが、疲れた方は図書館の中に本学のすぐ近くに本店(カフェも併設)があるパン屋さんキィニョンの7号店(イートインできるスペースあり)もオープンしているようなのでこちらを利用するのもいいかもしれません。


私は歩き回り疲れたので帰りは西国分寺駅前のカレーの名店すぷーんでカツカレーを食べて帰宅しました。


西国分寺駅前には、おすすめのカフェクルミドコーヒーもあるのでそちらもお勧めです。さらに充実した環境で有意義な大学生活を過ごしてみてください。

(文責 丸谷雄一郎(流通マーケティング学科 教授)

2017年2月26日日曜日

Japan Study Programの短期留学生と交流しました

 皆さん、こんにちは。経営学部教員の柴田です。
 東京経済大学では、海外の協定校・友好校の学生を対象に、日本語や日本文化を学んでもらう短期留学プログラム「TKU Japan Study Program」を毎年7月と2月に開催しています。今回は2月13日(月)から27日(月)まで、韓国の2つの大学と中国の5つの大学から来日した短期留学生14名が参加しています。歓迎パーティーの様子は、本学の大学ニュースでも紹介されています。
 この短期留学生の皆さんと、柴田ゼミの2年生が一緒にグループワークを進めて、23日(木)に発表会を行いました。

 一緒に考えてもらうテーマは、「日本のコンビニエンスストアは、中国や韓国に進出して、すっかり馴染み深い存在になっている。しかし、同じチェーン店であっても、いろいろと日本と違う部分がある。どこが同じで、どこが違うかを実際に店舗を調べて、なぜそのような違いが生まれるのか、その理由を考えよう。」というものです。東京経済大学周辺の徒歩圏にも、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3大チェーンのコンビニエンスストアが出店しています。まずはみんな一緒に店舗を見てまわり、その後、教室で「同じところ」「違うところ」をなるべくたくさん取り上げて、内容を整理します。下の写真は、みんなで話し合っているところです。

 話し合いの結果をもとに違いが生まれる理由を考えて、最終的にパワーポイントで資料作成して、短期留学生の皆さんに日本語で発表してもらいました。こちらの写真は、発表の様子です。

 経営学では、さまざまな国や地域で同じ製品、同じビジネスの仕組みを導入していくことを「グローバル化」、それぞれの国や地域の特性に合わせた別々の製品、別々のビジネスの仕組みを導入していくことを「マルチナショナル化」、あるいは「マルチドメスティック化」と呼びます。たとえばAppleが全世界に同じようなiPhone(厳密に言えば、ACアダプタのプラグ形状とか、電話会社ごとの電波方式に合わせて小変更を加えていますが)を導入していくことが「グローバル化」の典型ですし、日清食品が各国の味の好みに合わせたさまざまなカップめんを導入していくことが「マルチナショナル化」の典型です。実際のビジネスでは、その中間の状態で進められていくことが多いのですが、そのバランスは、環境の違いによる部分が大きいわけです。コンビニエンスストアを見ていると、日本ではどのチェーンでも店舗での商品販売だけでなく、公共料金、税金、年金の払い込みや、宅配便の発送、受け取りや、情報端末を使って大学入試の受験料の払い込みや、コンサートチケットの購入などを行うこともできます。また、来客が使えるトイレを用意しているところがほとんどです。しかし海外では、同じセブンイレブンであっても、商品販売以外の付加サービスは限定的ですし、来客用のトイレは見かけません。一方、中国や韓国では電子マネーの普及が進み、短期留学生に聞いても現金のたくさん入った財布を持ち歩くことはないと言います。(「マクドナルドで現金しか受け付けない、というので驚いた。」とも語っていました。)このあたりは日本より進んだ仕組みが導入されているようです。

 コンビニエンスストアの本部の海外事業担当者は、当然各国で違いのあることは充分承知しているはずです。しかし「こちらの方が、もっと便利な良い仕組みだ」と思えることを、全ての国に同じように導入しているわけではありません。ではなぜ、各国で違いが生じるのか?については、さまざまな理由があり、とても一口で説明できるものではないと思います。それを自分たちの身近な体験を通じて、少しずつ解明していくことが、大事な学びになるはずです。経営学は、私たちの身近なところから始まる学問なのです。