2014年12月31日水曜日

「教科書の改訂―グローバル・マーケティング(第5版)改訂に向けての取り組み」


流通マーケティング学科の丸谷です。4回目の執筆です。前回に引き続き、敢えてゼミ課外活動同様に重要だけれど退屈と思われがちな講義について取り上げてみたいと思います。私が担当している講義は、前回取り上げた「流通マーケティング入門」と「グローバル・マーケティング論」です。

今回は残りの「グローバル・マーケティング論」のテキストの改訂を現在行っているところなので、教科書の改訂についてとりあげてみようと思います。

私がこの内容を取り上げようと考えた理由は、高校までの授業と大学での講義の大きな違いの1つがこの部分にあるからです。

突然ですが、皆さん、「教科書検定」って聞いたことありますか?

よく歴史問題とかでニュースになったりしますが、あまりなじみのない言葉ではないでしょうか?

高校までの教科書は基本的に文部科学省の検定を通過したものだけが使われているのです(文部科学省のホームページに検定を通った教科書が掲載されていますが、その種類は多いとはいえません)。

大学教員は一部の基本科目を除いて多くの場合教える内容を自分で決めることができるので、教科書を自由に選ぶことができますし、多くの教員は自分で書いた教科書を使っています。私も今回取り上げる「グローバル・マーケティング論」に関しては、2006年に教科書を出版して以降自分で書いた教科書を使って講義をしています。

この科目に関しては、科目名称も「国際マーケティング論」からここ数年で「グローバル・マーケティング論」に変化しているのにも表れているように、内容も変化し続けている科目です。マーケティングは市場で行うことですから、企業が活動する市場範囲が拡大し、拡大した市場で行うことが変化すれば、内容自体が大幅に変わってしまうので、教えるべき内容も変化してしまうのです。実際、海外の大学で出版されているこの分野の教科書は非常に頻繁に改訂を行っており、その内容もかなり変化しています。

私が教員になった1999年と今を比較しても、日本企業の主な海外市場は北米から中国や東南アジアなどの新興国に変化していますし、その変化のスピードは年々加速しています。そのため、グローバル・マーケティングで教える内容も毎年変化しており、理想を言えば教科書も本来なら1年ごとに変える必要があるくらいです。

とはいえ、私も毎年改訂するほどの余裕はなく、出版事情の兼ね合いもあり、2006年に初版出版以降、2008年に第2版、2010年に第3版、2012年に第4版と改訂を進め、ちょうど今2015年4月に向けて第5版改訂を進めています。

改訂作業にあたっては欧米を含む基本内容にかかわる研究動向が載っている主要研究ジャーナルや主要教科書の変化を常にチェックすると同時に、履修者の皆さんから頂いている改善提案の募集が非常に役立っています。今回の改訂でも半分以上は皆さんの日頃の質問や改善提案をきっかけにしたものです(以下のフォーマットは改善提案を募集する際に利用しているフォーマットです)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私はマーケティングとは「個を互いに尊重し価値を高めあうこと」と考えていますが、皆さんの先輩である履修者の皆さんのご協力は私だけでなく、これから私の講義をこれから受講する後輩、私の書いた教科書を使って講義をなさっている諸先生やその講義を受講する皆さんのことも尊重し、価値を高め合う行為であると考えています。
丸谷雄一郎(グローバル・マーケティング論担当)
 


 
 
 
 
 
 

2014年12月18日木曜日

Step Forward

みなさま。
寒さが厳しさをます中、風邪などひいていませんか?
流通マーケティング学科の森岡です。

先週土曜日、経営学部では合同ゼミ研究報告会が開催されました。
5号館の各会場で経営学部のゼミに所属する学生が日頃の成果を懸命に発表していました。80にも迫ろうかという報告数を考慮すれば、まさに経営学部の冬の一大イベントと呼ぶにふさわしいかもしれません。

そのような報告の中には、学外の大会・コンテストにおいて表彰されたものも含まれていました。大学生観光まちづくりコンテスト、多摩大学生まちづくりコンペティション、Risk and Insurance Seminar、KUBICなど学外に出て、厳しい環境で戦い抜いてきた各報告は、東経大の経営学部を象徴するようなものであったと言えるでしょう。

しかし一方で、そのように光り輝いて見える部分の背後には、相当な失敗や挫折が積み重ねられていることを忘れてはなりません。言葉に表すと簡単ですが、それを実際に経験している者にとってはそうではありません。言葉にならない悔しさ、涙、そして血の滲むような努力。本当は逃げ出したかったのかもしれません。

厳しいようですが、その経験を乗り越えてもなお、戦いに勝ち残るのは一部です。また、目に見える結果こそ、世の中の評価対象になるのです。そうすると、勝ち残れなかったという結果には何の意味もないのでしょうか?

答えは是であり、否です。

もし、悔し涙を流すのみであれば、勝ち残れなかったことは何の意味ももたらさないかもしれません。しかし、それを本当の意味で糧にして、いかにして勝ち残れるのか、いかにしてよりよいものにできるのか、考えて考えて進み続けるのであれば、勝ち残れなかった結果は、そのときに必然として起こったことであって、次のステージへ進む原動力となりえるでしょう。

今、それを無に帰すか、進み続けるか。

少しでも多くの高校生・1年生の皆さんが、真なるものに目を向けて、この報告会を更に活性化してくれることを期待したいと思います。


文責:森岡耕作(マーケティング論・他担当)

2014年12月9日火曜日

流通論って何を勉強するの?

 こんにちは。
 流通論を担当している本藤貴康です。
 ずっと「流通論担当」という自己紹介をしてきたように思うのですが、流通論と言ってもピンと来ない人も多いかもしれませんね。簡単に言うと、流通というのは商品流通のことをメインに考える研究領域になります。

 商品流通というのは、大きく見ると「メーカー」⇒「卸売業」⇒「小売業」⇒「消費者」という流れ(チャネル)になるのですが、このメーカーから消費者までの売買活動や売買行為全体の流れ(金額)が大きくなると“経済が活性化”するということになるわけです。
 モノ不足の時代であれば、メーカーが如何に効率的に大量の製品を送り出すかがその鍵を握っていて、モノ余りの時代であれば、消費者が如何に多くの商品を購入するかが鍵を握ることになります。そういう意味では、いまのような時代には「小売業」と「消費者」の間の流通量(販売量)を増やすことが社会的要請でもあり、ここがボク(本藤)の研究領域のメインステージでもあります。

 そこで注目されているのが、ここ2年くらいで急激に注目度が上がってきた統計学やデータ分析というアプローチ手法です。これは数学が必要な印象を受けますが、そんなことはありません。それよりも重要なのは「仮説構築」です。「こうした方が買いたくなるんじゃないかなぁ」とか「こういう言葉を使った方が分かり易いんじゃないかなぁ」とか「スーパーマーケットよりもネット販売でしょ」という仮説です。そして、この仮説に基づいて店頭実験をしたり消費者調査をしたりして、その仮説をブラッシュアップしていきます。その結果は、構成比で分析したり、売上の数量や金額を比較したりして検証します。実際のメーカーや卸売業や小売業のビジネス現場でも、データ分析の基本は円グラフ(構成比)や棒グラフ(絶対値比較)や折れ線グラフ(比率比較)です。小学校や中学校でやるデータ分析レベルです。

 このあたりはボク(本藤貴康)の得意分野です。近年急速に広まりつつあるID-POSデータの実践的な活用方法について、ゼミでは既に導入しているのですが、今年度は12月から授業(
流通論)でも教え始めました。ボクの授業やゼミでは、数学ができなくても全くハードルのないデータ分析アプローチです。
 もちろんネット上のビッグデータを考えると、推計統計学を本格的にできた方がいいに決まっています。数学にアレルギーがなければ、これからそのスキルの価値が落ちることのない先進的な統計学のスキルは、同じ流通論を担当していて、マーケティング・リサーチ論を教えている田島先生が東経大で教鞭をとっています。この先生が、超難解な統計学をメチャクチャに分かり易く教えてくれます。流通分野に関しては、実務営業色の濃いボク(本藤)と統計学などのスキルにつながる田島先生というのは東経大流通分野自信の布陣です。
 マーケティングと流通というのは研究領域が重なりまくっていて、なかなか線引きができないのですが、マーケティングについても、サービス・マーケティングの北村先生はきめ細かな講義や演習は定評がありますし、ソーシャル・マーケティングの小木先生はマーケティングの視点を教えてくれます。海外流通に詳しいグローバル・マーケティングの丸谷先生、アカデミックな本流のマーケティングを教えている近藤先生と森岡先生はマーケティングの全体像を体系的に教えてくれます。あらためて挙げてみると多士済々です。流通分野やマーケティング分野での専門知識を学ぶ上で、東京経済大学は素晴らしい環境があります。

(文責:本藤貴康)

2014年12月2日火曜日

中小企業講演会・ゼミ説明会&山本ゼミの外部報告とオープン・ゼミなど

皆さん、こんにちは

山本@中小企業経営論・担当です。紅葉の季節もそろそろ終盤。本格的な冬の季節の到来で、寒くなってきましたね。

さて、東京経済大学 経営学部では、学生に新たな学びの機会を提供しようと日々、試行錯誤しています。今日はそんな経営学部の取り組みを紹介します。そして、その延長線上に、ちょっとだけ、山本ゼミの最近の活動を報告します。


1.多摩地域の中小企業講演会

 経営学部の加藤先生の企画で、通常の授業の枠外で、多摩地域の優れた中小企業の経営者の方々にご講演を頂くものです。10月以降、大体、1ヶ月に一回のペースで開催されています。
この企画は多摩信用金庫さんのバック・アップを頂いており、山本も幾つか手伝わせてもらっています。学生にとっては、普段、教室で学んでいる経営学に関して、「経営者の想い」や「企業の現場」を学ぶ場としても、とても有用なはずです。

           
                           多摩信用金庫の方の講演。講演者は東経大の卒業生です。                                    


 なお、同じような企画として、経営学部の柴田先生の「多摩地域の中小企業訪問バス・ツアー」があります。山本も参加しますが、そのうち本blogで柴田先生がこの企画をご紹介なされるのではないかと思います。皆さん、お楽しみに。


2.経営学部ゼミ説明会
 
 経営学部ではゼミ活動が盛んなのは、このblogの読者の皆さんは既にご承知だと思います。経営学部では、加藤先生などが中心になられて、


「どのゼミがどのような活動をしているか」

といった情報を一年生によりよく理解してもらうため、11月上旬から4週間、お昼休みに交代でゼミ説明を行っています。毎回、多くの一年生が参加して、熱心に話を聞いてます。山本ゼミでも、11月11日と21日の2回、ゼミ説明をさせて頂きました。その後、多くの一年生が山本ゼミのオープン・ゼミ(一年生が個別のゼミを見学すること)に参加してくれました。ゼミ説明会の後、こうした光景は、経営学部のそこかしこで見られているのではないかと思います。


11月11日のお昼のゼミ説明会(ちょっと暗いですね)



その後、一年生13名が山本ゼミのオープン・ゼミを見学しに来てくれました!!





3.多摩地域 まちづくりコンテスト&多摩大学での外部報告
 
  さて、山本ゼミでは11月8日に中央大学で開催された「多摩地域まちづくり・コンテスト」で報告してきました。ここに参加したことがきっかけとなって、多摩大学のイベントでも報告することになりました。こうやって、いろんな縁が生まれていっています。東経大では授業やゼミ、そして、学内外の様々な企画のなかで、いろんな学びの機会があるんですね。


まちづくり・コンテストでの山本ゼミ生の集合写真



(文責:山本聡)

2014年11月16日日曜日

ブランディンングのなせる業!(小木ゼミ通信 vol.6 ~近況報告&企業コラボ&ゼミ説明会・オープンゼミ 他~)

 マーケティング論担当の小木です。
 前回vol.5(http://tkubiz.blogspot.jp/2014/09/vol5.html)は多くの方に見てもらえたようで、ありがとうございました。あのあと「シンデレラエクスプレス」(作・わたせせいぞう)が無事に届き、家の階段に飾っていつも眺めています(vol.5参照のこと)。

 ところで、小木ゼミでは後からも紹介しますように「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」をイーグル製菓と一緒に進めています。その関係で、私は最近できるだけ様々なお菓子を食べ歩いて自主研究しているのですが、先週、いま話題の「Garrett ポップコーン」をお土産でいただいて食べてみました。

味は濃いのですが、、、、
私の口には合いませんでした。
というか、普通のポップコーンだと思うけど。。。

 値段はかなりの高額(信じられません)。でも原宿では長蛇の列(信じられません)。どこがつくっているのかなあと思い、入れ物缶の底を覗くと「ジャンパンフリトレー」の文字。ん?ジャパンフリトレーといえば「Mike ポップコーン」の会社で、カルビーの100%子会社だよなあ。ということは、カルビーがペプシコからフリトレーブランドを借りてきてやっているようなものか(フリトレーはペプシコのスナックブランドなのです)。そこでMikeポップコーンも食べてみました。garrettとほとんど変わらないように感じました。。。

たかがポップコーン、されどポップコーンか。。。

 結局、ブランディングさえうまくやれば(ブランドさえ構築できれば)、ヒット商品は軽く生み出されてしまうのだなあと、高島屋で購入した安納芋を頬張りながら思うのであります。。。。こいつは、かなりうまい!



 さて、小木ゼミ通信も6回目となります。
 本日は、次のラインナップとなります。
1.小木ゼミの近況報告
2.小木ゼミの進める企業コラボの進捗状況
3.小木ゼミに関わる今後のスケジュール(ゼミ説明会・オープンゼミ)
などなどです。

 1.小木ゼミの近況報告と今後のスケジュール

Vol.5以降、小木ゼミの活動はその活発度を増しています。

 

①ゼミ合宿(9月14日~17日 草津温泉)

総勢40名での合宿は、あいかわらず激しいゼミ合宿でしたが、2年生の団結力が増したこと、3年生がたくましく成長したこと、4年生が立派な大人(社会人)に見えたこと、本当にうれしく思える合宿でした。ちなみに、今年も無事、4年生12人は全員就職が決まりました!

夏合宿 2014 集合写真

小木ゼミ伝統行事 愛の劇場
小木ゼミ伝統行事 愛のエプロン大会

 ②進一層トライアル採択

9月19日に大学が進める「進一層トライアル」に小木ゼミが採択されました(50万円をいただきました)。昨年のゼミGPに続くW採択は、史上初の小木ゼミだけの称号なのです。がんばるぞ!



 2.小木ゼミの進める企業コラボの進捗状況

 小木ゼミでは、個人研究以外に、次の3つの領域で企業・NPOとのコラボ企画を進めていますが、その進捗状況をお知らせいたします。

①.商品開発プロジェクト 
*「こんなお菓子あったらいいな」プロジェクト
  イーグル製菓・鈴木栄光堂×小木ゼミ コラボ
 

②.地域活性化プロジェクト
*Webサイト「国分寺物語」の企画・運営・取材・制作
  JAZYブランディング&Nipponia Nippon×小木ゼミ コラボ

 
③.国際貢献プロジェクト
*健康ランチ販売プロジェクト(貧困国支援活動・年2回)
  TFT(Table For Two)×東経大生協×小木ゼミ コラボ

 
をご紹介いたします。


①「こんなお菓子あったらいいな」プロジェクト

本プロジェクトは、夏休み後の各人による企画書提出をみて、今一度グループでの検討を促し、グループ自体の再編を行いました。イーグル製菓からは、優秀プレゼンには豪華賞品が提供する旨のお話しがありましたが、私からは一旦ペンディングしてもらい、本当に優秀なプレゼンであった場合に再度検討してもらうようにしました。来年2月には、イーグル製菓の社長に対するプレゼンを行います。
 現在、12月17日(水)2時限のゼミ内選考会にむけ、各グループが最後の追い込みをしている最中です。オープンゼミですので、1年生の皆さんはどうぞ見に来て下さい。

②Webサイト「国分寺物語」


 この間、国分寺市役所、西国分寺いずみホール、野村不動産プラウドマンション国分寺に絡むプロジェクトなど、様々な難題と格闘してきました。また、10月には国分寺第2中学校・1年生全体に対して、Webサイト「国分寺物語」の講義をゼミ生がレクチャーしたことも興味深い成果となりました。これらをまとめたものを、「国分寺物語」シンポジウム(12月10日水曜日2時限・E202教室)の中で報告したいと思います。当日は、オープンゼミとなっておりますので、特に1年生の皆さんや地元の皆さんはどうぞ見に来て下さい(外部の方もOKです)。

 

③ランチ販売プロジェクト:TFT×生協×小木ゼミ コラボ

本年度の「TFT(Table For Two)×東経大生協×小木ゼミコラボ:健康ランチ販売プロジェクト」ですが、ようやく日程などが決まりつつあります。東経大・小木ゼミが進める本プロジェクトは、今回で第4弾になりますが、東京都内の大学でもまだ数校しか行っていない取り組みです。本プロジェクトは、皆さんが購入してくれた健康ランチの売上の一部をアフリカの子どもたちの給食に寄付させていただくものです。

 今回のランチメニューは、その名も「2種ルゥ☆ふわとろオムライス」です。Wソース(ハッシュドビーフとホワイトカレー)のオムライス きのこミックス添えです。小木ゼミ生と生協の方々との話し合いが11月から行われ、ネーミングやプロモーションなど練りに練って、いよいよ12月1日からの発売が決定しました。ぜひぜひご賞味のほどお願いいたします。

健康ランチ名:「2種ルゥ☆ふわとろオムライス」(410円)

販売期間:12月1日(月)~12月12日(金)

場   所:東経大生協食堂

 
試食会の模様

これが「2種ルゥ☆ふわとろオムライス」

 「2種ルゥ☆ふわとろオムライス」を買ってもらうと、410円のうち「20円」分が食事に困まるアフリカの子どもたちの給食にTFT(Table For Two)を通じて寄付されることになっています。これもひとつのソーシャルビジネスの形ですね。


 3.小木ゼミにかかわる今後のスケジュール(ゼミ説明会・オープンゼミなど)

 ①11月・12月の小木ゼミスケジュール

11月19日(水) 2年生個人研究終了
11月20日(木) TFT×小木ゼミ×生協 ランチ企画 試食会
11月22日(土) 小木ゼミOBOG会(企業コラボ発表会を含む)
11月26日(水) 小木ゼミ生だけに対しての某企業による就職セミナー開催
12月3日(水) 経営学部ゼミ研究報告会予行練習【オープンゼミ・F304】
12月10日(水) 「国分寺物語」シンポジウム【オープンゼミ・E202】
12月13日(土) 経営学部ゼミ研究報告会 小木ゼミからは4つエントリー
          終了後 忘年会
12月17日(水) 「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」ゼミ内選考会【オープンゼミ・F304】
          終了後 小木ゼミ伝統行事 クリスマスパーティー


②ゼミ説明・オープンゼミなどの日程

11月10日~12月5日までのお昼休みに行われているゼミ説明会は大盛況ですね。小木ゼミも11月26日と12月5日に登場します。ご興味のある1年生はぜひ参加して下さい。

(ゼミ説明会)
11月19日 ゼミ連主催ゼミ説明会(5~7限 F号館4階の小木ゼミブース)
11月26日 小木ゼミ説明会12:15~12:50 E002教室(小木ゼミは12:30~)
12月5日 小木ゼミ説明会12:15~12:50 E002教室(小木ゼミは12:30~)

(オープンゼミ〈終了後、ゼミ座談会〉)
12月3日(水) 経営学部ゼミ研究報告会予行練習【オープンゼミ・F304】 
12月10日(水) 「国分寺物語」シンポジウム【オープンゼミ・E202】
12月13日(土) 経営学部ゼミ研究報告会(小木ゼミは4つ発表します)
12月17日(水) 「こんなお菓子あったらいいなプロジェクト」ゼミ内選考会【オープンゼミ・F304】

*興味のある方は、小木ゼミTwitter(@ogi_seminar)で確認してください。


 文責:小木紀親

2014年11月10日月曜日

ショッピングの科学に気づけるか

こんにちは。流通マーケティング学科の北村です。
今日は「経営学部50周年・大学院経営学研究科30周年」を記念して11月8日(土)に開催されたシンポジウムについて報告します。

会場は出来立てほやほやの、「大倉喜八郎進一層館(通称:Forward Hall)」でした。本学では今年の4月から新図書館が稼働したことに伴い、旧図書館をホールその他に改修する工事をしてきましたが、つい先日完成したのです。
http://www.tku.ac.jp/news/014378.html

ちなみに新図書館は、2014年度グッドデザイン賞を受賞したそうです。
http://www.g-mark.org/award/describe/41636?token=f4BISdNv8Y

なお、旧図書館も、1968年度日本建築学会賞を受賞しています。それほど素晴らしい建築物なので、建て替えるのではなく、改修工事で今後も活用することにしたというわけです。


前置きが長くなりました。当日は、「少子高齢化時代への企業イノベーション―明日への経営戦略・マーケティング戦略を探る―」をテーマに、講演および討論会が開催されました。学外からは、花王カスタマーマーケティング(メーカー系販売会社)、三菱食品(食品卸売)、サミット(食品小売)から、パネリストをお招きしました。

講演を聴いていて、改めて感じたのは、他社同士とはいえ、メーカー・卸売業者・小売業者の三者が協力しなければ、消費者のニーズを的確に捉え、対応することはできないということです。

読者の皆さんが日常的に見ているのは、おそらくスーパーやコンビニなど小売の現場だけだと思います。そこで「いいな」と思った商品を買っているわけです。

しかし、なぜその商品を「いいな」と思ったのか。そして、なぜ「その店」でそう思ったのか。これらを突き詰めて考えてみて下さい。

まずは、商品に興味が涌かなければ、買いたいとも思わないでしょう。そこでメーカーは、新製品が出るときは特に、積極的にTVCMで宣伝します。しかし、その商品が人気を博し、品切れを起こしてしまっては、店頭に並びません。よってメーカーは需要の大きさを見極め、綿密な生産計画を立て、在庫を積み上げておかなければなりません。同時に、小売店もお店の客層にとって、どの位売れそうかを見極め、販売会社や卸売業者に早めに発注しておかなければ、商品を入荷できません。

といっても、これはどの店でもやっていることです。なぜ皆さんは、「その店」で買いたいと思ったのか。これにも三者の協力があります。

その商品を入荷していても、店頭で目立たなければ、皆さんはその商品に気づくこともなければ、TVCMを思い出すこともないでしょう。よって、小売店は重要商品を、お店の中のどこに陳列するか(棚なのかレジ横なのか、棚なら何段目か、など)、よく考えなければなりません。これは「棚割り」と呼ばれ、実務では小売業者ではなく、卸売業者が小売店に棚割りを提案していることも多いです。さらに、メーカーも、小売店向けに、商品をより目立たせるためのグッズ(例えば小型ディスプレイや、ポスターなど)を提供したり、時には販売員を派遣しています。もちろん小売店も、お店の客層にとって買いやすいと思う価格を付けるだけでなく、店員おすすめの一言を書いたメモ(POPと呼ばれます)を貼ったりするなど、積極的に販売促進しています。

これだけ頑張っても、思うように売れない商品も、もちろんあります。その際は、メーカーはパッケージが悪かったのか、卸売は小売店に提案した陳列が悪かったのか、小売店は値段が悪かったのか、などと、それぞれが仮説を立てます。それについては、小売店のPOSデータや店員の証言を卸売やメーカーにフィードバックしたりして検証し、その結果は既存商品の改善や、次の新商品の企画に生かされます。

こう考えてみると、皆さんが小売店で「ふと」「たまたま」買ったと思っていたとしても、実はメーカー・卸売・小売各社の多大なる努力と戦略、および、これら三者同士の協力が、皆さんの購買行動につながったと言えそうです。つまり、「買い物は科学の対象」なのです。

今度小売店に出かけたときは、消費者としてではなく、メーカー・卸売・小売の人間のつもりで、あれこれ考えてみて下さい。「なぜこんなパッケージにしたのかな?」「この棚ではなくあちらの棚に並べればよいのに・・・」「この値段では特売品に負けるよね」というように、気づくことが多々あると思います。こういう視点や疑問を持つことが、社会やビジネスに目を向ける第一歩です(このメッセージは、野球球団の運営というトピックで書いた前回のブログでも、やはり伝えましたhttp://tkubiz.blogspot.jp/2014/09/blog-post.html)

最後に、本のお勧めです。「買い物は科学の対象」と言いましたが、その名もずばり「なぜこの店で買ってしまうのか―ショッピングの科学―」(早川書房)という本があります。今は文庫本も出ていますので、よかったら読んでみて下さい。

文責:北村真琴(流通マーケティング学科 准教授)

2014年11月3日月曜日

復興への道のり


経営学部の関口和代です。
今回は、三陸海岸を訪問して感じたことについて記したいと思います。

所属する学会の関係で、10月下旬に2泊3日の日程で訪問しました。
東京から新幹線で盛岡に行き、そこからはレンタカーで周りました。
盛岡→北山崎→田野畑→宮古→田老→大槌→釜石→大船渡→
陸前高田→気仙沼→南三陸→石巻→仙台と、大変な距離を移動しましたが、
感慨深い出張となりました。

整地・工事・建設中のところも多かったのですが、
更地のまま、あるいは爪痕の残るところも多く、
全体的な感想としては、「まだまだ」というよりも、
「先はとても長い」という印象です。

 
 
 
 
 
 
 












 
 
 
  
 









今回は、漁協の方、企業の方、商店街の方に
いろいろなお話を伺うことができました。
津波で、ご家族、ご自宅、工場や船等を失いながらも、
復興に尽力されている、
ご努力されている方々のお話をお伺いし、
微力ですが、今、私ができることをする、
そして記憶を風化させないことを心掛けたいと思います。










 
東京経済大学でも、
「東日本復興支援職員有志の会」の方が定期的に
「学生災害ボランティア派遣」を実施してくださっています。
今年度もすでに、5・6・8・9月と4回派遣(約160名)されています。
http://www.tku.ac.jp/renkei/area-center/volunteer/

また、災害ボランティアサークルも活動していますし、
地元の方とボランティア活動をしている学生もいます。
http://www.tku.ac.jp/news/013215.html
http://www.tku.ac.jp/news/013514.html


今回は、岩手と宮城の一部地域を駆け足で周っただけですが、
それでも多くの気づきがありました。
メディア情報だけではわからない生々しく重い話もお伺いしました。
各地域の事情と合致しない支援策の一律的な運用、
縦割り行政の弊害、非効率な運用と無駄遣い等の課題も山積していますが、
3年半が経過した今、一層の精神的な支援が必要とされているように感じました。

今も、多くの大学生・院生、研究者の方が全国から集まり、
定期的かつ恒常的に彼の地で活動されています。
また、定期的に訪問し、商店街の復興支援としてインターネット販売の仕組みや
イベントを手掛けたりする大学やゼミもあるとのことでした。
ゼミ生の何人かは、上記ボランティア派遣や地元での活動に参加していますので、
私も、ゼミあるいは関連領域のゼミとの連携による支援について、
今後検討したいと考えています。